三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
いよいよ面壁者である羅輯が185年間の冬眠からめざめ、未来が舞台になっている本作。 SFらしさが顕著にあらわれ、前作より面白く読めた。 もちろん、まだまだ難しい内容が多くて、映像で見たい!と思わせる部分が沢山あった。 地球は羅輯が眠りについた時とは全く違い、三体に対して楽観的な...
いよいよ面壁者である羅輯が185年間の冬眠からめざめ、未来が舞台になっている本作。 SFらしさが顕著にあらわれ、前作より面白く読めた。 もちろん、まだまだ難しい内容が多くて、映像で見たい!と思わせる部分が沢山あった。 地球は羅輯が眠りについた時とは全く違い、三体に対して楽観的な考えに至っていて、安心したのも束の間、絶望へと落とされていく。 そして、羅輯が放った呪文がなんなのか、それが明らかになる。 まあ、明らかになってもまだ?だけれど。 なぜなら、呪文は宇宙全体として知的生命体が地球と三体以外にも無数に存在していることを示していて、私自身がその部分に納得がいっていないから。 でも、これはSF世界では常識なんだろうから、SF初心者の私には理解し難い結末でした。 結局、三体が予想したとおり、羅輯がきちんと仕事をしてくれてよかった。 そして、大史も大活躍してくれて、ニヤニヤした。 上巻でとんでもないことをしでかした章北海も、やっぱり下巻でもとんでもないこと、でも、唯一まともな事をしてくれて、格好良く終わっている。 エンタメ性もあり、今までで1番面白い! これで、一旦綺麗に終わったような気がするが、続きが楽しみ。
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三体の中で一番好き。 映画のインターステラーで宇宙へ興味を持ち、三体でさらに興味が深掘りされて、この黒暗森林で爆発しました。 本を読んでて、ヒャッハー!ってなったのは久しぶりでした。
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とりあえずこの本はめちゃめちゃ面白い。 1と比べてスケールがバカデカくなってるし、この本の副題にもなってる黒暗森林理論が衝撃的! とにかくすごい!
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スケールがとんでもないことになってきた。 ネットフリックスでドラマ化するとのことで、先んじて読んでみた。。第一部の映像化はイメージできるが、この第二部以降を映像化するんだとしたらどんなことになるんだ?と興味ある。ドラマ化は第一部までなのか?全部やるのか??
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シリーズ3作目。うーん、やはり難しい…上巻より大分読み辛かったので読了に時間がかかった。 ストーリー自体はまぁまぁ理解できた。 IIIでこれ以上何が起きるのかというくらいスケールの大きい話。人類は羅に途方もない借りを作ったな。
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一作目よりも圧倒的に早く読み終わってしまった。希望と楽観、絶望と悲観がないまぜになりつつ実によく語る感じのお話でした。実にSFである。タイトルが暗黒じゃなくて黒暗なことに読み終わるまで気が付かなかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
・7月23日に読み始め、29日に読み終えました。 ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※ ・面白かった!なんか下巻ものすごい密度な気がする。濃い出来事がすごい。 ・羅輯がウイルスで死ななかったのはよかったけど、目覚めたあとの世界がすっごいことになってて驚いた。めちゃくちゃ希望に溢れまくりだし艦隊も大量にあるし、ほんとにこのままうまくいくんか?と思いつつ、でもここからどうやって負けられるんだろうなと序盤思ってた。 ・そしたら水滴で艦隊が一列づつ終了していったもんだから半笑いでした。ここまで徹底的にやるとは。「あーあ……」と言いながら読んだ本、めちゃくちゃ久々でした。 ・章北海が今までずっと強固な勝利主義を装ってたとわかったとこ、超アツかったぜ。でも伏線自体は何個かあったらしいし、私が科学のことはわかんねえ…… と表面だけ読んでたとこがまさに伏線だったっぽく、悔しい。 ・裏切って逃亡をしたあと、自分の知らない間に艦隊ほぼ全滅してていきなり指揮者になってもこれまで通り全然動揺してないの、なんというか、自分の行動にかんぺきに責任を持って動いてるのを感じて良かった。 ・だからこそというかそのあとかなり早く星艦地球が崩壊しちゃったのが惜しいな~。東方延緒もいいキャラクターしてたからもっと活躍してるとこ見たかった……! ・かなり早くといえば、羅輯の呪文が効いてからの持ち上げられから降ろされまでもめちゃくちゃ早くて笑った。そのあと羅輯がなんとかしたのはどうやって伝わったのかな!?また大学の先生してるらしいから迫害(?)されたままじゃなかったんだろうが…… ・真っ暗闇の中、史強に宇宙の公理を教えるシーン、良かったな。ビジュアルが綺麗。映像で見たいなあ。あ、あと汪淼の話が史強から出てきて嬉しかったな。ちゃんと長生きしたみたいでよかった。 ・というか和解しちゃったけどこのあとのⅢは何があるの??てっきり最終決戦までいくと思ってた。解説によるとまた新しい主人公が出てくるみたい。どんな話なんだろう。
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一気に読み切ってしまった。ページを捲る手が止まらないという状況になったのはいつぶりだろうか。 次々と驚きの展開だった。思わず人に話したくなったが、何を話してもネタバレになる気がする。もう一作あるものの、一旦は話がまとまっており、前作から引き続きこれだけ広げた風呂敷をちゃんと畳める...
