三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
・地球外文明は存在するか、もし存在するとしたらどこにいるのか。天文学の発達以来、この問題はずっと人類を悩ませてきた。概算を大いに得意とする物理学者エンリコ・フェルミはこの難題について、ある矛盾を指摘した──簡単な推定によれば、地球外文明が存在する可能性が極めて高いにもかかわらず、...
・地球外文明は存在するか、もし存在するとしたらどこにいるのか。天文学の発達以来、この問題はずっと人類を悩ませてきた。概算を大いに得意とする物理学者エンリコ・フェルミはこの難題について、ある矛盾を指摘した──簡単な推定によれば、地球外文明が存在する可能性が極めて高いにもかかわらず、私たちはそれが存在する証拠を全く見つけてこなかった。この矛盾は後に「フェルミのパラドックス」と呼ばれるようになる。
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いやーーーー、こわいーーーーつらいーーーーーけど面白かった 三体第二部読了 面壁者たちの行く末、失敗とか成功、とかじゃなく 全てが必要だったってこと?? 結果論からすると、新天地目指さんでも良かったってこと? 合理的に考えるとただ一つの道なんだろうが それを成し得る、結果に耐えうる、のか?? 彼らはもう戻れない道をいく 第三部は彼らの話になるのか?? 水滴が大殺戮を行なってる時より 残った艦隊同士が他艦を攻撃した時の方がショックが大きいのはやはり人間同士、だから何だろうなあ 題名黒暗森林、の意味に愕然 みんな仲良く、なんて人間同士でも無理なのに、 いわんやおやってこと!! つ、ツライ。真理すぎてツライ いやいやほんま陽の光なんて刺してくる可能性あるんですかーーー。 あ、一部の主人公の学者さん長生きしたらしいのが嬉しかった
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前半の面壁計画が明らかにされるくだり、ちょー面白かった。特にレイ・ディアスの計画が、規模が大きすぎて笑ってしまった。水滴が出てきてからは、結構苦しかった。星間地球のゴタゴタは辛い。最後、愛が出てきて何だか拍子抜け。綺麗にまとめなくていいので、3期待してます
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面壁者とか破壁人とか面白すぎる。 人類の未来を個人に託してしまうなんて、終末過ぎて笑ってしまう。 未来の都市、新しい国家、未来人と冬眠人の対比、どの設定も面白かった。未来の人の方がメンタルが弱い。というか、200年前の人の方が鈍感で生きやすいというのも納得。 黒暗森林という理論には溜息。 黒暗森林…宇宙は暗黒の森。あらゆる文明は、猟銃を携えた狩人で、幽霊のようにひっそりと森の中に隠れている。自らの存在を曝す生命はたちまち一掃されるという、永遠に続く脅威。 猜疑連鎖…敵か味方かをコミュニケーションで判断できない状況。宇宙ではコミュニケーションも沈黙も役に立たない。 宇宙文明の公理…①生存は文明の第一欲求である。②文明は絶えず成長し拡張するが、宇宙における物資での総量は常に一定である。 ルオ・ジーの恋愛物語は怠いのでほぼ読み飛ばしました。 物語は完結したのにまだ続くのね。
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かなり時間がかかった。 スケールがでかいのに解決の仕方は個人的なものがかかわっているのが面白い。 人の思いがつないだ結末と思うと、人間ドラマだなと思った。 ファンタジーな謎がいくつか残っていたがこれは次のお話で明かされるのか…?が少し気になった。 描写がしつこいところがあり、それゆえに長い気もしたが、これは好みの部分もあるかも。 未来の描写はワクワクするし、終わり方は予想がつかなくて面白かった。
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苦労して読んだ甲斐があった 面白かった ただ伏線っぽいけど特に意味なかった話が多かったので不要なところは見極めてすっ飛ばしても良さそう 上の最初の石油王?の件とか何だったんだよ ハインズの装置起因の逃亡主義の存在とかも言及されなかったし IIIで回収されるのであればすいません IIIがあるのは知っていたので俺たちの戦いはここからだパターンで終わるかと思いきや撤退までさせていて驚いた ここからIIIどうすんだろ でもラストではまだ智子残ってたし諦めないぞってメッセージなのかも 章北海が根っからの逃亡、敗北主義なのは意外だった そして退場もかなりあっさりでめちゃくちゃ不合理だった 探索機みんなで見に行こう->壊滅はあほ過ぎて笑えない
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「三体」第二部下巻。 人類社会全体の安心感というか、危機感の欠如がとにかく違和感を感じながら読みはしめた下巻。大峡谷時代という混乱の時代を乗り越えたとはいえ、その時代を伝聞で経験することもおぼつかない身としては、不安しかない。読者であるのに、まるで冬眠から覚めたかのように時代感...
