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三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.5

321件のお客様レビュー

  1. 5つ

    172

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2022/12/10
  • ネタバレ

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うーんやっぱルオジーにとって理想の女性登場するのとか一緒に暮らすとか都合良すぎて気持ち悪いと思うし、彼女がルオジーを愛するようになるのが都合良すぎるマジで

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2022/12/07

時空間のスケールが『三体』とは比べものにならない!あといちいち語彙がカッコよすぎるんだよね……。(漢字+英語カタカナルビを見るとどうしても遊戯王みを感じてしまう) 「水滴」の表面を拡大していくシーンは本当に怖かった。冬眠世代の活躍に心を打たれました。

Posted byブクログ

2022/12/01

星四つかは微妙かな。 うんうん、面白かった。アイデアはいいし、古いSFっぽい展開の仕方も悪くない。 が、なんか逆に物足りない。どっち転んでも。 人類全体が間抜けすぎる。組織力が薄いんかな。 で、それが結末なん? 変な内面描写は要らないし、やっぱり三体人の設定が、面白いと思え...

星四つかは微妙かな。 うんうん、面白かった。アイデアはいいし、古いSFっぽい展開の仕方も悪くない。 が、なんか逆に物足りない。どっち転んでも。 人類全体が間抜けすぎる。組織力が薄いんかな。 で、それが結末なん? 変な内面描写は要らないし、やっぱり三体人の設定が、面白いと思えない。 「黒暗森林」の原理が解ってるんなら、もっと違う展開になってたんじゃないのかという気もしないではない。 面白いんだが、全世界を唸らせる、ってほどなのか全く分からない。時代はもう、とっくに私を追い越している。 さ、第三部へ。

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2022/11/17

解説の流れが非常に面白く、伏線も回収しながら最後はドキドキの展開。上巻を少し忘れてたので読み直したがそれがよかったかもしれない。フェルミのパラドックスが勉強になり、この理論はもう少し興味を持ってみようと思う。早めに次巻を読まねば

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2022/10/23

黒暗森林 のワードをよく知らなかったが、作中ではかなり重要なワードとなっておりとても興味深かった。 三体文明との戦いの折り返し地点となる 200 年が経過した時点が主となるがそれまでに起きたことが目まぐるしかった。ただ一方で物理学の進展が止まっている様子も描写されており、寂しさ...

黒暗森林 のワードをよく知らなかったが、作中ではかなり重要なワードとなっておりとても興味深かった。 三体文明との戦いの折り返し地点となる 200 年が経過した時点が主となるがそれまでに起きたことが目まぐるしかった。ただ一方で物理学の進展が止まっている様子も描写されており、寂しさを覚えるような感じだった。 色々と書いたが、二部でひとつ大きな区切りを迎えたようで良かった。3部も引き続き読んでいきたい

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2022/10/14
  • ネタバレ

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2022/10/13 簡単な推定によれば宇宙に地球人以外の生命体がいる可能性は非常に高いのになぜその証拠が確認できないのかというフェルミのパラドックスから着想をえた。生命が文明の本能であり宇宙の資源が有限とした上で、あまりに異質な文明間の猜疑連鎖と技術爆発の可能性があると考えたときには認知された文明間では一方が消滅するまでの戦争となる。これが宇宙は暗い森林において無数の狩人が息を潜めた状態であるという仮説であり、フェルミのパラドックスに対する一つの説明である。 時間的・空間的に壮大なスケールと意外性のある展開と巧みな伏線の回収というミステリー(頭脳戦エンターテイメント)要素がすばらしい。スリル、恐怖・絶望とそこからの逆転というカタルシス(メリハリ)という読み手の感情コントロールも理想的で、文学的な心理描写と詩的な情景描写も完成度が高い。 ■あらすじ ・人類は主力防衛戦略とは別に、核心となる戦略を単独で考え、それを実行する権限を持つ面壁者を創設することになった  -三体人は思考がそのままコミュニケーションであるという設定であり、人間のあらゆる行動は素子によって監視されているが頭の中だけは解析不可能なため ・面壁者たちは根本的にことなる理論に基づく技術をもつ三体人には勝てないと考え、自爆テロ的な戦略を考えるが破壁者により看破され全人類の批判を浴びて失脚していく  -素子によって物理法則が干渉され物理の理論研究は進歩しないという設定 ・2世紀後、21世紀の物理法則の中での応用が進み、光速の15%の速さを持ち内部環境循環機能の持つ恒星間宇宙船とレーザー装置を持つにいたり人類は勝利の自信を持ったが、宇宙艦隊が一隻の探査機によって壊滅させられてしまう。  ★この流れは強引。自分たちが理解できない先進的な理論を持つ三体文明を侮るというのは、説得力がないプロット ・2世紀後まで冬眠技術を使い生き延びていた最後の面壁者のルオジーは、黒暗森林理論に基づき全宇宙に自らの位置情報を知らせるという自爆的脅迫によって三体と交渉し、攻撃を諦めさせることに成功する  -2世紀前に位置情報を太陽を使い全宇宙に送っていたことで一つの恒星を破壊させることに成功したことで獲得した人類からの支持によって、水爆と油膜によって光学的に位置情報を発信するプロジェクトを完遂した   ✓太陽による発信は探査機によって封じられており唯一の手段だった  -探査機の侵入を検知する意味のない斑雪作戦に熱中することで妻子にあえない現実から逃避しようとしたと見せかけて、巧みにその戦略意図を隠蔽した ■サブストーリー 逃亡主義を厳しく批判し、冬眠技術によって未来に来た宇宙軍のジャンベイハイが実は逃亡主義者であり戦艦をのっとって逃亡を図る。結果として逃亡艦とその追跡艦は宇宙艦隊の壊滅に巻き込まれずに済み、他の星での人類文明存続を目指すが、資源の枯渇によって一隻が他の戦艦の乗組員を殺してその資源を奪うという事件が起こる。これが黒暗森林の例証となった ■メモ ・記憶はディテールが残るが、そのときの感情は残らない 創作のキャラクターの10分間の行動は10年間の経験が反映されている。プロットは氷山の一角。プロットとは別にキャラクターをデザインする必要がある ・大部分の恋愛対象も想像の中に存在している。現実の恋人ではなく想像の恋人を愛している。だから全くの妄想で恋をしたり、二次元に恋をするのも当然 ・歴史に偉人が与えた影響は未知数。偉人は歴史という大河を泳ぐスイマーであり、その流れに影響を与えていないのかもしれない

