クスノキの番人 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに読んだ東野作品。 軽い調子で物語は進んでいくが、柳澤千舟からクスノキの番人に任命された玲斗君。中々よくやる。 最後は認知症の話も出て来て少ししんみりさせるが、どんどん読み進めていくことが出来る一冊だった。
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起承転結で評価させていただくなら起承は、イマイチ興味を惹かれませんでしたが転結はさすが東野氏の作品でした。
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主人公、玲斗が警察に捕まり、あれよあれよという間に保釈になり、そしてクスノキの番人になる。そして伯母、千舟や、祈念に訪れる人々との関わりの中で成長してゆく玲斗の姿が清々しい。 いい子だなあ。そしてクスノキを訪れる人々の思い。自らの思いを肉親の誰かに伝える行為についても考えさせられ...
主人公、玲斗が警察に捕まり、あれよあれよという間に保釈になり、そしてクスノキの番人になる。そして伯母、千舟や、祈念に訪れる人々との関わりの中で成長してゆく玲斗の姿が清々しい。 いい子だなあ。そしてクスノキを訪れる人々の思い。自らの思いを肉親の誰かに伝える行為についても考えさせられました。言葉で伝える、言葉以外のことを伝える。私には全てを伝える覚悟があるか...伝える覚悟とそれを受け止める覚悟。人の生き様って凄みのある言葉だと感じました。
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ヒトには忘れてしまったことにも気がついていないような、忘れたくなかった思いなどが沢山あると思う。 認知症である高齢者などはなおさらだ。 知らぬ間に大切な人、大切なこと、大切な約束を忘れていくことの恐ろしさは、私のような若い者は想像し難い。 しかし、忘れるたびに、また新しい記憶を塗...
ヒトには忘れてしまったことにも気がついていないような、忘れたくなかった思いなどが沢山あると思う。 認知症である高齢者などはなおさらだ。 知らぬ間に大切な人、大切なこと、大切な約束を忘れていくことの恐ろしさは、私のような若い者は想像し難い。 しかし、忘れるたびに、また新しい記憶を塗り替えていく。それでいいのだと気付かされる。 読み終わったとき、未来に希望を持てるような、そんな本だった。
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数時間で読んでしまった。 面白いなあ。そして感動する。 どういう考え方でこんな発想がされるのか。ただただ頭が下がります。 まだまだこんな歳なのに世の中のこと知らないなあと思わされる。
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願いを叶えてくれるというクスノキの古木。 それを管理する役目についた玲斗。 この玲斗は、いかにもいまどきの若者という感じで、軽いし、役目柄やっちゃいけないことをやっちゃうしで、どうしたものかと思ったけど、素直に成長する心を持っていてよかった。 クスノキへの記念の謎がだんだん明らか...
願いを叶えてくれるというクスノキの古木。 それを管理する役目についた玲斗。 この玲斗は、いかにもいまどきの若者という感じで、軽いし、役目柄やっちゃいけないことをやっちゃうしで、どうしたものかと思ったけど、素直に成長する心を持っていてよかった。 クスノキへの記念の謎がだんだん明らかになって、ぐんぐん引き込まれていく。 玲斗の伯母の千舟さんも魅力的だったし。 佐治の祈念にこめられた想い。 その切実さが、、、 終盤、思いがけない展開に夜更けまで一気読みだった。
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直井玲斗は勤めていた会社からの窃盗で逮捕された。すると弁護士がやって来て、誰かが弁護士費用は払うがその代わりに命じる事があると伝えられる。応じると、高級ホテルに連れて行かれ、柳澤千舟と会った。千舟は、玲さんと異母きょうだいだと言う。そして、柳澤家の神社のクスノキの番人になれと命じ...
直井玲斗は勤めていた会社からの窃盗で逮捕された。すると弁護士がやって来て、誰かが弁護士費用は払うがその代わりに命じる事があると伝えられる。応じると、高級ホテルに連れて行かれ、柳澤千舟と会った。千舟は、玲さんと異母きょうだいだと言う。そして、柳澤家の神社のクスノキの番人になれと命じられる。クスノキは願いが叶うパワースポットと呼ばれているが、その実は・・・ いつからか東野圭吾は、昔は良かったけど、最近は大衆に迎合しちゃってなー、という作家に勝手にカテゴライズしていた。けれど、なかなか良かった。 超常現象だとか、死者から生者からへのメッセージとかの上部はあるけれど、土台には、人間的なかなか悪くないというものがあると思う。軽く読めるので、普段まったく飯を読まない人に「なんか面白い本ない?」と訊かれた時の答えにしておきたい。
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東野さんの新しいジャンルになるのかな。 クスノキとは何か。祈念とは何か。今までの東野さんとは異なる方向の本かなと思いながら、わからないまま、物語は進んでいきます。 このあたりはミステリーとして楽します。 謎がだいたい判明してからは、今度は人間ドラマとして楽しめます。 楽しく読め...
東野さんの新しいジャンルになるのかな。 クスノキとは何か。祈念とは何か。今までの東野さんとは異なる方向の本かなと思いながら、わからないまま、物語は進んでいきます。 このあたりはミステリーとして楽します。 謎がだいたい判明してからは、今度は人間ドラマとして楽しめます。 楽しく読めた上に人と人のつながりを考えさせる本でした。
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東野圭吾の作品を久しぶりに読破。 作品名と表紙のデザインを見た瞬間、なぜか無性に欲しくなり購入しました笑。 さすがミステリー作家、クスノキの番人とは何なのか、念とは何なのか。 詳しく知りたくてどんどん読み進めていけた。 そういう謎を解くというか、うまく秘密が明かされていく感じは...
東野圭吾の作品を久しぶりに読破。 作品名と表紙のデザインを見た瞬間、なぜか無性に欲しくなり購入しました笑。 さすがミステリー作家、クスノキの番人とは何なのか、念とは何なのか。 詳しく知りたくてどんどん読み進めていけた。 そういう謎を解くというか、うまく秘密が明かされていく感じは流石だと思う。 一気に読んじゃいました! この本では、殺人など無く、読んでてほっこりする。 こういう感じは読んでてリラックスできるので、かなり好み。 また、血縁関係というか家族について改めて考えさせられることも多かった。 あっという間の人生をどう生きるか、恥ずかしくない人生を送ることができるのか、 そんなことを問われた気がする。
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総じて地味めのストーリーだと思うのですが、飽きることなく読み進めていける文章、展開はさすが。 繋がり・絆の話、好きなんですかね。 そちら側の東野圭吾作品も大好きなのでありがたい(^^)
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