虹いろ図書館のへびおとこ の商品レビュー
いじめにより、学校に行けなくなったほのか。たどり着いたおんぼろ図書館で出会った、緑色の司書と謎の少年。図書館の人達、本との出会いにより、ほのかの心も解けて広がっていって。 著者の櫻井さんは司書さんだったとな。 うーん納得。本や図書館が好きな人には、より魅力的な本。装丁・カバーイ...
いじめにより、学校に行けなくなったほのか。たどり着いたおんぼろ図書館で出会った、緑色の司書と謎の少年。図書館の人達、本との出会いにより、ほのかの心も解けて広がっていって。 著者の櫻井さんは司書さんだったとな。 うーん納得。本や図書館が好きな人には、より魅力的な本。装丁・カバーイラストもとても素敵 ファンタジーなのかと思ったけど、全く違った 『外見で判断してはいけない』 笑" 胸の辺りがきゅっと苦しくなったり、深く考えたり。最後は、ほっこりした気持ちで終わった。 私も、虹いろ図書館の天井見たい。
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図書館って、こういう場所であって欲しい。 まわりにたくさんの人がいるけれど、誰も自分の世界にずかずか踏み込んでこなくて…でも自分が求めさえすれば、色んな事や様々な人とコミュニケーションがとれたりもする。 ひとりで過ごすことが、寂しくも後ろめたくもない、最高に私の好きな場所。 ...
図書館って、こういう場所であって欲しい。 まわりにたくさんの人がいるけれど、誰も自分の世界にずかずか踏み込んでこなくて…でも自分が求めさえすれば、色んな事や様々な人とコミュニケーションがとれたりもする。 ひとりで過ごすことが、寂しくも後ろめたくもない、最高に私の好きな場所。 生きていくことに苦しくなったとき、どこでもいいから自分に居場所があれば、何とかそこで踏ん張れることってあると思う。女の子が出会えた図書館と、そこでの出会い。それぞれの成長とこれからの未来へのワクワクが、とても暖かく、素敵な1冊でした。
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いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!こころを彩る感動の物語。世界一美しいラストが、あなたを待っています。第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作...
いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!こころを彩る感動の物語。世界一美しいラストが、あなたを待っています。第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。 題名から、ファンタジーかと思ったけど、現実世界の話だった。理不尽なことに対して、しっかり怒れる登場人物たちに救われる。ほのかが安心して過ごせる、図書館という場所があって、本当によかった。時間は待ってくれなくて、物語はいずれ終わってしまうけれど、その先に素敵な未来が待っていることもある。進むこと、今を変えることを怖がらず、自分の道を探っていけるようになったほのかに、拍手!
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学校行くのが嫌になっちゃった子が、理解者と居場所を見つける話は、無条件に好きなのですが、それが図書館というのがまたよかった。図書館はこうであってほしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
見事なハッピーエンド~お母さんが入院し、お父さんは業務上横領をしたと会社を追われて慣れない現場仕事に移り、小学校6年の私と姉はエレベーターのない5階建ての団地の4階に引っ越し、かおり姫が支配しているクラスでイジメに遭って不登校になった。誰にも心配を掛けたくなくて昼間に逃げ込んだのは図書館で、顔に青痣のあるイヌガミさんにも慣れた。中学生のスタビンスともため口を利くようになった。図書館の諸々の仕事を手伝うようになり、クリスマスには大きな紙芝居の主役の声も務めたが、それは担任と父親も見ており、話し合いで保健室登校が決まり、かおり姫と対決する覚悟も固まった。お父さんの疑いも晴れ、元に家に帰れることになったが、雪の夕方、お母さんの容態が急変したと姉がタクシーで迎えに来た…~子供が読む本は小難しい理屈は要らない。ハッピーエンドで結構、結構。これがバッドエンドじゃネェ
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図書館が居場所になるっていいな。ほのかが図書館に行くようになったのは、決して明るい理由からじゃないけど、それでもそこでの出会いに救われたのかもしれない。 人は自分とちがうものを怖がる。怖がって攻撃したりする。きちんと知れば怖くないのに。いろんなことを知ることは、きっと未来の糧にな...
