パーマネント神喜劇 の商品レビュー

万城目学(著者)

2020/05/13

日本人の宗教感をおもしろおかしく表現している。
神様は親戚のおじさんみたいな身近な存在で、願い事を叶えてくれて、時々なんかいいかんじのお説教もしてくれる。ちょっと抜けてるから、人間に助けられたりもする。
本書をキリスト教、イスラム教、ユダヤ教などの一神教徒が読んだらどう思うかしら。
「神様は人間がいるから存在できる」というのは真理。

2020/05/11

主人公の神様と各短編の主人公たちの交互視点で話が進む．はじめの3篇がごく普通の話なので，当たり障りないありふれた物語かと思いきや，最後の1篇がカタルシスを齎す．

2020/05/10

最後の章に向けての仕込みに感心する。お話はおもいつきで作っているわけでは無いことを実感。

お話自体は軽いタッチのおとぎばなし。題材をうまく選ぶなぁ。笠木という知識を得る。

2020/05/07

派手な柄シャツを小太りの体に纏い、下ぶくれの顔に笑みを浮かべた中年男。でもこれは人間に配慮した仮の姿。だって、私は神だから。千年前から小さな神社を守る恋愛成就の神は、黒縁メガネにスーツ姿の同僚と共にお勤めに励む。昇進の機会を掴むため、珍客がもたらす危機から脱するため、そして人々の悠久なる幸せのため、ちょっとセコくて小心で、とびきり熱い神様が贈る縁結び奮闘記！

2020/05/05

笑って、泣いて、笑顔で終われました

私は神社よりお寺派で、あまり神さまに気を留めていなかったけど、この本の神さまみたいな存在ならば、もう少し地元の神さまを大切にしてみようかーと思ったりもした

それから、途中から、頭の中の配役が西田敏行さんになった。

2020/05/05

タイトルから期待大。
そういう構成かぁなるほどなぁ、と唸る。
あとがきにもある通り、気楽に読める一冊。

2020/05/04

縁結びの神様のお仕事小説？
137色の図柄をちりばめた衣装を着た神様が、人間の願いを聞き入れ、叶える。

そんな神様も、仕事を評価されるなんて。
神様も楽じゃない。

2020/05/03

・インフォームドコンセント 患者・家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者・家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者・家族、医療職、ソーシャルワーカーやケアマネジャーなど関係者と互いに情報共有し、皆で合意するプロセス。
・反駁（はんばく）他人の主張・批判に対し論じかえすこと。
・希求（けく、ききゅう）こいねがい求めること
・パーマネント 英語。長持ちすること。半永久的なこと。