わたしの美しい庭 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルから想像していた話は違ったがとてもよかった。途中思いがけないところでの繋がり展開を期待してしまったがそういうことではなかった。 みんなそれぞれの立場で悩み考え縛られながらも、ちょうどの塩梅の距離感のある存在というのも自身の心の安泰を築く上で大事であると感じた
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凪良ゆうさんの作品はやっぱり人のパーソナルな部分にダイレクトに触れながらもその繊細さや、繋がりの儚さ、不純物でとても美しいみたいな、そういったごちゃごちゃした感情を経て最終的に私は私のままで生きていこうと思わせてくれます。他人がどうとか置いておいて、私は私を大切にしてあげようと自...
凪良ゆうさんの作品はやっぱり人のパーソナルな部分にダイレクトに触れながらもその繊細さや、繋がりの儚さ、不純物でとても美しいみたいな、そういったごちゃごちゃした感情を経て最終的に私は私のままで生きていこうと思わせてくれます。他人がどうとか置いておいて、私は私を大切にしてあげようと自信を持って思えるし誰かをぎゅっと抱きしめてあげたくなるようなそんな気持ちを大切にしようとも思えます。 私はまず自分のSOSを無視してしまう自分と縁を切ろうかな。
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常に人と比べてしまう私にとって救われる言葉がたくさんありました。特に統理の言葉で2つ印象に残りました。「事実というのは存在しない。存在するのは解釈だけ」と「みんな違うけど認め合おう」です。人の数だけの解釈があるが、自分がなにであるかは自分で決めればいいと腑に落ちました。なりたい自...
常に人と比べてしまう私にとって救われる言葉がたくさんありました。特に統理の言葉で2つ印象に残りました。「事実というのは存在しない。存在するのは解釈だけ」と「みんな違うけど認め合おう」です。人の数だけの解釈があるが、自分がなにであるかは自分で決めればいいと腑に落ちました。なりたい自分、ありのままの自分を認めてくれる人を大切にしたいし、私も認めてこれからの人生大切に人間関係を築いていこうと思いました。
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桃子さん好き。 面白かった。 色々な愛の形(主に恋愛)。 身に沁みる文もあるし、いやそれはどうだろうと思う部分もあった。
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読み終えて凄く優しい気持ちで この本、わたしの美しい庭の表紙を みていました。 こころが凄く傷ついて弱っている時に 助けてもらったり、助けたり、、 思い遣る沈黙や優しい色の言葉、 マイペースで妙な気を遣わない空気感、 わたしにも出来ているかなぁと思いながら 読み進めていました。...
読み終えて凄く優しい気持ちで この本、わたしの美しい庭の表紙を みていました。 こころが凄く傷ついて弱っている時に 助けてもらったり、助けたり、、 思い遣る沈黙や優しい色の言葉、 マイペースで妙な気を遣わない空気感、 わたしにも出来ているかなぁと思いながら 読み進めていました。 統理さん、百音ちゃん、路有さん、桃子さん 基くん、それぞれの家族、 それぞれの関係が凄く素敵で本当に 良かったです。 こころに響く言葉も沢山ありました。 わたしが少し疲れてしまった時に きっと助けてくれる物語になります。 わたしのまわりにもいろんな人がいますが 誰かの かいしゃく とは関係なく、 わたしの大切な人達と手を取り合って いきたいなぁと思います。 縁切りさんと呼ばれている御建神社。 わたしなら形代になんて書こうかな、、、
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凪良ゆうさんの作品は「流浪の月」「汝、星のごとく」に続いて三作目。 こちらもとても面白かったです。 互いを認め合って、自分たちだけの愛のある場所をつくる人たちの姿は、「流浪の月」と通じるものがあるなと思った。大切なことは、自分がわかっていれば大丈夫っていう芯がしっかりあるところ、...