図書館が居場所になるっていいな。ほのかが図書館に行くようになったのは、決して明るい理由からじゃないけど、それでもそこでの出会いに救われたのかもしれない。 人は自分とちがうものを怖がる。怖がって攻撃したりする。きちんと知れば怖くないのに。いろんなことを知ることは、きっと未来の糧になる。
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面白かった。 いじめで学校へ行けない子の図書館が居場所になっているっていい。 イヌガミさん、カッコいい。本当の司書だ。 ほのかを先生達が探しに来たとき、「図書館の自由に関する宣言」を盾にきっぱりと断った。 そうなのだ、図書館は利用者の秘密を守らなければならないのだ。だから安心して...
面白かった。 いじめで学校へ行けない子の図書館が居場所になっているっていい。 イヌガミさん、カッコいい。本当の司書だ。 ほのかを先生達が探しに来たとき、「図書館の自由に関する宣言」を盾にきっぱりと断った。 そうなのだ、図書館は利用者の秘密を守らなければならないのだ。だから安心して色んな人が来れるところにならなければならないのだ。 おはなし会の様子やリサイクル図書の話、また民間委託の話まで盛り込まれていて流石、図書館で働いている人が書いた本だ、と思った。 それぞれの章にも絵本などの書名が当てられていて面白い。まだ読んでいない本は手に取ってみたくなる。 続編も楽しみだ。
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学校に通えなくなったほのかがたどりついたのは古びた図書館。誰にも気づかれないように静かに勉強して時間をつぶしていたほのかを、なつかしい絵本や図書館の児童室の風景が迎え入れてくれた。やがてみどりいろの司書イヌガミさんや謎の少年と話すようになり、ほのかの世界は少しずつ広がっていく。図...
学校に通えなくなったほのかがたどりついたのは古びた図書館。誰にも気づかれないように静かに勉強して時間をつぶしていたほのかを、なつかしい絵本や図書館の児童室の風景が迎え入れてくれた。やがてみどりいろの司書イヌガミさんや謎の少年と話すようになり、ほのかの世界は少しずつ広がっていく。図書館好きの人、本好きの人にはたまらない物語で、これから本を読む人には本の世界への案内人になってくれる本です。
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転校先でともだちを作ろうとしたもののしくじってしまい学校に居場所をなくしたほのか。彼女が見つけた居場所は図書館だった。 図書館に通ううち、色んな人と関わりを持ち困難と戦っていく。 小学生らしい悩み。それは小さな世界の小さな悩みなんだけど、そのときはそれが世界の全てなんだよなあ。...
転校先でともだちを作ろうとしたもののしくじってしまい学校に居場所をなくしたほのか。彼女が見つけた居場所は図書館だった。 図書館に通ううち、色んな人と関わりを持ち困難と戦っていく。 小学生らしい悩み。それは小さな世界の小さな悩みなんだけど、そのときはそれが世界の全てなんだよなあ。 読み終わったときこころにぽっと火が灯るようなあったかいお話だった。
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いじめのお話から始まってどんな悲しくて重いストーリーが展開されるのかと暗い気持ちだったが 図書館という居場所を見つけた主人公の快進撃に思わず拍手喝采。人を見た目で判断してはいけないことやいじめを悟られたくない主人公の健気ささそのことを大切にする大人たちの見守りなど。 小学生の目線...
いじめのお話から始まってどんな悲しくて重いストーリーが展開されるのかと暗い気持ちだったが 図書館という居場所を見つけた主人公の快進撃に思わず拍手喝采。人を見た目で判断してはいけないことやいじめを悟られたくない主人公の健気ささそのことを大切にする大人たちの見守りなど。 小学生の目線で平易な文章で綴られている物語だからそこの優しさもにじみ出ていたように思う。擬音語の使い方も絶妙。ろうそくの炎をてりてりとマジックペンの音をぴゅるぴゅると表現したり。 さまざまな作品も垣間見れたのも楽しかった。
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