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透明な夜の香り の商品レビュー

4.2

438件のお客様レビュー

  1. 5つ

    164

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/07/09

くせつよ登場人物がいっぱい出てくるので というかくせつよしかおらんので それにより一香さんの普通さが際立つね 読んでいるといい香りがしてくる (ような気がする) ハーブ、果樹、果菜類 緑でいっぱいの穏やかな時間に包まれる (ような気がする) すなわち癒やし

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2023/07/06

自分の発する香りは誤魔化せない。 そしてそこから何もかも読み取ってしまう調香師。 自分でどうにもできないからこそ誤魔化したい気持ちと、なんでも見抜いてしまうからこそ嘘を嫌悪する気持ち。

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2023/07/03

五感に働きかける描写がすごくて、シンプルに感心してしまいました。 物語としても面白かったし登場人物も魅力的。 香りにとことん疎い私ですが、まずは少しずつ香りを生活に取り入れてみようかなと思えた。 読んでる途中にコロナ感染して一気に読めなかったことだけ悔やまれる、、

Posted byブクログ

2023/07/02

独特の感性と表現が癖になる作家さん。 洋館で家事手伝いのバイトをする事になった一香。 雇い主はニオイに敏感過ぎる調香師:小川朔。 一香は声を色で感じ、朔には香りが見える。 声も香りも、見えないのに表情が伝わる。 感情が濃縮されている。 静かなのに色々なイメージが湧き上がる。...

独特の感性と表現が癖になる作家さん。 洋館で家事手伝いのバイトをする事になった一香。 雇い主はニオイに敏感過ぎる調香師:小川朔。 一香は声を色で感じ、朔には香りが見える。 声も香りも、見えないのに表情が伝わる。 感情が濃縮されている。 静かなのに色々なイメージが湧き上がる。 朔の特殊な仕事を取って来る新城。 朔と一香の適切な距離感。 色々な事情に真摯に向き合い、限りなく正解に近く、 思いやりに溢れ、静かに怒り、傷付き、心揺れる。 やはり、この人の物語はとても好きだ。 続編「赤い月の香り」を読みます。

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2023/06/29

どんな時に読みたい本か 夏が眩しすぎると感じる時 街がうるさすぎると感じる時 自分の人間臭さを消したく感じる時 次の一歩の歩幅を自分で決められず誰かに手を引かれたい時

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2023/06/29

謎に包まれた調香師の男のお話。この男が何とも魅力的だ。こんな人の近くにいたらいつの間にか好きになってしまう... 主人公の女性は"私は嘘をついている"と自分をたまに責めてしまう。しかし本当の嘘つきは誰だろう。 香りは永遠に残るのだ。 良い本に出会った。

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2023/06/28

なぜかすっと頭に入って気づいたら読み終わってた。 ネットがどれだけ進化しても、香りを調べることは当分出来なくて、だけど人の記憶に残りやすい。好きな人の匂いとか、永遠に残しておきたいけど出来ないから好きなんだろう 一つ一つの言葉が美しくて好きでした

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2023/06/27

なんだこの世界。 ゆっくり静かに進んでいく。 頭の中でどんどん映像化されていく。 独特な雰囲気で あたたかいような冷たいような。 でも読んだ後は微笑んでいた。 ちょうどのタイミングで続編が借りられると図書館から連絡あり このままの気持ちで早く次を読もう。 もっともっとこの人の生み...

なんだこの世界。 ゆっくり静かに進んでいく。 頭の中でどんどん映像化されていく。 独特な雰囲気で あたたかいような冷たいような。 でも読んだ後は微笑んでいた。 ちょうどのタイミングで続編が借りられると図書館から連絡あり このままの気持ちで早く次を読もう。 もっともっとこの人の生み出す世界に浸りたくなった。

Posted byブクログ

2023/06/26

読後感が何かほっこりして、辛い過去から抜け出しつつある主人公にエールを送りたくなります。ほっとする筆到を感じさせる稀有な作家さんです。

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2023/06/25

ミステリーとか文芸作品とか、 ジャンル分けしずらい感じですが、 読んでいるあいだ中、 現実ではない童話の世界に入り込んだような… これぞ、読書の醍醐味!という感想です。 「心の中には森がある」 心の中の森で道に迷っている一香と、 全ての香りが記憶される朔。 紹介文にはドラマティ...

ミステリーとか文芸作品とか、 ジャンル分けしずらい感じですが、 読んでいるあいだ中、 現実ではない童話の世界に入り込んだような… これぞ、読書の醍醐味!という感想です。 「心の中には森がある」 心の中の森で道に迷っている一香と、 全ての香りが記憶される朔。 紹介文にはドラマティックとあるが 個人的には激しい劇的なの意味ではなく、 静かなお芝居のようなイメージでした。 とても味わい深い、大満足の一冊です。

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