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さんかく の商品レビュー

3.9

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2023/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都のよく見知った地名が出てきて、情景が浮かんだ。 彼女がいるくせに、心の中で色々言い訳して、双方に黙ってルームシェアを始めて、どうなんだそれは……(少なくとも、後ろめたい気持ちはあったということなので)と思ったけど、自分にそんな相手がいた時、居心地の良さを手放せるのか……とは考える。 出てくる料理は全て美味しそうだった。 何をどう解釈しても、華ちゃんが不誠実だったとは思えないので、せめて幸せにしてやってくれよ。

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2023/08/14

3人の登場人物の関係が気になりあっという間に読破。想像していたエンディングではなかったものの、度々登場する料理が美味しそうでそれも楽しめた♪

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2023/07/10

三人が、だんだん「さんかく」関係になっていくプロセスに、美味しいものが散りばめられて、たまりません。さらに、三人それぞれの仕事への誠実さがちゃんと語られています。特に、華の動物解剖の仕事、実物はグロいに違いないのに、彼女の研究愛(?)で何か美しいものに思えてしまう…。

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2023/06/30

京都が舞台のグルメ×三角関係ラブストーリー。 ((だからタイトルは「さんかく」なのか!ひらがなのタイトルっていいな♪)) グルメ要素を含めたお話はなんでも好きなので 本の表紙を見て面白そうと思って貸し出してみました。 町田そのこの「宙ごはん」や島本理生の「わたしたちは銀のフォ...

京都が舞台のグルメ×三角関係ラブストーリー。 ((だからタイトルは「さんかく」なのか!ひらがなのタイトルっていいな♪)) グルメ要素を含めたお話はなんでも好きなので 本の表紙を見て面白そうと思って貸し出してみました。 町田そのこの「宙ごはん」や島本理生の「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」もそうだけど、この本を読んで改めて食は人が集まる、人と繋がる大事なものだなって思いました。 全部で18章あって、それぞれ短くて読みやすかったです。 休憩が取りやすかった。 各章のタイトルが料理名で、主要登場人物も3人いるけど、各章順番に1人の視点から物語が語られていき、必ずタイトルの料理が出てきます。 高村(コウムラ):デザイナー 伊東: 厨房衛生用品の営業マン 中野:大学病院で動物の骨を標本にする研究者 それぞれの心の変化や物の見方が読めて楽しかったです。 個人的には中野華ちゃんの物事の考え方が面白かったです。将来は科学者になりたくて大学病院で動物の骨などを研究している。 まさかグルメの要素がある作品の中に、「食べている時にそれ考えたくない」と思わせる内容があるとはちょっと意外でした。

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2023/06/20

穏やかな物語。 食の趣味、考えたことなかっけど大事なのかも。 自分もジャンクフード好きなパートナーがいた場合どんな生活を送るのだろう。 どんな理由であれ彼氏が他の女性と同棲してたら別れるだろう。小説を読んでいると自分の価値観とは全く違う世界が見えるので普通が何なのかわからなくな...

穏やかな物語。 食の趣味、考えたことなかっけど大事なのかも。 自分もジャンクフード好きなパートナーがいた場合どんな生活を送るのだろう。 どんな理由であれ彼氏が他の女性と同棲してたら別れるだろう。小説を読んでいると自分の価値観とは全く違う世界が見えるので普通が何なのかわからなくなるけれど。 塩昆布キャベツ、レーズンパン、豚汁を食べたくなりました。

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2023/06/07

わかる!わかる! 食の趣味が合うって楽しいのよね〜 一緒にいて楽だし! でも、彼女もちょっと変わっているけどとても魅力的な子だと思う。 正和目線で読んでしまった!

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2023/06/07

彼女がいながら「胃の合う」女性と暮らし始めるサラリーマンのお話。 最近は“男女が・恋愛をへて・結婚して・子を持つ”というステレオタイプの家族ではないコミュニティの在り方を描くドラマや小説が増えましたよね。 京都の湿度を感じる艶っぽい文章が素敵でした。

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2023/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物が交代で語り手となり、心情吐露していく。ひとりの気楽さと寂しさ。誰かと暮らすと自分を繕ったりよく見せようとして疲れる。素の自分を出せるか、そもそも全てを曝け出せるか、出す必要があるのか… 後半に行くにつれモヤモヤと感情がかき混ぜられる感じ。 出てくる料理はどれもおいしそうで楽しかった。 しかし、正和、食費出してなかったのにはビックリだわ。甘え過ぎだわ あれだけ作って貰っておいて!

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2023/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都が舞台で美味しそうな食べ物がたくさん出てくるお話。 去年京都に何度も行ってたし、私も料理したり食べることが好きなので、読んでいてとても楽しかった。 登場人物3人ともそれぞれに不器用というか純粋というか、応援したくなるかんじ。 どういうラストなんだろう、結局どっちとうまくいくんだろう、それともどちらともお別れなのかな、と思ってたけど。 まあ、そういうラストか。 ひとりになった彼女にもまた新しい人生がひらけていきそうだったし良かったかな。

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2023/05/21

胃袋をつかみ、胸をつかむ小説。 帯の紹介文が妙に納得の素晴らしく素敵な作品だった。正和と高村さんの関係は何となくどきりとするところがあって、やっぱりなぜかその時の自分に重ねられる作品に自然と出会えるようになってるなあと感嘆した。 美味しいを分け合える人。恋人とか夫婦とか男女とか友...

胃袋をつかみ、胸をつかむ小説。 帯の紹介文が妙に納得の素晴らしく素敵な作品だった。正和と高村さんの関係は何となくどきりとするところがあって、やっぱりなぜかその時の自分に重ねられる作品に自然と出会えるようになってるなあと感嘆した。 美味しいを分け合える人。恋人とか夫婦とか男女とか友達とかそんな枠に囚われない関係が羨ましくて、そうでありたいと思った。

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