まち の商品レビュー
決して派手ではないけど、真面目に誠実に暮らしている人たちを描きます。 主人公は、引越しのアルバイトしながら、荒川沿いのアパートでまちの人たちと触れ合いますが、みんな普通だけど、いい人達です。こんな風に人に接することができたらいいな。
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群馬、片品村から東京に出てきて、どこに住もうと考えて、 大規模な自然のある所、太い川がある江戸川区を選んだ。 荒川がある江戸川区。そこを中心として、コミュニティを確立していく。あまり人付き合いが得意といえない江藤瞬一くんだが、だからこそ、誠実さが伺えていいなと思える。じいちゃんが...
群馬、片品村から東京に出てきて、どこに住もうと考えて、 大規模な自然のある所、太い川がある江戸川区を選んだ。 荒川がある江戸川区。そこを中心として、コミュニティを確立していく。あまり人付き合いが得意といえない江藤瞬一くんだが、だからこそ、誠実さが伺えていいなと思える。じいちゃんが言っていた、人のなかで生きていける人間になれ、人を守れる人間になれ、瞬一くんはなるんだろうな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江藤瞬一くん 東京へ出てきて 大学へ行くわけでもなく バイトで生活…どうするのかな?って心配でしたが、 ちゃんと先のこと考えていたんですね。 きちんと考えて動ける人になっていましたね。 じっちゃんの背中をみて育ったからかな 両親を亡くした瞬一くん目線で読んでいましたが、敦美さんが言った「おじいさんは 息子さんを亡くしたのね 辛かったでしょうねって…」あぁ~~ そっちも辛いよね~って思います。 じっちゃんは息子夫婦がのこした 彼をかわいくてしかたなかったんだろうなって思います。 それと! 「ライフ」を読んでいたので あぁ~~ 筧ハイツの皆さんダァーって 何だか嬉しくなっちゃいました。 コンビニの七子さんや お隣の郡くんもいて、 ニヤニヤしちゃいました。 あっ!「ひと」 田野倉でコロッケも買ったね。聖輔くんいなかったけどね。
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歩荷と引っ越し屋さん。 人と関わる事はその人の一部を背負い、時には預ける事なのかもしれない。 ひとも、このまちも、心も頭もからっぽにして読め、温かい中にも強さがある、そんな作品でした。
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文章が優しくて寄り添ってくれる感じがとても良かった。 読後は頭も心も透明に慣れたかのような爽やかさ。 他の作品も早く読みたい。
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「ひと」に続いて20代の男性主人公の話。 両親を早くに亡くし、尾瀬で歩荷として働く祖父に育てられた。多くは語らないが生きるということの意味はしっかり教えて、それをきちんと受け取って成長。学歴よりこっちの学びが重要だし、今という時代に欠けていてもっと身につけなければいけないのはここ...
「ひと」に続いて20代の男性主人公の話。 両親を早くに亡くし、尾瀬で歩荷として働く祖父に育てられた。多くは語らないが生きるということの意味はしっかり教えて、それをきちんと受け取って成長。学歴よりこっちの学びが重要だし、今という時代に欠けていてもっと身につけなければいけないのはここだなと感じた。 前に尾瀬を歩いたことも思い出した。 静かだけれど熱い思いが感じられた一冊だった。
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「東京は広い。そして、狭い。見ようによっては広く、見ようによっては狭い。日によって、また自身の体調によってさえ、変わるような気がする。ただ、やっぱり人は変わらない」
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温かな作品。 主人公がとにかくカッコいい。芯が一本通っている。 自分を、曲げることなく、自分が正しいと思ったことをナチュラルに相手にしてあげることができる。 おじいちゃんも素敵。出てくる人が、全ていい。 読んだ後、自分も周りの人に優しく接したいと思った。
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瞬一が素朴で温かい人間に育ったことが素晴らしいなと思った。かっこいいじいちゃんの影響かな。村も町も、自分次第な場所であるなと思わされた。
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読みやすい文章だった。 淡々と話は進んでいくけれど主人公は芯があるなぁと思わされる箇所がいくつもあった。 私は自分の器の小ささに辟易することがあるが、主人公の自然で嫌味のない器の大きさが素敵だと思った。
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