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新規事業の実践論 の商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/09/17

社内での新規事業立ち上げのベストプラクティスが段階ごとに分けて分かりやすく書かれている。 手探りで進めるのには程遠すぎる取り組みを何から始めたらよいのか、どんなプロセスを歩みどのようなフェーズで何を準備したらよいのか、ひとつの指針を手に入れたような気がする。ただ、非常に難しい航...

社内での新規事業立ち上げのベストプラクティスが段階ごとに分けて分かりやすく書かれている。 手探りで進めるのには程遠すぎる取り組みを何から始めたらよいのか、どんなプロセスを歩みどのようなフェーズで何を準備したらよいのか、ひとつの指針を手に入れたような気がする。ただ、非常に難しい航海にはなりそうなので、全てが上手くいくとはおもわずトライエラーの繰り返しと心得て、自分にできることから始めたい。 まずは仲間集めから。

Posted byブクログ

2024/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常に読んで良かった。 今までの新規事業の進め方を反省するほどに、重要な事柄が網羅されていた。 「社内企業家として覚醒し、新規事業を成功させるためにはどうすべきか」について書かれた実践論。かつ、数々の新規事業を手がけたアルファドライブの創業者が書かれた唯一の本。必読です。 本書の問い:「社内企業家として覚醒し、新規事業を成功させるためにはどうすべきか?」 問いに対する答え: ・まず、WILLが重要である。WILLを後天的に育てるためには、現場に足を運び、現場と深く対話することが必要。また、その現場の最高位(例えば、IT分野ならシリコンバレーやAppleなど)を訪れることで刺激を受け、さらにWILLを強化できる。 ・特にENTRY期からMVP期にかけては、顧客の元へ300回訪問することが求められる。顧客との接触スキルが最も重要。 ・優秀な人ほど、「確認」「事例」「調査」「会議」「資料」「社内」「上司」「先輩」「競合」といったワードに陥りがち。 ・既存事業ではこれらの要素が重要だが、新規事業開発の立ち上げ期では、これらは全て“やってはいけないこと”である。 ・仮説を持って顧客にアプローチし、顧客の反応に応じて仮説を修正する。修正した仮説を再度顧客に持っていき、さらに修正する。このサイクルを繰り返すことが、ENTRY期からMVP期での唯一の作業である。「仮説」と「顧客」以外の言葉は使わない。 ・「確認」「事例」「調査」「会議」「資料」と、「社内」「上司」「先輩」「競合」を組み合わせると、無限に作業が生まれる。これを続ける限り、新規事業は生まれない。 ・「仮説を顧客に持っていく」を300回繰り返すことで、新規事業の案が立ち上がる。「300回、顧客のところに行け」。 ・例えば半年間が与えられた場合、1ヶ月に50回顧客と会う必要がある(300÷6ヶ月=50回)。1日あたりでは2.5回のペースである(50回÷20営業日=2.5回)。 これが、新規事業を立ち上げるチームが目指すべき平均的なペースである。 ・1日2.5回顧客と会うペースを維持するためには、上司との会議や競合の調査をする暇はない。 ・チームに必要なのは、コミュニケーションのスピード、チームのレジリエンス(壁に当たっても新規事業を諦めない精神力)、そしてマンパワー(コミュニケーションのスピードとのトレードオフになる)。

Posted byブクログ

2024/08/13

独立した起業ではなく、社内起業に関するノウハウという点が面白い。顧客のみが答えを知っており、経営陣は分かったふりをして新しいアイデアを評価をすべきではない、というあたりは実際に目にしたことがあるので、痛快であった。とにかく知ったようなことを偉そうに言わねば、と経営陣が思っているう...

独立した起業ではなく、社内起業に関するノウハウという点が面白い。顧客のみが答えを知っており、経営陣は分かったふりをして新しいアイデアを評価をすべきではない、というあたりは実際に目にしたことがあるので、痛快であった。とにかく知ったようなことを偉そうに言わねば、と経営陣が思っているうちは、どんなアイデアも育っていかないと思う。

Posted byブクログ

2024/06/12

世界を変えるアイデアは世界を変える前には説明することができない。 そんな中、世界中があなたとあなたの新規事業を無視したとしても、どこかに存在するprimary customerの存在を信じて走り抜く。 なかなか大変だ。 ただ、サラリーマンとして評価されることを求めていた過去...

世界を変えるアイデアは世界を変える前には説明することができない。 そんな中、世界中があなたとあなたの新規事業を無視したとしても、どこかに存在するprimary customerの存在を信じて走り抜く。 なかなか大変だ。 ただ、サラリーマンとして評価されることを求めていた過去の社会人ではなく、自身のやりがいを重視する今の社会人には合っているのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/05/03

新規事業を多くサポートしてきた麻生氏の著書。個人的には本書に記載されているプロセスや示唆(創業メンバーの役割など)含め、参考にはなるが、こう言った方法論が蔓延しすぎていることも阻害になっているのではという疑念が残ってしまった。もちろん起業の成功確率は一定以上上昇はするとは思うので...

新規事業を多くサポートしてきた麻生氏の著書。個人的には本書に記載されているプロセスや示唆(創業メンバーの役割など)含め、参考にはなるが、こう言った方法論が蔓延しすぎていることも阻害になっているのではという疑念が残ってしまった。もちろん起業の成功確率は一定以上上昇はするとは思うので、知っておいて損はないとは思う

Posted byブクログ

2024/03/13

会社化を目指しているフリーランスがざっくりと読んでみた感想としてはちょっと参考にならなかった。 帯をもっとよく読めば会社員向けとわかったはずなので、私のミスです…笑 今後この本を手に取った際の個人的なメモとして残しておきます。

Posted byブクログ

2024/02/12

リクルートで数多くの新事業を立ち上げただけに、内容は緻密で、具体的な内容が記されてた。 アイディアからへと醸成するプロセスがあまりにも多く、折れてしまいそうだが、想いが強ければ成し遂げてしまうんだろうなぁと思ったり。

Posted byブクログ

2023/12/17

新規事業立ち上げに必要なエッセンスが凝縮された良書。著者の圧倒的な経験を基にした、有用なフレームワークと知恵が詰まっている。これから新規事業立ち上げに取り組もうとしている身だが、何かあればまずはこの本に立ち戻ってみようと感じる。

Posted byブクログ

2023/11/06

リクルートで新規事業を数多く手がけた経験のエッセンスが語られている。創業メンバーの選び方が類書にない本書の長所だと思う。

Posted byブクログ

2023/04/30

新規事業に関わる前に読むのではなく、一度実際に新規事業に携わってから読んだ方が理解が深まる1冊。 社内起業はハードルもあるけど、リスクの小さいチャレンジができるという環境でもあるし、サラリーマンという立場を最大限活かして社会貢献できる可能性があるという意味では非常に魅力的だなと...

新規事業に関わる前に読むのではなく、一度実際に新規事業に携わってから読んだ方が理解が深まる1冊。 社内起業はハードルもあるけど、リスクの小さいチャレンジができるという環境でもあるし、サラリーマンという立場を最大限活かして社会貢献できる可能性があるという意味では非常に魅力的だなと思う。 VUCAの時代ではあるけど、新しいことにチャレンジし、価値を生み出していくことはいつの時代も必要だし、個人にとっての最高のポータブルスキルだという話は納得できる。

Posted byブクログ