丸の内魔法少女ミラクリーナ の商品レビュー
ミラクリーナみたいな設定で通勤していたら感情に振り回されず冷静になって仕事ができるかも…? お守り代わりにコンパクトが欲しくなってしまった…。 他のお話“変容”は 世にも奇妙な物語に出てきそうな話だった。
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まみまぬんでらだった。 この本、凄くまみまぬんでらだった。 友達とある人の悪口を言っていた時、 凄くまみまぬんでらだった。 その時ある人は、1人、 とり残されて凛と咲いていた。 恋愛小説のことが凄く好きな子を見ている時も、 お菓子をたくさん食べた時も、 大好きなぬいぐるみと...
まみまぬんでらだった。 この本、凄くまみまぬんでらだった。 友達とある人の悪口を言っていた時、 凄くまみまぬんでらだった。 その時ある人は、1人、 とり残されて凛と咲いていた。 恋愛小説のことが凄く好きな子を見ている時も、 お菓子をたくさん食べた時も、 大好きなぬいぐるみといる時も、 まみまぬんでらだった。 凄く、 まみまぬんでらだった。 ああ、そうだったのか。 今まで感じてきた この感情は まみまぬんでらだったんだ 「まみまぬんでら」という言葉が 出てくるまで私は、五十川さん側だった。 「なごむ」では、まだわからなかった。 まみまぬんでら、まみまぬんでら、 すごくしっくりくる。 この作品は短編集。 そして、上の文は「変容」という話。 他の話が衝撃的すぎて、 題名になっている 「丸の内魔法少女ミラクリーナ」 が日常的というか、普通の話のように感じられた。 「無性教室」という話が好きかな。 この話は、文章だけだからだろうか、 凄く生々しかった。 決して、 友達にすすめれるような作品ではないが (すすめたけど) 面白かった。
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短編4作品のうち、 「丸の内魔法少女ミラクリーナ」と「変容」が好き。ちょっと笑ってしまった。 「丸の内魔法少女ミラクリーナ」は、冒頭の、 「今年で36歳になる私は、魔法少女を始めて27年目に突入する。まさか自分でもこんなことになるとは思ってもみなかった。」 で、もう好きになった。 「変容」に出てくる「なもむ」という流行語は、「エモい」みたいな感じかな。「まみまぬんでら」は「尊い」「尊ぶ」みたいなことかな。 普通に動詞みたいに活用して使ってるのが面白かった。
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読了2021.11.24 すごすぎる。 村田さんの著作、読んでいるときは「マジかよ」ってちょっと笑っちゃうんですが、決定的な瞬間に、感動して立ちすくむような気持ちになります。 表題作からポップな短編が並びますが、大トリの「変容」、ヤバいです。
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現実じゃないけど、現実にありそうな話。 空想や幻想に見えるけど、有り得なくもない。 そんな感じのふわふわした作品。 読みやすくて、内容もだらだらしてない。 タイトルの魔法少女ミラクリーナとジェンダーの話が特に好きでした。
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先日とあるゲイカップルを取り上げた映画を観て「つまらん」と思ったんですが、 若者の評判が良くてびっくりした…。 ↑この時の違和感が、この小説を読みながらパズルを解くようにピタピタほぐされていく、という 面白い体験をしました。 「シスジェンダー同様、優しい普通の物語が欲しい」と...
先日とあるゲイカップルを取り上げた映画を観て「つまらん」と思ったんですが、 若者の評判が良くてびっくりした…。 ↑この時の違和感が、この小説を読みながらパズルを解くようにピタピタほぐされていく、という 面白い体験をしました。 「シスジェンダー同様、優しい普通の物語が欲しい」という気持ちはわかるけど、 恋愛というディープな人間関係を描く場合、自分の内部の深いところや性指向に向き合うことは避けられないし、私はそういう物語が好きですね。 村田ワールドは一見不思議だったり不気味な味付けをしつつ、コアな部分としっかり向き合える。 「最近の若者は向き合うより優しさ好きよねー」なんて読みすすめながら、最後の短編で、まさにまさにその映画で感じた若者への違和感を描かれたのでした。 なかなかない読書体験だったわ。 村田作品は既存の価値観を揺らがせる魅力があって面白い。 しかも今作品はエンターテイメントとしても読みやすい。 あと、海外での人気を得る作家さんってエンターテイメントと凄みが同居してることが多いですね。「凄み」の部分が肝なのかも。
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短編集だと知らず、キラキラしたお話だと思って購入したところ良い意味で裏切られました。笑 なんだか読み終わったあと不思議な感覚になる独特なお話ばかりで、自分も大人になったなぁと感じました。
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4つのお話がそれぞれ違った視点で新しい感情を訴えている。とても読みやすく共感される場面も多かったです。面白い。
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読みきりで読みやすい。 独特な世界観! 村田先生の本を読んでいると普通とは何か?という感覚に陥りますね(^-^)
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今まで読んだ村田沙耶香さんの話の中では結構村田さんぽくない話が多かった。 後半に行くにつれ、村田さんらしさが増えてくるかんじ。でも、表題作の丸の内魔法少女ミラクリーナはほっこりした。変容の五十川さんは突然まみまぬんでらとか訳の分からない人たちに囲まれてかわいそうだった。
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