一気に読み切ってしまった。ページを捲る手が止まらないという状況になったのはいつぶりだろうか。 次々と驚きの展開だった。思わず人に話したくなったが、何を話してもネタバレになる気がする。もう一作あるものの、一旦は話がまとまっており、前作から引き続きこれだけ広げた風呂敷をちゃんと畳めるものなのかという驚きもある。 続きも早速読みたいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スケールは壮大、技術的描写は緻密。 第Ⅱ部となる黒暗森林は「人の思考を読むことはできない」という三体人側の欠陥をついた面壁計画の実行がテーマで、面壁者に選定された4人の重要人物を軸に物語が進む。全体を通して、人や国家同士の「心理的な駆け引き」による争いの勃発が印象的。 (1)7隻の宇宙戦艦が宇宙で独立するシーン └星艦地球が人類から切り離され新たな社会を築くにあたり、まず最初に憲法をはじめとする統治機構を構築したシーン。「誰が死に、誰が生きるか」という思考判断の中で宇宙で新たな社会が生まれるプロセスが秀逸。正しさや正義、道徳感は場所•環境が変われば容易に揺らぐ。 (2)「猜疑連鎖」についての話 └宇宙空間のような相互連絡手段に遅延が発生する環境においては相手を疑い、探り合うことで”相互に信頼すること”は、まず困難である、という理論。 「殺らねば殺られる」の緊張感がより顕著になり、結果としてどちらかが先に攻撃を始めてしまう、というもの。 これ人間同士のコミュニケーションにも通じるようなところがある気がするし、めちゃくちゃ面白い。 •"Men always remember love because of romance only." →(言いたいだけ。読んだ人には分かる •Ⅲ巻、X、ゼロとまだまだ沼は深い。
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ようやく読み終えた、 三体Ⅱ黒暗森林。 自分の想像力の限界を何度も思い知らさられる圧倒的なSF感。 そして宇宙科学や、細かい物理がめちゃくちゃむずくて、わりと些細な事に引っかかるタチなので上巻より読むのに時間がかかった。 いや、読むのに苦労したのは、その分野に対する知識の無さ以...
ようやく読み終えた、 三体Ⅱ黒暗森林。 自分の想像力の限界を何度も思い知らさられる圧倒的なSF感。 そして宇宙科学や、細かい物理がめちゃくちゃむずくて、わりと些細な事に引っかかるタチなので上巻より読むのに時間がかかった。 いや、読むのに苦労したのは、その分野に対する知識の無さ以前にやはり想像力が硬直化してるせいかな。 とにかくスケールが大きくて、どんどん拡がる風呂敷は途中で果てが見えなくなり、思わずリタイアしようかしらと思ったほど。 だけど、2世紀を経た世界を舞台に、序盤は、緊迫の上巻から肩透かしをくらうような進行を経て、凄まじいSF感で想像を絶するような凄惨な状況に至り、最後は上巻の冒頭をキレイに回収する物語の構成は素晴らしいと思った。 若干ネタバレになるけど、三体にしろ、この黒暗森林にしろ、決定的な攻撃が単純な物理…ただし前提条件は超非現実的である、ってのがわかりやすくて面白いと思った。そこは力ずくなのね、って。 あと、2世紀後の人々の服装…なんかやだなぁと思ってしまった。 物理や数学だけでなく、歴史、哲学、社会学などあらゆる学問にも幅広く通じていて、読み応えは本当に凄いけど、 フィクションとしてはついていくのがちょっとしんどい本。 続きもあるみたいだけど…、 うーん…読むかなぁ。 もう少し柔らかな頭で想像力を鍛えてから挑戦しようかな。
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