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三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.5

334件のお客様レビュー

  1. 5つ

    181

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2020/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いっぺん読んで、オモロかったけど色々読み飛ばしてる気がしてもう一回「三体Ⅰ」から通して読んだらやっぱりだいぶ読み飛ばしてたわ。あれだけ最強に見えた三体人を最後交渉の場に引きずり出すとか人類もまだ捨てたもんやないとか、とはいえ進化の方向というか宇宙の真理ってそっちなの?って暗くなったりいろいろ忙しい。

Posted byブクログ

2020/07/14

SF小説ってそんなに読んでないのかもしれないが、映画とか含めて、今まで自分がみたり読んだりしたSF作品のなかで1番面白いと感じた! 黒暗森林って何のことだろうって読みながら思ってたけど、そういうことか!! 自分も宇宙社会の真理がそうだとしか思えなくなってきたw 未来の文明、すごす...

SF小説ってそんなに読んでないのかもしれないが、映画とか含めて、今まで自分がみたり読んだりしたSF作品のなかで1番面白いと感じた! 黒暗森林って何のことだろうって読みながら思ってたけど、そういうことか!! 自分も宇宙社会の真理がそうだとしか思えなくなってきたw 未来の文明、すごすぎ。想像力をかきたてられまくった。IOTと合成生物学が発達したら、あんな感じなのかもな。個人的にはサイボーグ化とかもしてるような気がする。 それでも、あくまで量子世界とかのことは分からないままでの技術。量子世界だったり、重力場だったり、時間を理解できるようになったら、どんな世界になるんだろう。自分が生きてるうちは無理なのかな。とか考えて勝手にちょっと寂しくなったw 終わり方めっちゃ好き、1作目をはるかに越す面白さでびびった。前作が本当に序章に過ぎなかったんだってことがよくわかった。

Posted byブクログ

2020/07/12
  • ネタバレ

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I は最初から最後まで終始「何が起こっているんだ」と頭を抱えながらジェットコースターのような気分で読み続ける感覚があった。それに比べると、何が起きているのかはある程度見えてしまい、ミステリ的要素を失った II は、個人的には比較的単調に感じた。興奮できたのは最後の3割ぐらいで、それ以外はそこまででもない、という具合。もちろん全体の構成上、最後までカタルシスを温存して、それ以外の部分は長大な「溜め」の部分なので致し方ない。 結末は非常に面白くて、フェルミのパラドックスをゾクゾクする形で持ってきてくれたし、こうなるとは予想外だった。まさか終末決戦を待たずして、三体世界との決着がついてしまうだなんて。地球も三体世界も、読者さえもペテンにかけて、2つの文明を人質に脅迫を行なった羅輯は、まさに面壁者そのものだった。 不満もいくつかあって、1つがその面壁者に対する作中での扱い。面壁者のことは表面的な振る舞いから評価してはならないはずが、結局その原則が貫かれたのは最初に羅輯が「面壁者をやめる」と言ったときだけだった。彼が何も仕事していないように見えたり、一見意味のわからない「呪文」を送ろうとしても、少なくとも国連だけは彼を嘲笑ったり、軽視したりするべきじゃなかっただろう。面壁者計画を自分たちで考えていながら、その本質を自分で理解できていなかったかのような国連メンバーの言動は疑問でしかなかった(クライマックスへの「溜め」だとは理解しているが)。 もう1つが二世紀経過時点における、人類の楽観。あのレベルの技術発展で、なぜ三体文明を駆逐可能と人類は楽観できていたのかが腑に落ちない。章北海と東方のやり取りからも察せられる通り、人類の危機意識というものが二世紀の間に欠如してしまったんだろうか。先の国連の件とあわせ、どうも人間の心理に対する描写には説得感を感じない部分が大きかった。 さて、三体世界の脅威に怯えていたかと思いきや、それ以上の脅威が宇宙に存在することが明らかになったわけだが、ここから III では何が描かれるのか、まったく予想できなくなってしまった。スケールはさらに大きくなるとのことなので、期待して待ちたい。

Posted byブクログ

2020/07/11

待望の続編。 大変面白く、今回も一気読み。 スケールの大きさに圧倒。 が、しかし、やらかしてしまいました。 三体の3部作の II は、上下二巻あります。 あろうことか、下巻から読んでしまいました。orz あーなんと勿体ないことをしたんだろう。 きっと上巻も凄く面白か...

