きみはだれかのどうでもいい人 の商品レビュー
この人はこういうタイプという外側からの認識と、そういう殻を被って生きる内面の意識との齟齬を際立たせることが一つのテーマなのかと思ったが、これを読むと人の内面なんかは見るもんじゃないって結論に至りそう。 それにしてもそこまで公務員の皆さん生きづらい人生なんでしょうか?
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役所で働くことの大変さ 公務員ってそういう目で見られてることの 恐ろしさに寒気がした。 ”お客様””のひがみ根性やだね~。 どの立場の人たちの心の闇具合も 読んでて面白かったのだけれど 所々描写がいまいちというか 比喩が分かりにくく いちいち引っかかってしまい そこらへんが残念...
役所で働くことの大変さ 公務員ってそういう目で見られてることの 恐ろしさに寒気がした。 ”お客様””のひがみ根性やだね~。 どの立場の人たちの心の闇具合も 読んでて面白かったのだけれど 所々描写がいまいちというか 比喩が分かりにくく いちいち引っかかってしまい そこらへんが残念だった。
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ブクログのプレゼントで当選し、読みました。 女性の生きづらさを描いたお話。 読みやすかったけど、あまり共感できず。 響かなかったのは、時代なのか、 私が恵まれた環境にいるからなのか? 今時こんな世界あるの?と思ってしまい ちょっと冷めてしまいました。 県庁ってこんな感じな...
ブクログのプレゼントで当選し、読みました。 女性の生きづらさを描いたお話。 読みやすかったけど、あまり共感できず。 響かなかったのは、時代なのか、 私が恵まれた環境にいるからなのか? 今時こんな世界あるの?と思ってしまい ちょっと冷めてしまいました。 県庁ってこんな感じなんだろうか・・・? 作家さんも思ったよりお若い方で どんな環境で生きてきたのか気になりました。 あと、ほかの方も感想に書かれていますが 誰のセリフかわかりづらい場面がありました。
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これに共感を覚えることの後ろめたさ。どうにもならない、どうにもできない。コントロールできない思考と感情を、身に覚えのあるものとして突きつけられる居心地の悪さよ。伊藤朱里はこのあたりが本当にお上手。楽しい小説ではないけれど、新刊が楽しみな小説家です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
県庁の税金を取立てる部署の話。 第一章はどうにもエリート思考というか人を見下している感じの取れない、1年半で望まない異動をさせられた中沢さん視点の話。 第二章は中沢さんが異動することになった原因の、同期の染川さん視点の話。 第三章は中沢さん、染川さんと同じ年の娘を持つ田邊さんという女性視点の話。娘が保育士で、追い詰められていることに気付いてあげられなかった。 そして最後の章は、染川さんの上司の掘さん視点。 ここでアルバイトとして働いて居た須藤さんがパワハラでやめたのではないか?というのは上記女性4人全員に該当する話であり、何かこう、気持ちいい話ではなかった。
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同じできごとが4人の女性の視点で描かれる。それぞれの人の中にもいろんな側面・視点がある。女性ならでは(だと思う)の感覚が多くて、共感が難しいところもあるが、誰もが抱える生きづらさを体感できる。登場人物で一番嫌いなのは「右側の男」。
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同じ職場に勤める女性たちの同僚小説。 人は同じことでもこんなにもモノの見方が違う、そしてわかりあえないもの、なのか。 ものすごく面白かったけど、この読後の後味の悪さ、というかなんというか。 リリイシュシュとダンサーインザダークを2本連続で観たような気持ちである……
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連作短編4編 地方の税務署で働く女性四人の視点からの赤裸々な声.人はかくも分かり合えず気持ちも伝わらないということがヒリヒリ伝わってきた.人間関係の難しさをとてもうまく描いて,狂言回し的な須藤さんの存在感がすごい.最後の堀さんの祈りがあまねく広がりかなうことを願う.
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ズバズバ言える人たちと気の弱い人たち。 どんな人にもそれぞれに悩みがある。 結構どこにでもいそうな、 ありそうな職場の人間関係。 最後まで読んだけれど、あまり 印象に残る場面や事がなかった。 2つの状況が混ざってでてくるところ などがあり、気をつけて読まないと 誰のセリフか訳がわ...
ズバズバ言える人たちと気の弱い人たち。 どんな人にもそれぞれに悩みがある。 結構どこにでもいそうな、 ありそうな職場の人間関係。 最後まで読んだけれど、あまり 印象に残る場面や事がなかった。 2つの状況が混ざってでてくるところ などがあり、気をつけて読まないと 誰のセリフか訳がわからなくなったり する。
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県税事務所に働く人々を対象として、そのひりひりするような内面を描いた小説です。誰でも、心の嫌な部分があると思いますが、それをこれでもかーといった感じでずけずけと描いています。心の余裕がない社会で、何かイライラしながら、皆過ごしている中で、人の弱い部分を攻めてしまう弱い自分というの...
県税事務所に働く人々を対象として、そのひりひりするような内面を描いた小説です。誰でも、心の嫌な部分があると思いますが、それをこれでもかーといった感じでずけずけと描いています。心の余裕がない社会で、何かイライラしながら、皆過ごしている中で、人の弱い部分を攻めてしまう弱い自分というのはあるかもしれません。好き嫌いが分かれそうですが、どちらにせよ、何かを心に残しそうです。
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