パーマネント神喜劇 の商品レビュー
神様の話といえば、ガネーシャがインパクトがあるがゆえに、本作はなんとなく物足りなさを感じてしまった。万城目作品が初だっただけに、なかなか作風がつかめなかった…。また少し時間が経った頃にゆっくり再読したい。
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見た目は、趣味の悪い柄もののシャツを着たおっさん。でも「神様」なんです。それも主な担当は『縁結び』。小さな町の、名も無い神社で千年もお役目をつとめてきた。そんな神様のところに、取材が入った。髪をぴっちりと分け、メガネをかけた姿はまるでサラリーマン。だけどこちらも「神様」。さらに、...
見た目は、趣味の悪い柄もののシャツを着たおっさん。でも「神様」なんです。それも主な担当は『縁結び』。小さな町の、名も無い神社で千年もお役目をつとめてきた。そんな神様のところに、取材が入った。髪をぴっちりと分け、メガネをかけた姿はまるでサラリーマン。だけどこちらも「神様」。さらに、神様の昇進をかけた試験も絡んでいるからなんだかややこしいことに…。 「神様」を主人公とした連作短編を一つにまとめた本書。単なる"縁結びのエピソード集"かと思わせて、実はしっかりと芯が通っていて読みごたえがあります。 理屈っぽい男•篠崎肇と恋人の坂本みさきのカップルの縁を取りまとめる「はじめの一歩」 昇進と異動を目前にした神様がトラブルに巻き込まれ、いい加減な暮らしをしてきた男•宇喜田英二が棚ぼたを手にするが…。「当たり屋」 小説家志望のトシと役者志望のシュンが、それぞれの夢を諦めかけるも、神様の昇進試験とかち合って…「トシ&シュン」 取材に来ていたライターの本が完成した。本を届けてもらったその時に地震が起こって…。「パーマネント神喜劇」 万城目学の小説は、神様などの"目に見えない存在"を扱うと無茶苦茶面白いですね。いい味出してます。
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裏切らない万城目作品! なんだろ、自然にスラスラ楽しく読めてしまうのはやっぱり万城目さんだから? 神様系も好きなので余計に楽しめた。 賞取った新作は何となくまだ読んでないけどどうしようかな。。
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かなり人っぽい縁結びの神様が主人公 なんか、下世話な感じはあるものの人間を想う熱い気持ちもあるのが親近感 そんな神様の奮闘記がまさに新喜劇ならぬ神喜劇!笑いあり、ちょっと涙あり面白おかしく読ませてもらいました ただ、語り調で書かれてるのが、少し読みにくい感じがしました
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語り形式で読みやすいので気軽に読めた。 人間味のありすぎる神様が主役の話。 出てくるキャラが濃くて愛着が湧く。
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期待値あがりすぎちゃってました、勝手に。 ストーリーしっかりの万城目作品がまた読みたいなぁ。 終盤ながしよみになってしまってざんねん。
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万城目ワールド全開のお話。 この世界観は最高すぎる。 何か適当で少し抜けてる性格の人間臭すぎる神様に神様である事を忘れてしまうのだけど、神様の威厳もちゃんとあるし、神様が仕事として神様を頑張ってる姿が面白かったなあ。
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万城目ワールド全開…なんだけど…期待してた通りではなかったなぁ。 神様が人間に対して色々仕掛けて…って言うお話なんだけど。フワッとしてて…ふーんって感じ。 ところどころに、バベル九朔(読んでないけど)とか、かのこちゃんや鹿男さんとか出てきておやっ⁈と思ったけど。それだけでした。 ...
万城目ワールド全開…なんだけど…期待してた通りではなかったなぁ。 神様が人間に対して色々仕掛けて…って言うお話なんだけど。フワッとしてて…ふーんって感じ。 ところどころに、バベル九朔(読んでないけど)とか、かのこちゃんや鹿男さんとか出てきておやっ⁈と思ったけど。それだけでした。 他作品はすっごく面白いんだけどなぁ。この作品から読んでたら他作品には手が伸びなかったかも。 残念。
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100冊ビブリオバトル@オンライン第9ゲームで紹介された本です。オンライン開催。 2020.08.22〜23
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身近にいる様な神様のお話。 この神様、とてもいい加減で打算的で、人間臭い。 関わってくる周りの神様もおんなじよう。 本来神様はそんなものと言うのを何処かで聞いていた気もするけど。 そんな神様だけど、やっぱり人間が好きで見捨てれず、神通力?で色んな人の願いに、真摯に向き合っている...
身近にいる様な神様のお話。 この神様、とてもいい加減で打算的で、人間臭い。 関わってくる周りの神様もおんなじよう。 本来神様はそんなものと言うのを何処かで聞いていた気もするけど。 そんな神様だけど、やっぱり人間が好きで見捨てれず、神通力?で色んな人の願いに、真摯に向き合っている。 神様も完璧ではない部分が愛せてしまいます。 各篇の登場人物の欲や悩みも、共感できるようなもので、読みやすいものでしたが、表題作の「パーマネント神喜劇」はテーマも壮大であったが、こちらも神様っぷりを見せつけ気持ちのよいものでした。
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