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2022/10/08
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地球侵略を目指して迫りくる三体星人を阻止するため、地球人は4人の「面壁者」に全権をゆだねる。 というのも、三体星人たちの高度な科学により、地球上のすべての会話や通信媒体・記録媒体は傍受されていたため、唯一三体がのぞくことのできない「人が頭の中で考えている事」を守ることにより、地球を守ることにしたのだ。 そのため、4人の面壁者は三体星人だけではなく、全ての地球人にもその意図を隠しながら、対抗策を講じていったのだが、そのうちの一人の案が破壁者によって暴かれた。 というところまでが前巻の話。 4人中3人の面壁者は、世界的に有名な政治家だったり学者だったりするのだが、残る一人羅輯(ルオ・ジー)だけは、中国の無名の学者。 世間も本人もまったく面壁者としては期待していないのだが、実は三体星人を地球に呼び寄せた葉文潔から直接「宇宙社会学の公理」を伝授されている。 1.生存は、文明の第一欲求である 2.文明は絶えず成長し拡張するが、宇宙における物質の総量はつねに一定である そして、猜疑連鎖と技術爆発という概念。 面壁者4人中3人までが破壁者にその意図を暴かれ、面壁者計画はとん挫する。 代わりに宇宙軍が国家と独立した権力を持ち、三体星から向かってくる艦隊を迎え撃つ準備は着々と進んでいたのだが…。 冬眠から醒めた羅輯が見た世界は、大峡谷時代(経済破綻と大飢饉が重なった超暗黒時代)を乗りこえ、技術爆発により三体星の艦隊よりも遥かに速く動く宇宙艦船を大量に作り上げ、既に勝負に勝ったかのような浮かれ気分。 そんなとき、三体艦隊から小さな滴型の物体がやってくる。 たった3.5メートルほどの大きさで、すべすべと滑らかな涙の滴のようなその物体は、三体からの和平の使者だと地球人たちは思った。 しかし、そのたった一期の偵察機が、地球が保持していた宇宙艦隊のほとんどすべてを撃破してしまったことにより、地球人は大きな衝撃を受ける。 地球人と三体人の攻防がエンタメ的にものすごく面白い。 最後の最後までやる気も能力も見せなかった羅輯の、捨身の駆け引きに至るまでの、史強(シー・チアン)とのバディ感もいいしね。 読んでいると、過去に読んだSFのあれこれを思い出し、それもまたいい感じ。 アシモフの「ファウンデーション」シリーズを読みなおしてみたくなるし、生き残った地球の艦隊が辿った運命をみてはトム・ゴドウィンの「冷たい方程式」(この本は処分してないはず。探さなきゃ)を思い出す。 壁面者に暴かれることが計画の終了を意味してしまうことが、どうしても納得いかないんだけど。 リスク回避のため、複数の計画を並行して行うことは当たり前だし、その意図を暴かれたところで粛々と計画を進めておけば、どこで事態が好転するかもわからないのに、0か100かの選択しかないのはちょっと単純すぎるかな、とは思いつつ。 しかし、ここで話が終わっても誰からも文句は出ないと思うのだが、まだ続くのか。 ということは、またどこかでどんでん返しが?

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2022/09/17
  • ネタバレ

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いやいやいや、すごい話です。難しいところは読み飛ばしたけど。 最後、ルオジーが家族と名誉を取り戻せて、本当に良かった…。

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2022/09/14

これマジですごい。凄すぎる。どうやったらこんなこと考えられるんだ。俺には無理だ。これからも楽しませてくれ。

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2022/09/14

人工冬眠から目覚めた羅輯が見た185年後の世界はガラリと変わっていた。面壁計画は過去の話となり、羅輯は一般人としての生活を始める。 一方同じく目覚めた章北海は宇宙艦隊の一つ、〈自然選択〉の艦長代理となり……。→ 冒頭は上巻の続きで、二人目の面壁者が破壁人とやりあうシーンがあり、...

人工冬眠から目覚めた羅輯が見た185年後の世界はガラリと変わっていた。面壁計画は過去の話となり、羅輯は一般人としての生活を始める。 一方同じく目覚めた章北海は宇宙艦隊の一つ、〈自然選択〉の艦長代理となり……。→ 冒頭は上巻の続きで、二人目の面壁者が破壁人とやりあうシーンがあり、一気に引き込まれる。そして羅輯。相変わらずな感じなんだけど、上巻よりは好きに慣れたかな。あと史強!最高だわ史強。強すぎ。 章北海パートがなかなかハード。“水滴”のシーンは手に汗握る展開やし、裏切らないよねー。 1巻で出てきたキャラのその後が描かれているのが個人的にエモい。まさか汪淼の人生に触れてくれるとか!良かったねぇ。史強マジいい奴。 ラストもいいよね。智子通じてのあのやりとりは痺れる。 クライマックスはしっかり驚いた。ミステリー好きもニッコリなんではないかと。

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