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死にゆく者の祈り の商品レビュー

3.5

82件のお客様レビュー

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2022/05/25

中山七里の死にゆく者の祈りを読みました。 主人公は、囚人に仏道を説く教誨師の顕真。拘置所で目に留まった一人の確定死刑囚。それは、かつて顕真を遭難事故から救った親友だった。 どうして、親友が死刑囚になってしまったのか? 調べるほどに疑問が深まってきます。 面白かったです。 お勧めの...

中山七里の死にゆく者の祈りを読みました。 主人公は、囚人に仏道を説く教誨師の顕真。拘置所で目に留まった一人の確定死刑囚。それは、かつて顕真を遭難事故から救った親友だった。 どうして、親友が死刑囚になってしまったのか? 調べるほどに疑問が深まってきます。 面白かったです。 お勧めの一冊です。

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2022/05/07

おもしろかったけれど、読んだことあるかな?と思ってしまった展開。 若手刑事、文屋さんと門主の良然が素敵でした!

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2022/04/28

死刑囚と教誨師、という立場で再会した二人。 過去にどんなことがあったのか、読むにつれ少しずつ小出しに分かってくる。最後の最後までどうなるのか分からず、ラストはハラハラ… 個人的には、真実味に欠ける内容で感動はなかった、サラッと読むのに良いかも。

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2022/04/04

教誨師の高輪顕真は、集合教誨の講師をしている時に、関根要一を見つけた。 高輪は、5年前にカップルを殺害して死刑判決を受けていた。 二人は、大学時代、同じ登山サークルに入っていた。高輪は、顕真にとって、命の恩人であった。 高輪の人格を知っている顕真は、彼の犯罪を信じられず、事件を...

教誨師の高輪顕真は、集合教誨の講師をしている時に、関根要一を見つけた。 高輪は、5年前にカップルを殺害して死刑判決を受けていた。 二人は、大学時代、同じ登山サークルに入っていた。高輪は、顕真にとって、命の恩人であった。 高輪の人格を知っている顕真は、彼の犯罪を信じられず、事件を洗い直す。 無謀な教誨師と無謀な刑事。 そんなことあるの?と言った物語の進み方ではあったが、なかなか、読み応えがあった。 ある意味、死刑制度に対する、是非を問われたような気がするが、私はやはり、死刑制度は、あるべきだと思う。

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2021/12/03

どんでん返しの中山七里がこの物語をどう締めくくるのか❓やってくれました! ちょっと納得出来ない部分もあったけど。 親鸞聖人を通した宗教観も興味深く読みました。

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2021/09/27

浄土真宗の僧侶・高輪顕真は、自らの命の恩人であるかつての友人・関根と教誨師と死刑囚として再会する。関根の無実を信じる顕真は、捜査をした刑事の力を借りて真相を追及する。彼は友を救済することができるのか? 「護られなかった者たちへ」「境界線」がすごく良かったので、中山さんの社会派ミ...

浄土真宗の僧侶・高輪顕真は、自らの命の恩人であるかつての友人・関根と教誨師と死刑囚として再会する。関根の無実を信じる顕真は、捜査をした刑事の力を借りて真相を追及する。彼は友を救済することができるのか? 「護られなかった者たちへ」「境界線」がすごく良かったので、中山さんの社会派ミステリを探して読んでみた。ん〜、あまりにも強引、あまりにもご都合主義の展開にいまひとつ物語に没入できない。 そしてラストの事件の真相。どんでん返しにしたいが故の無理やり感。納得感もやられた感もない安直さ。 顕真の無茶苦茶ぶりが悪目立ちしすぎて、訴えたい内容も心に響かず。何だかな〜な作品でした。

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2021/08/06

学生時代に山で命を救われた恩人は殺人者として拘置所にいた。それぞれの道を歩いて、思いもかけない所で死刑囚と仏道を説く者として再会する。 殺人者として死刑執行を待つ友人に、人を殺せるはずがないと、立場を越えて動きだす。 思いがけないストーリー、さすがに読ませる中山七里。

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2021/07/27

職業柄、キリスト教の教誨師の方とは知り合いですが 仏教の教誨師はなかなか知る機会がありませんね この地味な表紙の印象より ずっと心が動かされる物語ではありましたが 結末がちょっと あと数ページとなってから あれやこれやという感じでした 死刑に関していろんな意見があり 立場の違...

職業柄、キリスト教の教誨師の方とは知り合いですが 仏教の教誨師はなかなか知る機会がありませんね この地味な表紙の印象より ずっと心が動かされる物語ではありましたが 結末がちょっと あと数ページとなってから あれやこれやという感じでした 死刑に関していろんな意見があり 立場の違いで変化もすると思いますが こういうのを読むと フィクションとはいえ 罰として復讐としての死刑でいいのか という気持ちになります でもそれは今現在自分が 加害者でも被害者でもないから言えることなのです ずっと考えていかねばならないことだと思います

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2021/06/22

* 教誨師 真宗の僧侶 顕真 死刑囚 関根 刑務所で再開した二人は、唯の知り合いではなく 忘れ難い命の絆があった 教誨師の職務の裡、顕真の胸に溜まる澱  その澱は関根の死刑執行までの教誨に 寄り添う事で紐解かれていく 関根の事件を遡る中で出会った担当刑事の 文屋と事件後の違和...

* 教誨師 真宗の僧侶 顕真 死刑囚 関根 刑務所で再開した二人は、唯の知り合いではなく 忘れ難い命の絆があった 教誨師の職務の裡、顕真の胸に溜まる澱  その澱は関根の死刑執行までの教誨に 寄り添う事で紐解かれていく 関根の事件を遡る中で出会った担当刑事の 文屋と事件後の違和感を解いてゆく 破戒的な坊主の奮闘物語

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2021/06/18

設定がさすがに現実離れしすぎかなという印象。それを覆すほどの良さはなかったかな。中山作品らしいどんでん返しのストーリーだけど、面白さよりご都合主義な印象が残ってしまった。

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