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時間は存在しない の商品レビュー

3.9

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/12/18

わたしたちは水中に棲む魚のように時間の中で生きている 低地では高地より、動いてるほうが時間がゆっくり流れている この世界の未来は現在の状況によって定まるが、その度合いは過去が決まるのと同じ程度でしかない裏事物の基本的な原理では原因と結果の区別はつかない 物理学の世界で『今』は...

わたしたちは水中に棲む魚のように時間の中で生きている 低地では高地より、動いてるほうが時間がゆっくり流れている この世界の未来は現在の状況によって定まるが、その度合いは過去が決まるのと同じ程度でしかない裏事物の基本的な原理では原因と結果の区別はつかない 物理学の世界で『今』は存在しない。現在 の概念と関係があるのは自分の近くのものであって遠くにあるものではない どの出来事にもその過去と未来があって、宇宙の一部は過去でも未来でもない、光円錐のように わたしたち個人が経験する時間は伸縮自在

Posted byブクログ

2021/12/27

難しい物理の話が数式なしで比喩表現で書かれているので、なんとなくの理解しかできませんでした。全宇宙共通で一定に流れる時間というものは存在しない。エントロピーが増大する変化の方向に人間が時間という概念を当てはめて認識している。自然科学的な時間は否定されていますが、人間にとっての時間...

難しい物理の話が数式なしで比喩表現で書かれているので、なんとなくの理解しかできませんでした。全宇宙共通で一定に流れる時間というものは存在しない。エントロピーが増大する変化の方向に人間が時間という概念を当てはめて認識している。自然科学的な時間は否定されていますが、人間にとっての時間についてはむしろ肯定的に書かれています。

Posted byブクログ

2021/12/12

むず過ぎてわかんない! 高いところにあるものと遅く動くものは時間が進みやすいっていう通説しか読み解けなかった!

Posted byブクログ

2021/11/30

むずすぎた。 著者は物理学者らしいけど、最終的には哲学や脳科学的な話にまで及ぶ。 時間というテーマは、人間が知覚できるスケールから離れすぎて、これ以上の真理追求には、物理学以外のアプローチも要るんかもね。 知らんけど。 「人間は、今この瞬間の現在にしか存在しておらず、過去も未来...

むずすぎた。 著者は物理学者らしいけど、最終的には哲学や脳科学的な話にまで及ぶ。 時間というテーマは、人間が知覚できるスケールから離れすぎて、これ以上の真理追求には、物理学以外のアプローチも要るんかもね。 知らんけど。 「人間は、今この瞬間の現在にしか存在しておらず、過去も未来も知覚できないはずなのに、音楽を楽しむことができる。」 ってやつがおもろかった。 この本の僕の理解 : ・物理のあらゆる方程式では、時間の変数が含まれておらず(そうやっけ?)、物理現象の中に時間の存在は考慮されない。 ・唯一、エントロピーの増大という物理法則のみ、時間の経過が含まれる。 ・エントロピーの増大とは、この宇宙のあらゆる物質は、時間の経過によって、整った状態から、無秩序な状態へと不可逆な変化をし続けていることを指す。(暖かい空気と冷たい空気が混ざって次第に均一な温度になる、木材という整った原子配列の物質が燃焼によって無秩序に散らばる等) ・エントロピーの増大とは、赤と黒がきれいに並べられたトランプをシャッフルするようなものである。しかし、シャッフルされたトランプが無秩序であるのは、「赤と黒」という色に注目したからにすぎない。(マークや、数字の倍数や、カードの細かい傷なども考慮した場合は、どれが整った状態であり、どれが無秩序であるかは定義できない。) ・一方、宇宙のあらゆる物質は、限界までミクロな視点で見ていくと、それは量子同士が、互いに影響しあって存在が確定するような出来事の集合体でしかない。(むずすぎ) ・この宇宙が量子同士の相互干渉による出来事の集合体であるなら、人間は、自分達と干渉できるものしか認識できない可能性がある。従って、我々に見えているものは、宇宙のほんの一部分に過ぎない可能性があるため、その偏った目では、たまたまエントロピーが増大しているように見えるだけ(トランプの赤と黒しか見えていない)であって、それによって時間が存在しているように感じる。 いろんな説あるらしいけど、なんとなくこう理解した。

Posted byブクログ

2021/11/23

学生時代万年物理の成績が地を這っていた僕でも、興味深く読むことができた。それでも、かなり難しかったけど。 全ては関係の上で成り立っている、ということか。

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2021/11/09

時間は存在しないというのは、哲学的な捉え方の問題の話かと思っていたけれど、科学的に、物理学的な意味で時間が存在しないということだった。 今まで相対性理論について全く理解できていなかったけれど、この本を読んでなんとなくイメージできるようになった。 宇宙に共通する「今」という概念は存...

時間は存在しないというのは、哲学的な捉え方の問題の話かと思っていたけれど、科学的に、物理学的な意味で時間が存在しないということだった。 今まで相対性理論について全く理解できていなかったけれど、この本を読んでなんとなくイメージできるようになった。 宇宙に共通する「今」という概念は存在しないことや、時間の進み方は質量に近いほど(それに加えて早く動くほど)遅いということも初めて知った。 読めば読むほど難しくて理解できない内容だったけれど、とにかく時間という概念も結局は相対的なものに過ぎないということを知って、あらゆる考えや物事は全て相対的なものであり、一方でそれらが複雑に絡み合っている。 当事者にとっては、すべて存在するという、ガブリエルさんの言う新実在論につながると思った。

Posted byブクログ

2021/10/24

【文章】 読み易い 【ハマり】  ★★★★・ 【気付き】  ★★★★・ 場所によって時間の流れ方は違う。 基準が違うものを比べるのと同じように、異なる地点のある出来事が同じ瞬間かどうかを問うことは意味がない。 砂漠、雲海、素材など、マクロで見れば境界をはっきりと認識できるが、ミ...

【文章】 読み易い 【ハマり】  ★★★★・ 【気付き】  ★★★★・ 場所によって時間の流れ方は違う。 基準が違うものを比べるのと同じように、異なる地点のある出来事が同じ瞬間かどうかを問うことは意味がない。 砂漠、雲海、素材など、マクロで見れば境界をはっきりと認識できるが、ミクロで見ると境界は認識できなくなる。 エントロピーの増加を、時間の経過として認識している。しかし、ある状態に対して、エントロピーが低いと認知するのも自分たち次第。

Posted byブクログ

2021/09/26

この本は物理学と哲学の融合。感覚的には3:7で哲学に近い気がした。でも、物理学的に「何故時間は存在しないのか」を説明しているし、科学的背景を論証してる。

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2021/09/16

量子重力理論物理学者の目から見ると、わたしたちの住んでいる空間というものは、わたしたちとはひどく違って見えるのだということを知った。

Posted byブクログ

2021/08/12

極力数式を用いることなく、私たちが普段認識している時間のあり方をとことん疑った本。 ループ量子重力理論について初めて知ったため、途中、理解するのが難しかったですが、最後に解説があったため、少し理解の助けになりました。

Posted byブクログ