うちの父が運転をやめません の商品レビュー
東京に住んでいる雅志(50代)の父親は 80歳目前なのに未だに車を運転している。 雅志としては、高齢ドライバーの事故がニュースで 取り上げられることもあり、父親の運転が心配。 だけど、田舎に暮らしている両親にとって、車は命綱。 買い物に行くのも、病院に行くのも、車がないと不便。 ...
東京に住んでいる雅志(50代)の父親は 80歳目前なのに未だに車を運転している。 雅志としては、高齢ドライバーの事故がニュースで 取り上げられることもあり、父親の運転が心配。 だけど、田舎に暮らしている両親にとって、車は命綱。 買い物に行くのも、病院に行くのも、車がないと不便。 バスだって、無いようなもん。 タクシーだって、毎回使うわけにはいかない。 そんな両親の状況も含め、雅志は大きな決断をする。 最初は、雅志の息子の息吹(高校生)と、うまく関わりが もてない父親のもどかしい気持ちが多かったので、 「あれ?高齢ドライバーの話だよね?」と思っちゃったー。 だから、最初⭐️3くらいの感想だったんだけど、 最後の「助手席予約ノート」の所で、グッときた!!!! だから、⭐️4ー!! 雅志が仕事を辞めて、田舎で移動販売車を始めること、 息吹も自分のやりたいことを両親に伝えることなど、 そんなうまく行くかなー?と思いつつ、応援したくなる 自分がいましたー。 高齢ドライバーは、いつか自分の両親にも 当てはまるんだよね…。 そして、私自身にも…。 田舎に住んでる私としては、車が頼りだから、 この本の現状は他人事ではないー!!!!
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すばらしかった。 親のこと、自分の人生のこと、 ものすごく考えさせられた。 おかげでリアルに心配ごともたくさん出てきたけど ストーリーが前向きなおかげで こっちもなんとかなるかなと少し前向きに。 正解はわからないしすごく難しい課題ばかりだけど、 老いは確実にやってくるし他人事...
すばらしかった。 親のこと、自分の人生のこと、 ものすごく考えさせられた。 おかげでリアルに心配ごともたくさん出てきたけど ストーリーが前向きなおかげで こっちもなんとかなるかなと少し前向きに。 正解はわからないしすごく難しい課題ばかりだけど、 老いは確実にやってくるし他人事じゃない。 私もしっかりしないと。
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地方にいる年老いた親のことを心配しつつ、都心で暮らす50代のサラリーマンの心情が切々と伝わる物語。 垣谷さんは、団塊ジュニアと言われる世代の抱える問題を描くのが本当に上手だ。 日本列島の隅々に行き渡る、少子高齢化問題。 問題と言っても、解決策がそう簡単に見つかるわけでもなく、...
地方にいる年老いた親のことを心配しつつ、都心で暮らす50代のサラリーマンの心情が切々と伝わる物語。 垣谷さんは、団塊ジュニアと言われる世代の抱える問題を描くのが本当に上手だ。 日本列島の隅々に行き渡る、少子高齢化問題。 問題と言っても、解決策がそう簡単に見つかるわけでもなく、年々出生率が下がるのを政府も問題視しつつも、本当に問題だと思ってるワケ⁉︎と聞きたくなるほどの無策ぶり。 教育にかかるお金はハンパなく、親の介護が同時進行の人も少なくないはず。 過疎が進む地方に対しても、自治体任せな感は拭えない。 そう、この国はトップが変わっても「まずは自助」の国のままなのね。 そんな暗澹たる思いが、そのままこの本に現れている。 主人公の猪狩雅士53歳も、過疎化が進む地方で暮らす両親のことを心配しつつも、息子にかかる教育費と、マンションのローンのことを考えると、田舎に帰ることに二の足を踏んでしまう。 のっけから、この話のオチはどのようになるのか? 垣谷さんは、この問題にどのような解決策を用意しているのか? とそれが気になって、手が止まらない。 うちの父も運転をやめません。 ここ数年、手を替え品を替え伝えているのですが。 この物語に出てくるような地方でもなく、そこそこ便利な所に住んでいるのに…やはり自由を奪われる感じなのかなぁ。 いやいや、そんな悠長なこと言ってられないんですが。 さて、物語の方は… うーん、なるほどそういう結末ですね、納得です。 現実は、この物語のようにハッピーエンド、とは簡単にいかないだろうけど、こんな風になってほしい、と願いたくなる、そんな暖かい終わり方だった。2022.2.6
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年老いた父の運転を心配するところから、主人公の人生が急展開する。定年、子育て、過疎、仕事、人と人とのつながり、いろいろなことが考えられた。何度も感動で胸が一杯になった。心温まる作品でした。
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最初は どうやって父親を説得するのか ということが気になってたんですが 話の本筋が どんどん雅志自身の 行く末に変わってきます 都会で生活に追いまくられ お金のためにあくせく やりたいことすべては 「定年後」 あ~耳が痛いわ 確かに 高齢ドライバーのこと...