待望の続編。 大変面白く、今回も一気読み。 スケールの大きさに圧倒。 が、しかし、やらかしてしまいました。 三体の3部作の II は、上下二巻あります。 あろうことか、下巻から読んでしまいました。orz あーなんと勿体ないことをしたんだろう。 きっと上巻も凄く面白かったんだと思うのですが、シリーズ第二作目の結末を知ってしまっているいま、遡って上巻を読んでも楽しめるのだろうか?? これから三体を読む方がいらっしゃいましたら、何卒ご注意ください。 三体の II は、上下二巻あります!

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2020/07/09

難しかったが、楽しかったと言う矛盾してるような感想。 あまり普段SFを読まないので、SFのお決まりや、物理理工、宇宙の定義基本みたいのがあまり分かっておらず、おまにけに超文系種族だから読んでいて『ひぃ〜!!どゆこと??』となる事が多かった。 1巻でもそうだったけど設定が凄く細かく...

難しかったが、楽しかったと言う矛盾してるような感想。 あまり普段SFを読まないので、SFのお決まりや、物理理工、宇宙の定義基本みたいのがあまり分かっておらず、おまにけに超文系種族だから読んでいて『ひぃ〜!!どゆこと??』となる事が多かった。 1巻でもそうだったけど設定が凄く細かく書き込まれてるだけあってその説明描写が長い長い… 正直登場人物なんて誰でも何でも良くて、結果的に黒暗森林の意味とどうしてこの宇宙には地球外生命体がいないのか、またなぜ地球人はその事に気づかないのかと言う研究結果を小説と言う形で読むと言う感じ。 でもなぜ地球外生命体がいないのかと言う結論を読んだ時にはうわっ!!となる面白さと怖さがあった。 佳境になるまでが大変だけど、最後の怒涛の伏線回収までくれば一気に進むはず。

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2020/07/08

読むほどに予想を超えるスケールで話が展開していく。広大だが、話の筋はしっかり掴める。早くも次が待ち遠しい!

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2021/06/09
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壮大なのはまちがいないし、きれいに着地して終わるからそれなりにカタルシスもあるけど、読んでるあいだずっと重苦しくてつらかった。とくにスペースウォーの場面があまりにも凄惨。ナイーブであることがこれほどまでに罰されるのかという割り切れなさと、生き残り同士の「猜疑連鎖」の恐怖。つなげてはいけないのかもしれないけど、香港における中国の振る舞いが想起されてしまって、落ち着かない気持ちになった。 とはいえ、最後のルオジーの大勝負は気持ちよかった。無駄だったかにみえた面壁計画が生きていたのも、レイ・ディアスの発想が最後に生かされたのもよかった。 「宇宙の本質は黒暗森林だと理解するのがこんなに遅れたのは、人類文明の進化が未熟で宇宙意識を欠いているからではなく、人類に愛があるからだ」というせりふが、最後に、バランスを取るかのように出てくるけど、その愛を抱いたことで、探査機「水滴」に大殺戮を許してしまったわけで。愛を捨てて冷徹に突き進んだほうが生きのこるのか? いや、両方を生かす道はあるというのがこのエンディングなのか? 最後の陸秋槎氏の解説がとても的を射ていて、わたしの読んだ実感とも近いように感じた。

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2020/07/05

「銀河のバックスクリーンまで飛んでけええ!!」と叫びたくなる感じ。 「ファウンデーション」で「2001年宇宙の旅」で、「幼年期の終わり」で「銀河英雄伝説」、さらには「果てしなき流れの果てに」でした、感涙。

Posted byブクログ

2020/07/05

 地球外文明は存在するか、もし存在するとしたらどこにいるのか。  物理学者エンリコ・フェルミの指摘する矛盾は「フェルミのパラドックス」と呼ばれる。  中国発大型SF第二巻は、このパラドックスに対して「黒暗森林」という見解を提示する。  これが三体2巻目の大テーマだったと、上下巻...

