三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
「三体」に続き、圧倒的なスケールにただ驚き、引き込まれて、もう「すごい」の一言です。 宇宙における人間の無力さにがっくりしたり、もしかしてもうこんなこと起きてるんじゃないかと怖くなったり‥ そして最後は‥ 理系的なところは難しくて理解できないこともあったけど、物...
「三体」に続き、圧倒的なスケールにただ驚き、引き込まれて、もう「すごい」の一言です。 宇宙における人間の無力さにがっくりしたり、もしかしてもうこんなこと起きてるんじゃないかと怖くなったり‥ そして最後は‥ 理系的なところは難しくて理解できないこともあったけど、物理や宇宙にも興味がわいて、知りたいと思うほどおもしろかったです。 こんなストーリーが描ける劉慈欣さんて本当にすごい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・あらすじ 三体人襲来まであと450年。人類は選ばれた4名の面壁者自身の脳内で秘密裏に対抗策を編み出していく。 そして宇宙艦隊に所属する軍人の苦悩と信念。 ・感想 主人公は面壁者のルオジーで裏の主人公?はジャンベイハイだと思う。 SFミステリーサスペンス恋愛(?)全部盛りエンタメ作品 上巻は種まき、伏線を張りまくりで下巻でルオジーに収束 こういう決着にもっていくとは…
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スケールがとにかくすごい。 基礎物理学の発展が封じられてるのに、二世紀後に目覚めたら今では考えられないような豊かな生活になってて、三体文明なんか屁でもないわ、みたいな雰囲気から水滴に人類のほぼ全戦力である数千の艦隊を一瞬で破壊され尽くされてしまったときは恐怖と絶望でしかなかった...
スケールがとにかくすごい。 基礎物理学の発展が封じられてるのに、二世紀後に目覚めたら今では考えられないような豊かな生活になってて、三体文明なんか屁でもないわ、みたいな雰囲気から水滴に人類のほぼ全戦力である数千の艦隊を一瞬で破壊され尽くされてしまったときは恐怖と絶望でしかなかった… 最後のルオジーと三体文明の交渉もしびれた。なにも知らない時に宇宙の心理は暗黒森林である、と言われてもいまいちピンとこないけど、これまでに見てきた暗黒の戦いやルオジーの呪いが効いたことを見てきているのでなるほど…と素直に感じることが出来た。けど、これが全部伏線なのがホントにすごい。どんだけ脳内にスペースあるのよ劉さん… 本作とは関係ないけど、翻訳者のあとがきは1人でいいんじゃないと思ったことと、翻訳者のカッコ書きで(問題の映画は2006年公開のソウ3か)とか作中の人物が描写している映像作品の名前に対して勝手に自分の推論出してくるのは流石に出しゃばり過ぎでないですか、と思ってしまった。。本読んでるときに翻訳者の存在アピールとか要らない。。
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ヒューゴー賞を受賞した大ベストセラーなので、今更って話だけど、あアイデア、スケール感、世界観等々、超絶面白いSF。黒暗森林仮説は、どうもしっくり来なかったし、量子通信も然り。しかし、そんなのを差し引いても読む価値のある小説。 なお、量子通信につては、自分が浅学であるゆえかもしれな...
ヒューゴー賞を受賞した大ベストセラーなので、今更って話だけど、あアイデア、スケール感、世界観等々、超絶面白いSF。黒暗森林仮説は、どうもしっくり来なかったし、量子通信も然り。しかし、そんなのを差し引いても読む価値のある小説。 なお、量子通信につては、自分が浅学であるゆえかもしれないので悪しからず。
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください
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★規格外としか★思想と技術とスペクタクルな展開を数百年単位という想像のつかない時間軸の中にすべて詰め込んでいる。あまりの壮大さに一時ついていけなくなったが、読了すると圧倒された。こんなことをどうして一人で書けるのだろうか。 冒頭の宇宙公理の意味がよく分からず、なぜ宇宙社会学とい...
★規格外としか★思想と技術とスペクタクルな展開を数百年単位という想像のつかない時間軸の中にすべて詰め込んでいる。あまりの壮大さに一時ついていけなくなったが、読了すると圧倒された。こんなことをどうして一人で書けるのだろうか。 冒頭の宇宙公理の意味がよく分からず、なぜ宇宙社会学という技術とかけ離れた分野から話が始まるのかとまず思わせる。さらに面壁者という、考えを外部に明かさずに最終決戦に備えるとんでも存在を4人選定。それぞれの人物は面白いのだが、物語として大丈夫かと不安にさせられる。 そこから2世紀の冬眠を経て、急速に技術が進歩する突然の楽観に戸惑っていると、「水滴」という人類のすべての技術を超えた存在に直面。人類が追いつめられるなか、最後の最後で、疑心暗鬼の連鎖(存在を知られた瞬間に滅ぼされる)ともいうべき宇宙社会学の根幹がカギを握ることが明かされ、冒頭部分の美しすぎる回収に声も出ない。宇宙に向かって自らの存在を発信する、あまりの無邪気さが恐ろしくなる。
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葉文潔の聡明な預言を受け止めた羅輯の孤独な思索が何だったのか、この下巻で明らかになる所は読み応えあった。何だか分からないまま読み進めて来たところがあったけど、あー、そう言うことかと、急に話が見えてくる所は凄いと思った。
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地球外生命体との出会いとはこういう考え方があるのか、と目から鱗だった。新鮮。ただ設定を説明したいがために主人公たちがいるようで、登場人物たちに感情移入がしにくく残念だった。
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これまでの三体シリーズの中で一番読みやすかった! 細いところはよく分からんけど。 それにしても良くこんなSFを思いつくなと感心。
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すごい.... 重厚なので読んでる側も長い道のりの果てに結末を迎えるという感じが良かった. 理解が難しいなど言われていたが、全く感じなかった.自分が理系畑だからかな.. 「それ」の元ネタがSAWというのが面白い(?) 追: 間違いなく今まで読んだ小説でTOP3には入る...スト...
すごい.... 重厚なので読んでる側も長い道のりの果てに結末を迎えるという感じが良かった. 理解が難しいなど言われていたが、全く感じなかった.自分が理系畑だからかな.. 「それ」の元ネタがSAWというのが面白い(?) 追: 間違いなく今まで読んだ小説でTOP3には入る...ストーリーを思い出そうとするとあらゆる事象が想起されて頭が痛くなるレベルに重厚...
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