最初は どうやって父親を説得するのか ということが気になってたんですが 話の本筋が どんどん雅志自身の 行く末に変わってきます 都会で生活に追いまくられ お金のためにあくせく やりたいことすべては 「定年後」 あ~耳が痛いわ 確かに 高齢ドライバーのことが 気になる子供世代の心を打つ内容です
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白くて一気に完読。 恒例の父親が運転を辞めないことや今後を考え、実家に帰りひまわり号を始めることにした雅志。高校生の息子の関係も変わり、息子の方が先に農業や田舎暮らしを気に入り、最後にはまさかの農業の高校にまで編入。 皆がイキイキと変わってきて、雅志自身もストレスが少なくなり、仕事を楽しんでいる姿が良かった。お客さんとの交流、中でも疎遠になっていた母娘の話がウルっときた。高齢の両親と仕事ができたり、助手席に乗るのを取り合うまでになり、微笑ましい。孝行息子。私もこの仕事、助手席に乗って体験したいなと思いました。おすすめの本です‼️
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面白かった! 免許返納のテーマにとどまらず、長寿化ゆえのライフプランの変更や、買い物難民問題、過疎化などにも切り込む内容です。 田舎でも人との交流が減っているという事実や、免許返納をしぶる世代の男性は、妻が運転しないぶん自分がその役割を担ってきたという自負があるゆえに返納のハード...
面白かった! 免許返納のテーマにとどまらず、長寿化ゆえのライフプランの変更や、買い物難民問題、過疎化などにも切り込む内容です。 田舎でも人との交流が減っているという事実や、免許返納をしぶる世代の男性は、妻が運転しないぶん自分がその役割を担ってきたという自負があるゆえに返納のハードルが高いという指摘も興味深かったです。 ベストセラーの「ライフシフト」のシリーズにも通じる内容だと思いました。
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今回も垣谷さんのお話しは面白くて一気読みでした 最初はちょっと嫌だなぁ この人と思っても,出てくる人がみんないい人でほっこりして読めました。 年取った親に免許の返還をさせるのは なかなか難しそう 都会ではバスや電車、タクシーなど足がたくさんあるけれど,田舎にいくと車がないのは死...
今回も垣谷さんのお話しは面白くて一気読みでした 最初はちょっと嫌だなぁ この人と思っても,出てくる人がみんないい人でほっこりして読めました。 年取った親に免許の返還をさせるのは なかなか難しそう 都会ではバスや電車、タクシーなど足がたくさんあるけれど,田舎にいくと車がないのは死活問題 年齢で十把一絡げに切ることもできませんよね そして以外にも,都会だってスーパー難民が増えているようです さてどうしましょうか
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親としては、我が子に安定な職を。と願ってしまう気持ちちょっとわかるなぁ。心の中では反対でも口にださないで「見守る❗」だよね➰なかなか、ついいらない事を言ってしまいがちだけど
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はじめての垣谷美雨さんでした。 最初の方は、日常的過ぎて面白くないな…と思っていたんだけど、読み進めていくうちに、現実的だからこそ考えさせられるようになりました。 自分の親のこと、自分の将来のこと、自分の子どものこと… このまま人に雇われて死んでいくのは嫌だなぁと考え出した...
はじめての垣谷美雨さんでした。 最初の方は、日常的過ぎて面白くないな…と思っていたんだけど、読み進めていくうちに、現実的だからこそ考えさせられるようになりました。 自分の親のこと、自分の将来のこと、自分の子どものこと… このまま人に雇われて死んでいくのは嫌だなぁと考え出した今日この頃。 沢山の本を読むようになって、今までよりは頭が柔らかくなったと思うけど、それでもまだまだ「生きていくには、こうでなければいけない」が多いなぁと実感。 お金は沢山あった方がいいと思っていたけど、そうでもないかもしれない。 オシャレな服を沢山着たいと思っていたけど、そうでもないかもしれない。 また、いろいろ考える良い機会になった1冊。 感謝。
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