「三体」第二部下巻。 人類社会全体の安心感というか、危機感の欠如がとにかく違和感を感じながら読みはしめた下巻。大峡谷時代という混乱の時代を乗り越えたとはいえ、その時代を伝聞で経験することもおぼつかない身としては、不安しかない。読者であるのに、まるで冬眠から覚めたかのように時代感覚に適合できていないという感覚は、面白い読書経験であります。「三体」の物語世界に拒絶されているようでもありながら、違和感が冬眠者と共通する感覚であるという意識の共有ができているようです。 三体世界が安心安全の存在という夢想と幻想を完膚なく叩き潰した水滴。 異世界からの侵攻。この字面から想像していたのは、宇宙艦隊の大決戦という地球艦隊と同じ想定だった自分を叩き潰してくれました。そもそも三体世界と地球文明の間には、太刀打ちできないほどの文明としての力の差があるというのは明示されていたのに、同レベルの戦争を想像している時点で浅はかであるというしかない。 『ヤマト』『エンダーのゲーム』『トップをねらえ』のような戦闘ではなく、一方的な蹂躙にある地球艦隊。この局面の打開するためには何があるのか。00クアンタみたいな特異点があるわけでもない。 羅輯が導きだした結論は脅迫。 脅迫でいいのか、いいんだろうな。自爆スイッチを見せびらかして、共倒れの覚悟があるのならかかってこい、ということなのだから。 第二部タイトルの「黒暗森林」。その意味を語る羅輯と史強の場面は、暗闇の静かさと深さ、そしてそこに潜んでいる怖さと悪意を提示します。 安全を手に入れたはずが、さらなる脅威を知ることになってしまう。 この物語にハッピーエンドというものはないのだろうか。 誰かの悪意から身を守るために、さらなる悪意を利用しなければならない。ただ延命を図るだけの選択のような気がする。 トンネルはいずれ抜ける、やまない雨はない。でも、トンネルを照らす灯りは欲しいし、雨を遮る傘は欲しい、と思った上巻。 そのトンネルが崩壊直前、雨のせいで洪水直前だとは思わなかった。 敵対勢力撃破成功、これで地球は救われました!という大団円は見えなくなってしまったなぁ。 この森の中で生き延びることができるのか?
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面壁者、レイディアスは地球諸共破壊する計画を立てるが最後は祖国の人民にやられる。 200年後終末決戦に勝利を確信した人類であったが1機の探索機である水滴に艦隊は滅亡指せられる。 ルオジーは再び面壁者として期待される。 人類の嘲の中、ルオジーは座標を知らせる方法を編み出し、三...
面壁者、レイディアスは地球諸共破壊する計画を立てるが最後は祖国の人民にやられる。 200年後終末決戦に勝利を確信した人類であったが1機の探索機である水滴に艦隊は滅亡指せられる。 ルオジーは再び面壁者として期待される。 人類の嘲の中、ルオジーは座標を知らせる方法を編み出し、三体世界の撤退に貢献する。
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宇宙に人類以外の文明は存在するのか? もし他の惑星に高度な文明社会があったら、どうするべきか? 侵略目標とされた地球(太陽系)の運命は? リアルの科学に忠実なSFでありながら謎解きと伏線回収がミステリー作品という贅沢さ 世界的ヒット作
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正直いって途中で中だるみを感じたが、終盤からめちゃくちゃ綺麗に展開していってミステリの種明かしパートを読んでいる気分だった。これで終わりと言われてもうなずけるが、まだ続きがあるらしい…(たしかに色々残った問題がある)
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