 地球外文明は存在するか、もし存在するとしたらどこにいるのか。  物理学者エンリコ・フェルミの指摘する矛盾は「フェルミのパラドックス」と呼ばれる。  中国発大型SF第二巻は、このパラドックスに対して「黒暗森林」という見解を提示する。  これが三体2巻目の大テーマだったと、上下巻通して理解した(上巻だけでは意味不明な小説だった)。  羅輯が50光年先の恒星に対する呪文をかけ、200年のコールドスリープを経た地球は、三体文明に対する地球人の見方が変わっていた。  200年後に訪れる危機に対し、悲観的だった人間は楽観的になっていた。  三体艦隊の速度は低下し、数回の星間ベルトの通過により艦隊能力の低下を観測していた。  加えて、200年のテクノロジーの進歩は地球軍を有利にしていた。  三体艦隊を超える軍事力を持つ宇宙戦艦を千艦も配備した宇宙軍が成立していた。  200年のコールドスリープを経た二人は別々の道を歩み始めた。  面壁者、羅輯はその資格を失い一般人として地球に生きていた。  宇宙軍指揮官、章北海は再び艦隊の指揮に立っていた。  三体艦隊が近づく前、三体艦隊からの一機の先遣機が木星を通過し、それの拿捕に向かった宇宙艦隊の運命が地球人に対して危機を呼び覚ます。  なぜ、宇宙に地球外文明の痕跡がないのか。  この矛盾に対する羅輯の答えの呪文とは何だったのか。  最終巻の三巻「死神永生」は2021年の春刊行予定。

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2020/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 宇宙人が襲来するまでの期間に何を準備するのかという第2章。智子というガードが存在するため現実の世界で今一番ホットであろう、量子やコンピューターに関する研究にキャップをかけられている辛さ。智子はビッグブラザーのような振る舞いをしている。前作にあった得体の知れなさは少なくなっており群像劇スタイルで前作よりも登場人物が多く物語に没入するまでは時間かかるかもしれない。ただ一市民、宇宙軍の兵士、面壁人と呼ばれる作戦責任者、天体観測者などなど、様々な視点から三体文明に対する考察が加えられることで三体文明がどんどん興味深いものとなっている。文明ミーツものはSFではクラシカルな設定であり、その中で本作がオモシロくなっているのは面壁人の存在だろう。智子を使って人間の物理学の発展が限られてなおかつ挙動が見張られている中で唯一自由なのは人間の心の中だけ。誰にも読み取られない心を巡る三体文明と人間の駆け引きがオモシロかった。ウェブ登場以降、積極的に自分の心の声をテキスト化/音声化もしくは動画にして発信している今の文化に対するカウンターなのかと感じる。内心の自由を手放しているのだと。そんな中で内心の自由をめちゃくちゃ謳歌しているのは面壁人の1人であるルオ・ジー。小説を書いてそこに登場する女性を夢想して実際に存在すると思いこみ、さらに同じ見た目の人と結婚までしてしまう。そんなボンクラの彼が最重要人物なところにドキドキしっぱなしだった。  上巻が群像劇だったのに対して下巻は一転して大規模な宇宙戦争物語へ。人類は想像以上の発展を遂げて余裕の表情を見せるまでになった。その未来描写が巧みで希望に胸踊るような気持ちにさせられる。そのあとにガンガン絶望的描写が入ってくる、そのギャップがたまらない。人間の暗い気持ちをこんな風にSFを使って表現できるのかという驚きがあった。SFに対して安易にアナロジーを当てるのはナンセンスである旨、巻末の解説にあったけれど、今の人間社会における差別感情の発露を見ていると猜疑心からの暴力は宇宙スケールだけの話ではないなと、どうしても考えてしまう。そもそも大前提として人類共通の敵がいれば団結するのでは?と日々のニュースを見ながら夢想していたことも実はお花畑な話なのかと思ったりもした。また地球の危機を救うのが社会学という点にもテクノロジーだけが世界を救う訳ではない、ジャンルを問わず学問に価値があるのだ。そういう宣言に受け取ることもできると思う。これだけ色んなことを考えさせてくれた上で圧倒的エンタメであることが三体シリーズの最大の醍醐味で次巻も楽しみでしょうがない。

Posted byブクログ