わたしの美しい庭 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰だって心に傷のひとつやふたつは持っているし、捨てられない思い出の三つや四つはあるだろう。 そういうあれこれを抱え込んで身動き取れなくなったとき、誰かがそばにいてくれたら。 捨てたって身軽にはなれないあれこれごとまるっと受け止めてくれる誰かがいてくれたら。 ここにはそんな身軽になれない不器用な他人が集まっている。 他人なのに自分と一緒に傷ついてくれる人たちの集まる庭。なんて優しい庭なんだ。 たくさんの後悔と、たくさんの傷が、あたりまえのようにそこにある。あるけど、それでも大丈夫、という安心感。優しい人が幸せになれますように、そう思いながらページを閉じた。
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私の美しい庭は屋上にあり、そこは神社で縁切りをする場所なのである。私の美しい庭は1と2に別れていて、1には3つの話しがあって、いき遅れの女性、ゲイの男性、うつ病の男性と少し常識的に言うと問題がある?と思われるかもしれない人たちが主人公で、最初の女性は「世間体」。二人目は「逃げ腰」...
私の美しい庭は屋上にあり、そこは神社で縁切りをする場所なのである。私の美しい庭は1と2に別れていて、1には3つの話しがあって、いき遅れの女性、ゲイの男性、うつ病の男性と少し常識的に言うと問題がある?と思われるかもしれない人たちが主人公で、最初の女性は「世間体」。二人目は「逃げ腰」というように何かから縁を切る話しだった。最初の桃子さんの話しが良くって、結婚の時期になると相手を見つけなきゃという、あの圧力は何なのか?。そもそも結婚とは何かを考えさせられた。世間体を捨てれば楽になるじゃんかという発想に賛同する。
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わたしの美しい庭 著作者:凪良ゆう 凪良ゆうが贈る救いに満ちた感動作 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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