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虹いろ図書館のへびおとこ の商品レビュー

4.2

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    15

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2020/08/05

なるほど、なるほど。『権利宣言』などにちゃんと触れられていて、図書館の役割とか、良いところとか、運営のあり方とか、大人が読んでも考えさせられるポイントが多いなぁと感じました。 2020/6/21読了

Posted byブクログ

2020/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やはり人生はプラスマイナスゼロだと思う。クソのようなやつらもいれば図書館周りの人たちのような人もいる。 いじめの内容が犯罪やし担任が無能過ぎやけどそこを軽蔑する姿勢を貫いたから物語自体が爽やかになった。 それにしても、姫や取り巻き、担任は許せん…

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2020/07/27

エブリスタの中で1番好きな作家さん。大幅な加筆修正があり、満足。書籍を買ってよかったなあと。少女の成長物語なので、いじめっ子への制裁とかスカッとみたいな話ではない。

Posted byブクログ

2020/07/25

難しい漢字がルビではなく、ひらがな表記ですので、主に小中学生向きではないかと思います。 いじめや不登校、差別的な話が登場するのですが、暗い雰囲気にはならず、明るく前向きな雰囲気にさせてくれました。特にいじめの描写は主人公ならではの解釈でネガティブ思考にさせない工夫は良かったです。...

難しい漢字がルビではなく、ひらがな表記ですので、主に小中学生向きではないかと思います。 いじめや不登校、差別的な話が登場するのですが、暗い雰囲気にはならず、明るく前向きな雰囲気にさせてくれました。特にいじめの描写は主人公ならではの解釈でネガティブ思考にさせない工夫は良かったです。 登場人物のキャラクター性が良くも悪くも際立っていて、児童文学よりの雰囲気がありました。 主に図書館が舞台なので、本の題名が登場します。また、各章に出てくる本の題名が物語のキーワードとなって、話を盛り上げてくれます。その中で一番印象深いのは、帯に書いている辻村さんの書評と同様、中盤あたりの話でした。ある人の発言が、ジーンと感動し、キターッとも思いました。 図書ならではの事と相まって、素晴らしいと思いました。 いじめや差別ともなると、どうしても視野が狭くなり、孤独ばかりが続きます。この本を読んでいると、勇気づけられることはもちろん、考え方もちょっと変わるかと思います。 小中学生向きですが、大人でも心が揺れ動き、良い作品でした。 大きな盛り上がりはありませんが、読み終わった後、心を温かくさせてくれました。

Posted byブクログ

2020/06/09

 評判を聞いて手に取る。児童文学とのことで、最初の数ページはひらがな交じりの文章にひっかかりを覚えるが、すぐにそんなことは忘れてしまうくらいに引き込まれる。  子供だけの物語ではなくて、自分の物語だと感じる。主人公のほのかの痛みや苦しみが実感できる。そうして、大人であるがゆえに敵...

 評判を聞いて手に取る。児童文学とのことで、最初の数ページはひらがな交じりの文章にひっかかりを覚えるが、すぐにそんなことは忘れてしまうくらいに引き込まれる。  子供だけの物語ではなくて、自分の物語だと感じる。主人公のほのかの痛みや苦しみが実感できる。そうして、大人であるがゆえに敵となる人々の背景も考えてしまう。  子供のころ、いじめられていたことがあって、その時に私はずっと本を読んでいた。そのころに私のそばにもこんな図書館があったら、今の自分はもっとずっと楽だったような気がする。読み終えて著者の経歴を見ると、なるほど、となる。  つらさとわくわくと冒険と、確かにとても面白い児童文学だった。  次の作品も楽しみ。

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2020/05/31

所謂YA向けの本かな?小学校高学年くらいから楽しめる本だと思います。 数年前の夏休みの終わり頃、どこかの図書館が「学校に行きたく無い子は図書館に来てください」とメッセージを出したことがニュースになったのを思い出しました。 学校に行けず、それを家族にも言えない子供たちのこんな風な...

