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死にゆく者の祈り の商品レビュー

3.5

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2021/05/23

教誨師という職業を初めて知った。 すごく読みやすく、先が気になって仕方なかった。 顕真の一連の行動は職務を逸脱し公私混同ではあると思ってしまうけど、きっとそこに後悔などない。文屋も。 同じ後悔は2度としない。 そんな風に生きたいのもの。

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2021/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭の死刑執行の描写がリアルだった。まさか告知から執行まで一時間しかないとは。 真犯人は唐突で取ってつけたような形だったが、犯人探しが物語の目的ではないからいいのかな。

Posted byブクログ

2021/04/20

死刑制度、真宗の考え方、教誨師の仕事についても考えさせられて刺さった。 自分の命を救ってくれた関根がなぜ死刑囚として収監されているのか。文屋のような刑事がいるのか、彼のような行動ができるのかはフィクション感満載だけど、最後の方の死刑直前はかなりハラハラさせられた。真犯人が誰なのか...

死刑制度、真宗の考え方、教誨師の仕事についても考えさせられて刺さった。 自分の命を救ってくれた関根がなぜ死刑囚として収監されているのか。文屋のような刑事がいるのか、彼のような行動ができるのかはフィクション感満載だけど、最後の方の死刑直前はかなりハラハラさせられた。真犯人が誰なのかはちょっとあっけなかった気もするけどね。

Posted byブクログ

2021/03/16

設定の巧みさもあって、とってもスリリング。結末は分かっているけど(きっとひっくり返ると思いながら読んでいるので)、それでもドキドキするもんね。けど真犯人は何だかなぁ。

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2021/03/13

タイムリミットがある展開ながら「この先どうなるんたろう」というのがない。 メインストーリーより最初の数ページのほうがインパクトが強い。

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2021/01/28

仏門に入ったからってそうそう簡単に人が変わるる訳じゃないから、この暴走っぷりはわからなくはないが、周囲は困惑するだろうな。それにしても中山さん、幅が広い。

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2020/12/28

死刑因に死刑執行前に仏道を説く教誨師となった顕真。集合教誨で目の前にしたのは大学時代の友人で命の恩人の関根。五年前にカップルを刺殺し死刑判決を受けていた。仏の力を借りて関根を安寧に導かねばと決意するが、関根の人柄を知る顕真は冤罪の疑いを持ち、当時の捜査員の文屋刑事に再捜査を頼む。...

死刑因に死刑執行前に仏道を説く教誨師となった顕真。集合教誨で目の前にしたのは大学時代の友人で命の恩人の関根。五年前にカップルを刺殺し死刑判決を受けていた。仏の力を借りて関根を安寧に導かねばと決意するが、関根の人柄を知る顕真は冤罪の疑いを持ち、当時の捜査員の文屋刑事に再捜査を頼む。組織から逸脱する刑事と刑事紛いの御坊。そして、黒島という男が浮上。しかし、これで収まらない更にどんでん返しが!死にゆく者の魂を救済するのが教誨師だが、関根は死ぬべきではない顕真の熱い思いに感激し、執行前にドキドキした。

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2020/12/10

2020.12.09 半分くらいまではすいすい読めたけれど、後半で展開が中だるみして読むペースが落ちた。 次々と明らかになる顕真の過去にいろいろとびっくり。30代前半くらいの若いお坊さんのイメージで読んでたけど結婚2年で息子が生まれて大学生だったということは現在47歳くらいな...

2020.12.09 半分くらいまではすいすい読めたけれど、後半で展開が中だるみして読むペースが落ちた。 次々と明らかになる顕真の過去にいろいろとびっくり。30代前半くらいの若いお坊さんのイメージで読んでたけど結婚2年で息子が生まれて大学生だったということは現在47歳くらいなのかな? 関根も独身とはいえいろいろな過去が明らかに…生きてるといろいろあるよな… 最後はいきなり予定調和で終わった感じだったけれど概ね楽しく読めた。

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2020/11/29

仏門に入り教誨師となった顕真と、死刑囚となった親友・関根との物語。 記憶の中とかけ離れた現状の親友の真相を知るため、奔走する顕真。 それぞれの辛い過去。そして過去の十字架。真実。 執行の日が迫る中での奔走はとにかくスリリングで。 一気に読んでしまいました。 彼らの過去、...

仏門に入り教誨師となった顕真と、死刑囚となった親友・関根との物語。 記憶の中とかけ離れた現状の親友の真相を知るため、奔走する顕真。 それぞれの辛い過去。そして過去の十字架。真実。 執行の日が迫る中での奔走はとにかくスリリングで。 一気に読んでしまいました。 彼らの過去、事件の真相、結末はそれは意外なもので。 ラストに向け怒涛の展開。内容があまりに濃く読了後かなり疲れたけど。 面白い作品でした。

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2020/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

話の展開が早くて面白かったー。 全体的にデキスギ感は否めないけど、まあそれはそれ。 ただ、死んで償うほどのことはこの世にはないって感じのことを言っていたけど、世の中にはひどい犯罪者もいるからなー。 そこは共感できず。 あと、女性被害者に鼻を嘲笑われたことが殺意のきっかけにしていたけど、被害者とはいえ、見知らぬ人の容姿を嘲笑うってかなりひどいことだと思うけど、それが完全スルーで話が進んでいくのもちょと違和感。

Posted byブクログ