虹いろ図書館のへびおとこ の商品レビュー
タイトルからファンタジー要素が入るのかと思ったらそうではなく、ヘビのような痣のある司書さんだった。 ほんと逃げ場は必要。詮索しないで普通に接してくれる大人がいるって大きい。 そして月日が流れてまた交流が始まるのが良かった。
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- ネタバレ
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本屋さんでたまたま見つけて、なんとなく気になって手に取った1冊。 主人公は小6の女の子なんだけど、その子の横でずっと見守ってるような温かさを感じられた。作者の方の言葉選びが本当に優しい。 いじめで学校に行けないほのかちゃんとスタビンズ君と、見た目がちょっとちがうイヌガミさんと、この本を通してこの人たちと出会えてよかったなあ〜と思えるくらい素敵な本だった〜普段はつまらなそうな目をしてるイヌガミさんが学校に行けずに図書館に来たほのかちゃんを守ったのが印象的だった。居場所があるってだいじ。
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子どものころの悩みって、すごく深刻で、いろいろ心配して、心が押し潰されそうな時があったけど、いまはそんなことあったな、何でそんなにドキドキしたんだろうと思うんだけど、当時の気持ちのまま読んで、ほのかの気持ちに寄り添いながら読むことができた。 解説にあったように、現実は必ずしもハッ...
子どものころの悩みって、すごく深刻で、いろいろ心配して、心が押し潰されそうな時があったけど、いまはそんなことあったな、何でそんなにドキドキしたんだろうと思うんだけど、当時の気持ちのまま読んで、ほのかの気持ちに寄り添いながら読むことができた。 解説にあったように、現実は必ずしもハッピーエンドにはならないけれど、だからこそ、そういう本を読みたい時もある。希望と勇気が湧いてくる一冊。いま、問題抱えてる子も、大人も、その世界観を試してほしい。
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一人称あたしの小学六年生が主人公。 まったく期待せず、なんとなくこんなん流行ってんのかあとコーヒー片手に座席に持って行き読み始めて、そのまま購入。 いろいろな思いが触れてきた。 なんだか、なんていうか、宝箱に入れてた宝ものみたいな本。
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敬愛する佐原ひかりさんが『ポケットに入れて持ち運べるやさしいおまもりだよ』とオススメしていたので読んだですが、すごく良かったです。本当にお守り代わりに持ち歩きたい一冊です。 第一回「氷室冴子青春文学賞」大賞受賞作品だけあって、大人も子どもも世代を超えて楽しめるいい作品だと思いま...
敬愛する佐原ひかりさんが『ポケットに入れて持ち運べるやさしいおまもりだよ』とオススメしていたので読んだですが、すごく良かったです。本当にお守り代わりに持ち歩きたい一冊です。 第一回「氷室冴子青春文学賞」大賞受賞作品だけあって、大人も子どもも世代を超えて楽しめるいい作品だと思います。 ほのかの初恋と失恋もイヌガミさんが幸せになっているのもすべて美しいし、最後のスイミーがたまらなくいい。 巻末にこの物語に登場する作品が載っているのもとてもいい。子どもが小さかった頃に戻って全部一緒に読みたい。 虹いろ図書館シリーズ全部読むぞ。
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自分自身、本を読む習慣ができたのは社会人になってからだったから、子供時代にこんな風に本の良さを教えてくれる人と出会えていたら、素敵だなと思った。物語の主人子に例えられるの憧れる!
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最後におかえり図書館へでほのかさんが18歳になっていてしめくくりにちいさなかしこいさかなのはなし裏表紙にも赤い魚に一つだけ黒い魚があるのもおもしろかったです。
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再読。 もっとこのシリーズが広まれば良いのにと思うのと同時に、知っている人だけが知っていて欲しいという気持ちもある。つまりは私はこのシリーズが大好きです。 不登校という問題を、とてもライトに、しかし真っ直ぐに受け止めている作品。 そして、私たち大人が子供に対してどのように接すれ...
再読。 もっとこのシリーズが広まれば良いのにと思うのと同時に、知っている人だけが知っていて欲しいという気持ちもある。つまりは私はこのシリーズが大好きです。 不登校という問題を、とてもライトに、しかし真っ直ぐに受け止めている作品。 そして、私たち大人が子供に対してどのように接すれば良いのか。その選択肢を広げてくれる作品でした。 分類としては児童書なのかもしれない。だとしたら児童書の持つ力って凄い!
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未知は不安だし恐怖、だからこそ自分と違うものには攻撃的になったり億劫になったりする。知ることは安心だし、ワクワクするし、世界が広がっていくということ。今まで出会ったことのない知識や体験、経験、他人と出会うことで人生も心も自由になれる。 今知らないことをもっと知りたい、てゆーかもっ...
未知は不安だし恐怖、だからこそ自分と違うものには攻撃的になったり億劫になったりする。知ることは安心だし、ワクワクするし、世界が広がっていくということ。今まで出会ったことのない知識や体験、経験、他人と出会うことで人生も心も自由になれる。 今知らないことをもっと知りたい、てゆーかもっと図書館でゆっくり本が読みたい、そう思えました。
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ページをめくる手が初めて止まらなかった、いろんな気持ちが描かれていた、と小学校6年生が目を輝かせて薦めてくれた1冊です。 主人公ほのかが経験したいじめ、図書館員たちとの温かい関わり、家族への思いが真っ直ぐ描かれ、心が揺さぶられました。 この図書館のような心の拠り所となる場所...
ページをめくる手が初めて止まらなかった、いろんな気持ちが描かれていた、と小学校6年生が目を輝かせて薦めてくれた1冊です。 主人公ほのかが経験したいじめ、図書館員たちとの温かい関わり、家族への思いが真っ直ぐ描かれ、心が揺さぶられました。 この図書館のような心の拠り所となる場所を必要としている子がどれほどいるのでしょうか。イヌガミさんのように、立場が上の人にも毅然と立ち向かえる、そんな大人でありたいと思いました。
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