所謂YA向けの本かな?小学校高学年くらいから楽しめる本だと思います。 数年前の夏休みの終わり頃、どこかの図書館が「学校に行きたく無い子は図書館に来てください」とメッセージを出したことがニュースになったのを思い出しました。 学校に行けず、それを家族にも言えない子供たちのこんな風な避難場所が、どの町にもあると良いよねえ。 物語はYA世代向けの良質なブックガイドにもなっています。 私もこれを読みながら、また読みたい本が増えました。

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2020/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お父さんの都合で転校生になり、お母さんも入院中。クラスのお姫様タイプに些細な事で嫌われ、図書館に通うようなり…。担任やかおり姫、その親など、展開に児童書らしさはあるが「小学生の時の気持ちってこうだよなぁ」と思う。逃げ場所があるって救いだし、見た目で判断する人は多い。強くなるのは本当に勇気がいる。素敵な小説だった。スタビンズ君との再会!すっかり素直な好青年になっちゃってーー。

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2021/02/22

ほのかちゃんが素敵な図書館に出会えてよかった。ほろ苦い恋心。ラストの再会。展開の先が裏切らない。本の後ろ遊び紙もイイ!

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2020/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネットの紹介記事で、いじめられっ子の避難所としての 図書館が描かれた本と知り読んでみた。 のっけから、猫にペンで落書き、更に殴るなど 普通に動物虐待が行われ いじめっ子の酷さを描写する為なのだろうが その点での制裁がいじめっ子に加えられないことには あまりすっきりしない点であった。 可哀想で済まさないで欲しい。 この親にしてこの子ありで、かおりの父親も最悪なのが わかりやすい悪役である。 自分だったらそんな人間と友達になるより、 一人の方が気が楽だ。 主人公の姉は言葉遣いがかなり乱暴だが、とても偉い。 きちんと家事をこなしているのが頭が下がる。 主人公ほのかは、正直あまり共感できるところがない。 何故そんな行動を取るのかと思うところも多く、 所謂『いじめられる側にも原因がある』を感じてしまう。 ただし、原因があったとしていじめて良い理由にはならない。 今日学校は休みなの? と訊いてくる大人たち。 本人は良かれと思って心配していたり、 サボっているのではという正義感だったりから 訊いてくるのだろうけれど、 言われる方からしたら恐怖でしかない。 言われるのではないか、と思うだけで身が震えるだろう。 それだけに、図書館にいる人たちがほのか達に何も言わず 特にイヌガミさんが意識的に彼女たちを追い詰めて 避難場所を奪わない為に守ってくれているところは とても良かった。 結局、父も姉も優しく 担任の先生も悪い人ではなくて そこまで酷い事態にならず物語は収束していく。 国会図書館のカウンターに刻まれた 「真理がわれらを自由にする」という言葉は 本を読む人たちにとっては深く感じ入る言葉ではなかろうか。 イヌガミが言っていた 映画を先に見てから本を読むと自分で想像する世界を作り出せない。映画を思い浮かべるだけになる という言葉は確かに、と思う。 他の人が書いたお話を読むだけじゃなくて、自分で自分のお話を頑張って動かさないと駄目なんじゃないか という件も良かったと思う。

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2020/01/18

うん……読み終わりたくない気持ちわかるなあ……。 ドリトル先生シリーズを小学生のころ毎週一冊ずつ読み進めて、ずっと順調に読んでたのに、とうとう最後の『楽しい家』になってしまったとき、なんかやたらと寂しくなってあまり楽しく読み進められなかった記憶がある。楽しい家……あーだけど私はそ...

うん……読み終わりたくない気持ちわかるなあ……。 ドリトル先生シリーズを小学生のころ毎週一冊ずつ読み進めて、ずっと順調に読んでたのに、とうとう最後の『楽しい家』になってしまったとき、なんかやたらと寂しくなってあまり楽しく読み進められなかった記憶がある。楽しい家……あーだけど私はそこにはいないんですね……もう一緒にいられないんですね……みたいな。 いじめられてる主人公の、わりと平静にしっかりしてるけどやっぱりしんどい感じや図書館の描きかたが良かった。 いじめっこの方に関してはフォローがなかったのがちょっと惜しい気もする。 最後のスイミーには胸が温かくならざるを得ない。

Posted byブクログ