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まち の商品レビュー

4.2

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    66

  2. 4つ

    77

  3. 3つ

    36

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2022/01/19

ひとの続編かと思っていたら、 全く違うのにびっくり。 でも、同じ商店街とお惣菜屋さんが 出てきてちょっと嬉しくなってる時に 悲しいニュース。 なんとなく予感してましたが悲しい。

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2022/01/17

表紙のイラストから完全に『ひと』の続編だと思って手に取りました ぜんぜん違いました(微妙にリンクしてますが) 詐欺やん!表紙詐欺やん!(ひどい言いよう) 詐欺ではありましたがすごい面白かったです(詐欺なのは譲らない) 穏やかに流れる時間の中でいろいろな出来事が起こりますが主人...

表紙のイラストから完全に『ひと』の続編だと思って手に取りました ぜんぜん違いました(微妙にリンクしてますが) 詐欺やん!表紙詐欺やん!(ひどい言いよう) 詐欺ではありましたがすごい面白かったです(詐欺なのは譲らない) 穏やかに流れる時間の中でいろいろな出来事が起こりますが主人公はそのひとつひとつにとても丁寧にとても誠実に対応して行きます そして周囲の人に心を配り、助けたいと意思をもった行動は小さな幸せを招いていきます 当然です 良い行動が良い結果をもたらすのは当然です もちろん時には避けられない不幸な出来事も起きますが積み重ねることで乗り越えられるのです そんな主人公の生き方はじいちゃんの影響であることは間違いなく じいちゃんは文字通り『前を歩く人』です より重い荷物を背負いながらも道のりを楽しめる人です 死の目前にあっても他人を思いやれる人です 後に続く若者の手本となれる人です 自分もそんな人になりたいと思いました

Posted byブクログ

2022/01/15

田舎から上京して、江戸川区平井に二十歳から10年くらい住んでいた。荒川河川敷も走ったりしてた。その当時の自分に重ね合わせる場面がたくさんあった。会話の往復が面白い。この作者の他の作品も読みたい。

Posted byブクログ

2022/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小野寺さんの作品、好きです(*^^*) 「ひと」を読んでからの2作目。 日々を丁寧に暮らしている主人公。 地に足がついてる。 それは祖父の影響大なんだろうなぁ 彼にとっての普通 それは彼以外には普通ではない とても安心して うんうん て頷きながら読んでました。 じぃちゃん、死に際まで格好良すぎ。 次回作も期待大です☆彡

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2021/12/19

『ひと』がとても良かったので、2冊目の小野寺さん。 小学3年生の時に火事で両親を亡くし、尾瀬ヶ原が広がる群馬県の片品村で歩荷(ぼっか)をしていた祖父に育てられた江頭瞬一。祖父に「東京に出て、よその世界を知れ。知って、人と交われ」と背中を押され、高校卒業とともに上京し、引越しの日...

『ひと』がとても良かったので、2冊目の小野寺さん。 小学3年生の時に火事で両親を亡くし、尾瀬ヶ原が広がる群馬県の片品村で歩荷(ぼっか)をしていた祖父に育てられた江頭瞬一。祖父に「東京に出て、よその世界を知れ。知って、人と交われ」と背中を押され、高校卒業とともに上京し、引越しの日雇いバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで丸4年が過ぎていた…。 歩荷とは、食料や燃料などの必要物資を麓の問屋から山小屋へと運ぶ仕事のこと。 今回も特に大きな事件は…起きていないとは言えない、というか起きてはいるんですよね、充分に。でもなんというか「大きな事件」として描かれていない、という感じでしょうか。日常の生活の中にさらりと、淡々と描かれているんです。 「頼る側じゃなく頼られる側でいろ」 「人を守れる人間になれ」 おじいちゃんの言葉がとても良い。 かっこいいおじいちゃんでした。 そして瞬一くんも、『ひと』の聖輔くんに負けず劣らずとても真面目で優しい青年だったし、未来への希望を感じられ、しかもしみじみと「あ〜よかったなぁ」と余韻にひたれるラストでした。 おかずの田野倉、いつ出てくるのかとずっと待ってました!やっぱりコロッケ美味しそうです。 次の小野寺さんは、やっぱり筧ハイツ繋がりで『ライフ』を読もうかな。

Posted byブクログ

2021/12/05

「ひと」に続いて小野寺さんは二作目。 読み出すといつの間にか引き込まれる不思議な魅力がある。 両親を火事で亡くし祖父に育てられた舜一くん。高校卒業後、東京荒川沿いのアパートで暮らす舜一くんの目を通して感じる日常。 「ひと」でも感じたことだけど、ご近所さんとの交流とかアルバイト先...