凪良ゆうさんの作品は「流浪の月」「汝、星のごとく」に続いて三作目。 こちらもとても面白かったです。 互いを認め合って、自分たちだけの愛のある場所をつくる人たちの姿は、「流浪の月」と通じるものがあるなと思った。大切なことは、自分がわかっていれば大丈夫っていう芯がしっかりあるところ、凪良ゆうさんの作品って感じがする。 心を打つフレーズは至る所にあるのだけど、さらっと書かれている細かいところまで表現が秀逸で。 「坂口くんを思い出す時は心を薄く薄くしていた」とか、「ふいに目を縫い付けられた」とか。言葉ってすごいなって思う瞬間がたくさん。 みんながみんな、心の中にある美しい庭を守れるようになったら良いよね。なかなか難しいことだけど、この屋上庭園に集まる人たちはそれを実現していて、とっても素敵だなと思った。 茄子素麺も美味しそうだし、キャベツとベーコンのお味噌汁にバタートーストを浸して食べてみたくなった。凪良さんって、お料理上手なのかな?
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この題名の「私」は百音ちゃん目線なんだなぁ。 とても温かい。今の世の中色々ありますよ。 全員がいい意味で考えすぎ、抱えすぎる。 自分もそう。(考えなさすぎるのもダメ) でもその状態を愛せよと。支えあおうと。 そうこの本は言っている気がします。 個人的に結婚だの言われ、かつ精神的...
この題名の「私」は百音ちゃん目線なんだなぁ。 とても温かい。今の世の中色々ありますよ。 全員がいい意味で考えすぎ、抱えすぎる。 自分もそう。(考えなさすぎるのもダメ) でもその状態を愛せよと。支えあおうと。 そうこの本は言っている気がします。 個人的に結婚だの言われ、かつ精神的にしんどくなっている、無職の自分に重ね合わせながら読みました。 自分は自分の人生を生きていけばいい。 そう心の支えになってくれるストーリーでした。
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人は誰しも痛みや苦しみをもっていて、でも無理に同情したり解決したりする必要はなくて、優しく温かなつながりによって静かに肯定してくれる話。 ただ、彼らは社会通念(=普通とか、世間体とか)に対して、ちゃんと闘っている。同性愛が、血縁のない家族愛が、もっといろんな愛が、普通から疎外され...
人は誰しも痛みや苦しみをもっていて、でも無理に同情したり解決したりする必要はなくて、優しく温かなつながりによって静かに肯定してくれる話。 ただ、彼らは社会通念(=普通とか、世間体とか)に対して、ちゃんと闘っている。同性愛が、血縁のない家族愛が、もっといろんな愛が、普通から疎外されない社会になりますように。 「人の心のうちなんてわからない。けれど、それでも、今かすかに触れたかもしれないと思える瞬間、それがあれば充分だと思える。みんなそれぞれ厳密にはひとりずつで、その折々でつながったり、離れたりしながら生きている。」 「失うことや持っていないことで得られるものもあるんだ」
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一見ヘンテコな家族 家族って呼べるかも、怪しいかもしれない でも心地よくて お互いがお互いのことを知ろうとして 家族って辞書通りの家族じゃなくても こんな家族に優しい気持ちになる
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あるマンションの屋上には縁切り神社がある。そこの管理人や友人、マンションの人たちの個々が思う人生観が語られているような話でした。 個人的には一番最初の人の、高校生の時に好きだった人が忘れられなくて、1人で生きていく決意をした人が印象的でした。(今どきのおひとり様の価値観のひとつな...
あるマンションの屋上には縁切り神社がある。そこの管理人や友人、マンションの人たちの個々が思う人生観が語られているような話でした。 個人的には一番最初の人の、高校生の時に好きだった人が忘れられなくて、1人で生きていく決意をした人が印象的でした。(今どきのおひとり様の価値観のひとつなのかとも思ったので) 群像劇なので、語り手は変わるのですが、興味ない方の話もあるのでその点で星3つになりました。
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