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新規事業の実践論 の商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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2020/03/22
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新規事業を立ち上げる能力は、”後天的なもの”と記載されており、新しく急に新規事業部門に配属される身としては、励まされた。この一冊は、”社内起業”に限定した進め方・考え方が書いてあり、とても参考になった。 新規事業の立上げ方の流れは以下の通り。 ①WILLを見つける:どうしても自分が解決したい課題を見つける。たくさんの”現場”と”本場”に行き、人の話を聞き、課題を見つける。それを話す。 ②一緒に活動するメンバーを決める。コミュニケーションの質を維持するには少ないほうがいいが、マンパワーを確保するには多いほうがいい。最大でも4名。 network X execution X knowledgeをチームとしてそろえる。 ③ENTRY期:事業の仮説を作成する。300回顧客と話をして、ブラッシュアップ。現場百回。そこでは、”顧客””課題””解決方法””に関する仮説を作成し、その”検証方法”を決める。。すなわち、誰のどんな課題をどうやって解決するか?そして、”どうやって検証するか?”ということ。 ”確認、事例、調査、会議、資料作成”を、”社内、上司、先輩、競合”とやることは無駄。 ただひたすらに、”顧客”に”仮説”をぶつけ300回ぶつけ、精度を高める。 ④MVP期(Minimum Viable Product):機能を最小限に絞った製品を使って、事業計画が成立することを確認する。売り方と価格設定、コスト構造、時間軸を決めてのシミュレーションをする。山程顧客と話す。mvpを見せて、できるだけ情報を引き出す。こちらの想いを説明して説得しない。 ⑤SEED期:実際に販売を開始し、多くの顧客を獲得するマーケティング手法を発見する。販売した当初のサービスのレベルは低いので、価格をあげるための工夫をすることに時間を使う。稀有な存在である最初の顧客に、そのサービスを死ぬほど愛してもらえるものにする。それが、十分仕上がってからマーケティングを始める。 ⑥ALPHA期:拡大する。但、勘のいい顧客は減り、組織が急拡大し、競合が現れるというリスクに対応する。 ⑦BETA期:経営会議で無視されないレベルの大きさになり、ガバナンスが他事業レベルまで高まる。 ⑧EXIT期:既存事業を凌ぐ投資計画が準備され、経営陣が自身で当該事業の説明を説明できるレベル。

Posted byブクログ

2020/03/10
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【どんな本】 社内起業をする人の為のHOWTO本。 WILL(意思)の作り方から起業メンバーの構成、事業化までの進め方が詳しく載っている。 【良かった点】 社内起業という広いテーマを、要素ごとに分解して必要な物を具体的にまとめている。 顧客への訪問を第一にするなど、かなり実践的。 リクルートで新規事業開発室長を勤めた著者の経験と分析が、内容に説得力を与えている。 【気になった点】 著者が示しているように対象は主に「サラリーマン」である。 個人的には更に「大企業のサラリーマン(ブルーワーカーを除く)」に絞られるので、読者層は狭いように思う。 内容も個人の経験に則ったものなので、普遍的スキルが身に付くという謳い文句は大袈裟に思える。 【総評】 読む人はかなり絞られるが、社内起業が日本再興の道と考える著者の熱も感じられた。 実践論を一般論に出来たらもっと面白くなると思う。

Posted byブクログ

2020/03/03

社内企業が最強のポータブルスキル、 社内企業をするための、発見から実際の進め方まで かなり具体的に提示してある。 マインド面では、今後、仕事に対する捉え方が変わるし、 行動面では、バイブルになり得る本だと感じた。

Posted byブクログ

2020/02/22

新規事業というと、環境の変化が目まぐるしい現代で企業が生き延びる為に立ち上げるものかと思うのですが、実際にどの様に計画して、稟議を上げて承認を得てスタートするか等、判らない事だらけだと思います。この本はそんな疑問を解決しつつ、今迄の間違った常識についても指摘してくれます。個々の会...

