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うちの父が運転をやめません の商品レビュー

4.1

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/11/01

垣谷さんの小説は前向きな終わり方をするけど、そこに至るまでの心情描写が的を射ており、とても共感できる。 田舎の高齢者の行き詰まった生活や代替案のない免許返納推進など、社会問題を反映している。

Posted byブクログ

2022/09/03

高齢者ドライバーの運転はまさに旬な問題だ。この父にどうやって運転を止めさせるか、とても気になった。移動販売車のひまわり号か…やっぱり自ら動かないとこういう問題は難しい。孫もこれからの将来が楽しみになり、いい終わり方だった。

Posted byブクログ

2022/06/19

親の免許返納問題は、誰もが気になるところ。 それが田舎で、運転をやめれば、生活が困難になり また、生張り合い張り合いもなくなりそうだということだと余計に気になる。 この物語は田舎に住む両親と離れて東京で暮らす50代男性が主役。 高校生の息子との会話は途切れがち。 二人ともが田舎...

親の免許返納問題は、誰もが気になるところ。 それが田舎で、運転をやめれば、生活が困難になり また、生張り合い張り合いもなくなりそうだということだと余計に気になる。 この物語は田舎に住む両親と離れて東京で暮らす50代男性が主役。 高校生の息子との会話は途切れがち。 二人ともが田舎暮らしを少し体験することから いろんな考え方、ものの見方が変わってくる。 親の免許返納 都会での暮らし方 親子関係 仕事への価値観  いろんなことを考えさせられる1冊。 個人的には仕事というのは 人の役に立っているという実感が とても大切だなと感じた。 ラストもとても好き。 主人公の今後を応援したくなる。

Posted byブクログ

2022/06/14

自分も自分の親も運転するので いずれおきる問題のタイトルに引かれて借りてみました。 小説の舞台ほど田舎には住んでないですが 車がないと移動しづらい為わかるなー と思いました 最後まで楽しめました

Posted byブクログ

2022/06/09

面白かった。 田舎の頑固な高齢者がなかなか免許返納できない話なんだけど、買い物難民のこととか、田舎の面倒くさい人間関係とか、面白かった。 悪者が出ない話で良かった。

Posted byブクログ

2022/05/21

小説なのにドキュメンタリーみたいな 感じがした。 すらすら読めたし、車がないとダメなくらい 田舎に住んでる訳でもないけど、なかなか 理想と現実を考えさせられる内容だったな。

Posted byブクログ

2022/05/16

どう着地するかと思ったらそうなったかというラストだった。過疎化や運転問題や生き甲斐についてついて小説で一つの生き方を学べるのは良かった

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2022/04/22

高齢ドライバーがいつ免許を自主返納するのかって実際本当に難しいんだろうな。公共交通が発達してない地方に住んでいたら死活問題だし、もう少しもう少しと先延ばしにしてしまうのが人情…この物語は息子や孫が老親のいる田舎に住むことを決断しハッピーな結末となるけど、そんなうまくはいかないこと...

高齢ドライバーがいつ免許を自主返納するのかって実際本当に難しいんだろうな。公共交通が発達してない地方に住んでいたら死活問題だし、もう少しもう少しと先延ばしにしてしまうのが人情…この物語は息子や孫が老親のいる田舎に住むことを決断しハッピーな結末となるけど、そんなうまくはいかないことの方が圧倒的に多いだろう。何のために勉強するのか、何を求めて働くのか、生きることの意味も問いながら展開する物語としては面白かった。

Posted byブクログ

2022/04/17

交通の不便な過疎地に住む高齢ドライバーと、都会に住む息子(主人公)一家の物語。 私の両親も現在70代。父は60代で病気で目を悪くしてから運転が怖くなって、自ら運転免許証を返納した。母はペーパードライバーで、身分証明書代わりに免許証を更新していたけど、60代で返納。それでも、私の...

交通の不便な過疎地に住む高齢ドライバーと、都会に住む息子(主人公)一家の物語。 私の両親も現在70代。父は60代で病気で目を悪くしてから運転が怖くなって、自ら運転免許証を返納した。母はペーパードライバーで、身分証明書代わりに免許証を更新していたけど、60代で返納。それでも、私の地元は交通の便が良い地域で、家も駅まで徒歩5分で、車がなくても不便はあまりない。 この物語の主人公の両親は田舎に住んでいて、公共交通機関は赤字路線で廃線になり、集客が悪いからスーパーが潰れ、さらに遠くのスーパーに行くためにはやっぱり車が必要。友達に会うにも車が必要で、人と会えなくなると心も元気ではなくなる。 私の両親も、今は不便がないけど、そのうち足腰が弱って徒歩や電車での移動は難しくなるかも。私は実家からそんなに遠くないところに住んでいるからいつでも助けられるけど、もしこの物語の主人公みたいに遠くに住んでたらどうなっていただろう。 いつでも自分の身に降りかかり得る物語で、読みながらいろいろ考えさせられた。

Posted byブクログ

2022/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仕事柄高齢者と関わることが多いし、実際に高齢者に車の運転を止めることもある。ちょうど最近右折時に反対車線に入ってしまって交差点真ん中でバックしてる高齢ドライバーも見た。 昨今高齢ドライバーの交通事故は絶えないけど、それはニュースになってる割合が多いだけであって、若年層の事故だってそれを上回るほど多いような気がする。 確かに心配な面もあるけど、一概に取り上げることもできないのが現実で難しい問題だなぁと改めて読んで思った。主人公の思い切った決断で解決方向に行ったのはいいけれど、実際問題こうもいかないから難しいよね…

Posted byブクログ