時間は存在しない の商品レビュー
中身は超難しくてホントに自分は、理解できているのか、わからないけれども、相対性理論と量子力学とはなんぞやが、なんとなくわかっていれば、言ってることがわかる気がします。時間が存在しない、そうなのかもしれませんなぁ、あくまで主観的な話であり人が生きているからこそ時間を流れていると言う...
中身は超難しくてホントに自分は、理解できているのか、わからないけれども、相対性理論と量子力学とはなんぞやが、なんとなくわかっていれば、言ってることがわかる気がします。時間が存在しない、そうなのかもしれませんなぁ、あくまで主観的な話であり人が生きているからこそ時間を流れていると言うこの発想は非常に面白い。なんといってもカルロ先生の比喩です、面白いのは。さすがイタリア人?だけあってキスの比喩は、秀逸でわかりやすく物理学が色っぽく感じられます。アライバルと言う映画だったでしょうか、高次元の宇宙人から見れば時間は流れてもいないし動いてもいない、その次元の宇宙人からのメッセージを受け取ると言うような映画でした。おそらくその映画が伝えたかったことと、同じ内容なのかなと思いました。
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2022/03/24 読了(Kindle Unlimited) 一言で感想を言うと「とても楽しかった!」。 でも理解できたかできてないか、であれば「理解はできていない」。 量子力学とかの本で感じるような、わかるけどわからないような感じの本。 とはいえ、身近な例を取り入れてく...
2022/03/24 読了(Kindle Unlimited) 一言で感想を言うと「とても楽しかった!」。 でも理解できたかできてないか、であれば「理解はできていない」。 量子力学とかの本で感じるような、わかるけどわからないような感じの本。 とはいえ、身近な例を取り入れてくれたり、専門的すぎなくて読みやすかったりして、なんだかんだあっという間に読み切ってしまった。 そして、よくわからないなりにも「時間」の見方が変わった。 身近にある「時間」に対して、こんな風にしっかりと考えてみるのも楽しいものだ。
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天才物理学者カルロ・ロヴェッリによる、時間という概念の正体に迫った本。 自分なりに内容を一言でまとめると、「我々が通常時間と呼んでいる流れは存在せず、その正体は量子間の不可換性という単なる関係性である。だから世界にはエントロピーという不可逆の流れが存在し、これを利用することで世界...
天才物理学者カルロ・ロヴェッリによる、時間という概念の正体に迫った本。 自分なりに内容を一言でまとめると、「我々が通常時間と呼んでいる流れは存在せず、その正体は量子間の不可換性という単なる関係性である。だから世界にはエントロピーという不可逆の流れが存在し、これを利用することで世界は回っている。人間はぼやけた視点と自らの記憶によってこの単なる量子の関係性に時間という連続性を見出しているに過ぎない。」となる。 ど文系の自分にとって本著は非常に難解な内容だった。全体を完璧に理解することはできなかったがそれでも引っ掛かるトピックはあったし、多くの示唆を得たと感じる。そこから人間のアイデンティティと哲学にまでロジックを広げる構成には舌を巻いた。 今まで馴染みのなかった新しい世界を覗き見た感覚になれる。
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時間は当たり前に過ぎ去るものと思っていたが、そうではないことを知れた。 実用性は無いと思うが、知的好奇心を満たせたことが良かった。
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次読む時のためのメモ 科学に関わる人達は、常にいろんな理論の中で自分が信じられるもの、もしくは自分の説を信じて研究を続けている人たちであることを知った一冊だった。科学者ってかっこいい。 自然哲学はとても不思議だった。聖書とかはあまりピンと来なかった。 空間は歪むのに、時間はひとつだけって確かに変だ! 記憶において時間が存在しないのは理解できるが、例えば化石などの過去の痕跡があるものも揺らぎなのだろうか? 時間が不可逆性を熱と結びつくのはとても新しかった。全体的に新しい考え方で、面白かったが地球全体におけるエントロピー増大など過去と未来が区別できないのがとても腑に落ちなかったので、読み直したり調べたりしてみたい!
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数学や物理学が好きな人は面白いのかもしれないが、私にはさっぱりであった。 映画で重量の異なる惑星は時間の流れが違う話があったが、そんなイメージなんだろうか。
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読んでよかった。 世の中の全ての出来事、人間の行動も自然現象ということだ。 時間はエントロピーの増大に見えるのだが、エントロピーの増大も幻想であり、実際は量子の相互作用に過ぎない。
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”時間”とはなにか?その本質に迫った本。 定義から始まり、過去の科学界や宗教界の偉人達が思索を巡らせてきた”時間”観とその理論について丁寧に紹介し、中~終盤においては著者が提唱するループ量子重力理論の真髄に迫り、各章で議論した内容の要所をかいつまんでまとめ、最終的には著者の死生観まで披露してくれる。 章立てがよく、翻訳に違和感もなく、大変読み込みやすかった。 とはいえ、物理学の最新トレンドを書いた本でもあり、専門的な用語も出現するため、辞書やWikipedia片手に読むと理解がしやすいと思う。 以下読書メモ ■時間は人間の感覚が生み出すもの。物理学的には過去・現在・未来という捉え方は存在しない。 ■時間は非常に細かく裁断するとぶつ切りの存在(プランク秒)となる。つまり連綿と続く値なのではなく、デジタルな存在。瞬間瞬間で切り替わるアニメーションのようなもの。 ■この世界は物質から構成されているのではなく、出来事から構成されている。人間は起きた出来事を記憶として保持することで、時間観が生まれる。 ■なぜなら、この宇宙においてエントロピーの変化量は必ず0以上になるからだ(熱力学第二法則)。 ■歴史に名を残す、科学界の偉人達は、はるか昔から「時間なんてものはない」という領域に達していたように思える。 アインシュタインは「過去と現在と未来の違いはしつこく続く幻でしかない」と言ったり、親友の死に際して彼の遺族に「彼は一足先にこの奇妙な世界をさりました。でもそんなことに意味はない・・・」と言ってのけたり。 ■時間が存在しないからといって我々が普段知覚しうる日常の時間は絶え間なく流れている感じるし、死までの間に残された時間は僅かであることに変わりはない。有意義に過ごすべきだと改めて感じた。
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絶対的な時間は存在しない。 今や過去、未来は全て人間が創り出したものである。 人間が社会的な動物であるために、自己、他者、世界をそこに「存在する」と認識する術を身につけた。その術で認識されるものの中に、時間も含まれている。しかし、その「勘違い」の中には、愛や希望といったものも含ま...
絶対的な時間は存在しない。 今や過去、未来は全て人間が創り出したものである。 人間が社会的な動物であるために、自己、他者、世界をそこに「存在する」と認識する術を身につけた。その術で認識されるものの中に、時間も含まれている。しかし、その「勘違い」の中には、愛や希望といったものも含まれている。
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『すごい物理学講義』にも出てきた時間の問題を取り出して丁寧に敷衍してある。譬え話がよく練られていてとてもわかりやすい。
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