新規事業というと、環境の変化が目まぐるしい現代で企業が生き延びる為に立ち上げるものかと思うのですが、実際にどの様に計画して、稟議を上げて承認を得てスタートするか等、判らない事だらけだと思います。この本はそんな疑問を解決しつつ、今迄の間違った常識についても指摘してくれます。個々の会社の事情もあると思いますので状況に合わせて自分なりに応用出来れば良いですね。

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2020/02/17

「せっかく仕事をするのであれば、社内企業くらいしてみたい」と思い続けて十数年。 ところが、実際は日常業務に終われ、当初の想いは頭の片隅に追いやられたままでした。 専門を活かすために一念発起して転職したものの、転職先では事業環境の劣悪さに手を拱いていました。 そんな私にこの本は様々...

「せっかく仕事をするのであれば、社内企業くらいしてみたい」と思い続けて十数年。 ところが、実際は日常業務に終われ、当初の想いは頭の片隅に追いやられたままでした。 専門を活かすために一念発起して転職したものの、転職先では事業環境の劣悪さに手を拱いていました。 そんな私にこの本は様々な示唆を与えてくれました。 明日からは違った視点で仕事に取り組めそうです。 ちょっと時間を置いて再読したいです。

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2020/02/11

ニューズピックスから送られてきて読んだ。 新規事業なんて関係のないほぼルーチンワークの仕事をしているけど、おもしろく読めた。 かなりノウハウが具体的に書かれてて、新規事業するなら必読なのではないでしょうか。 特に筆者の経験からこんな失敗が多い→こうすればよい、というのが豊富。 ...

ニューズピックスから送られてきて読んだ。 新規事業なんて関係のないほぼルーチンワークの仕事をしているけど、おもしろく読めた。 かなりノウハウが具体的に書かれてて、新規事業するなら必読なのではないでしょうか。 特に筆者の経験からこんな失敗が多い→こうすればよい、というのが豊富。 仕事としてではないがちょいちょい提案する機会があるので、会社での新しいサービス提案のときの参考になりそう。

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2020/02/09

事業の作り方の参考になるかなと思って読んだけど大手の社内新規事業の立ち上げだけでなく自分で立ち上げるときの参考にもなる。ぶつかる壁、視点、思考についてわかるところが多い。

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2020/02/04

社内新規事業を考える上で、体系的な説明をしている数少ない書籍。 実際に事業を立ち上げる前に見ておきたかったと思う内容が盛り沢山である。

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2020/01/18
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◆主要メッセージ ・新規事業開発において身につくスキルは、もっとも普遍的なポータブルスキルである ◆明日からやること ・ゲンバやホンバで感じたことを、その日のうちに誰かに話す ◆読む前の自分 ・新規事業開発については全くやり方などがわからない ◆気づき ・原体験化は「ゲンバ(課題の震源地)」と「ホンバ(新規事業開発の最前線)」の往復によって導かれる ・新規事業開発は6ステージあり、立ち上げ期においては「してはいけない」質問がある ・新規事業開発の立ち上げ期に登場すべき単語は「仮説」と「顧客」のみであり、「確認・事例・資料、、」は出現させてはいけない ・顧客と仮説の回転数は300回が理想 ◆個人的サマリ ・リクルートの新規事業開発室長でもあった麻生さんが、新規事業開発についての実践論を書いている本 ・記載内容がかなり具体的であり、非常にわかりやすい。所々エピソードベースで書かれている箇所があり、感情移入もしやすい ・各ステージごとに記載されているアクション事項が秀逸。新規事業開発者は必読 https://www.evernote.com/l/AZHB-oyenaBB5aM8EgArYbJqHh7nmeCjpkw

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2020/01/10

日本の場合は大企業から新しいビジネスが生まれる方が、スタートアップが生まれるより楽だという序文の意見は、悔しいが納得いくものだった。内容としては、顧客に会うことの重要性と、その会い方について書かれている点が参考になった(Primary Customerのところ)。あとは意思決定者...

日本の場合は大企業から新しいビジネスが生まれる方が、スタートアップが生まれるより楽だという序文の意見は、悔しいが納得いくものだった。内容としては、顧客に会うことの重要性と、その会い方について書かれている点が参考になった(Primary Customerのところ)。あとは意思決定者が誰かというところを掴むところかな。

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