「ひと」に続いて小野寺さんは二作目。 読み出すといつの間にか引き込まれる不思議な魅力がある。 両親を火事で亡くし祖父に育てられた舜一くん。高校卒業後、東京荒川沿いのアパートで暮らす舜一くんの目を通して感じる日常。 「ひと」でも感じたことだけど、ご近所さんとの交流とかアルバイト先での色々とか、ゴタゴタも含め何気ない日常にすごく親近感。会話シーンが心地よくて好き。 そして舜一くんのじいちゃんが素敵でした♪ 頼もしくて、強くて、温かくて、舜一くんへの愛をいっぱい感じた。 その教えを私も心に留めておこうと思う。 『人は大事にな』 『人を守れる人間になれ』 「ひと」とのリンクで総菜屋のコロッケが出てきたのも嬉しい。 そうやって見えないところ、気づかないところで人と人は繋がっているんだなぁと感じた。 肩の力を抜いて読めて、ホッとします。

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2021/11/30

小野寺史宜さんの「ひと」が面白かったので「まち」も読んでみました。「ひと」と同じような感じのお話でしたがこれも良かったです。 人とのつながりの大切さを感じます。 「ひと」のコロッケ屋さんが出てきます。

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2021/11/30

なんとも味わい深い。 とても穏やかに流れる時間の中で、人と人の交わりが丁寧に描かれ、同時に登場人物の暮らす「まち」が優しく包み込んでくれている感覚に陥る。 散歩のシーンは、まるで一緒に歩いているよう。 どのまちも、道も、魅力的に映る。 主人公が住む「街」も、対にある「村」(主人...

なんとも味わい深い。 とても穏やかに流れる時間の中で、人と人の交わりが丁寧に描かれ、同時に登場人物の暮らす「まち」が優しく包み込んでくれている感覚に陥る。 散歩のシーンは、まるで一緒に歩いているよう。 どのまちも、道も、魅力的に映る。 主人公が住む「街」も、対にある「村」(主人公の故郷)も、とても愛おしく感じる。 最後のじいちゃんの台詞で、 「生きることに慣れない人間になれる」 というのがたまらない。じわじわと沁みる。 自分も、一日一日を丁寧に暮らしたいと思える作品。。

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2022/03/04

人の深い部分の誠実さや強さ、プライド、等が小野寺さんの作品に通ずるんじゃないかな… 人の本質をキチンと見てあげる。そうする事で救われる人は沢山いると思う。 「じいちゃん」が本当に素晴らしい。寡黙な故に心に響く。 (慣れると言うのは感覚が麻痺するって事。麻痺しないのも辛い。 で...

人の深い部分の誠実さや強さ、プライド、等が小野寺さんの作品に通ずるんじゃないかな… 人の本質をキチンと見てあげる。そうする事で救われる人は沢山いると思う。 「じいちゃん」が本当に素晴らしい。寡黙な故に心に響く。 (慣れると言うのは感覚が麻痺するって事。麻痺しないのも辛い。 でも生きる事に慣れない人間になれる…) 深い… 「ひと」「縁」にリンクするところがあったり、、、どれも時々読み返して温かな気持ちにになりたい。

Posted byブクログ

2021/10/27

ひたすら主人公の人間性があたたかい。 気持ちが穏やかになれる本。 じいちゃんもいいなぁ…。 初めて読む作家さんでしたが、文体が素直で読みやすかったです。 そのあたりも主人公の感じと合っていて、読後はほっこりしました(*^^*)

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