なめらかな世界と、その敵 の商品レビュー
実は人間なんて気分の変化で次々過去の自己を殺している。 私とはあなたの中の私、である。 美亜羽へ送る拳銃 → ホーリーアイアンメイデン → シンギュラリティソビエト → 光より速く、ゆるやかに →
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久しぶりに、日本のSFで面白い、と思えるものに当たった。この作者の小説は初めて読んだけど、どの短編も考えられていて、それぞれの面白さがあった。勢いのある話が多く、今の時代をうまく反映出来ていてツボにはまった。
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凝りすぎていて、よくわからなかったが、最後のひかりより速く、ゆるやかには面白く読めた。不思議な物語を書く作者ですね。どうも私にはあわない。
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6編からなるSF短編集。初めて伴名練氏の作品を読みましたが、文体は大正ロマンあり、ラノベぽくもあり、ネオゴシックらしさありと多彩。驚きのラストや、爽やかなラスト、恐ろしげなラストなど、バリエーション豊かで飽きさせない。読んでいてアドレナリンやら何やら、いろいろ分泌されてる気がする...
6編からなるSF短編集。初めて伴名練氏の作品を読みましたが、文体は大正ロマンあり、ラノベぽくもあり、ネオゴシックらしさありと多彩。驚きのラストや、爽やかなラスト、恐ろしげなラストなど、バリエーション豊かで飽きさせない。読んでいてアドレナリンやら何やら、いろいろ分泌されてる気がする。読み進めていくうちに、「これは現代の純文学だな」と思い始める。私が数十年前、学生時代に太宰治を読んだ感覚で、若い方々に読んでもらいたい。 蛇足ながら特に気に入ったのは以下2作。 「ゼロ年代の臨界点」 「シンギュラリティ・ソヴィエト」
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こいつ、天才か! 久しぶりに興奮する作品群に出会った。失礼ながら、どれも冒頭から一気に駆け抜けるスピードにこっちの現実時間が止まってしまう。暖かい窓際の読書コーナーがいつの間にか震える寒さになる。震えは寒さだけではない。心の震えだ。 さっぱり意味がわからん出だしから、世界...
こいつ、天才か! 久しぶりに興奮する作品群に出会った。失礼ながら、どれも冒頭から一気に駆け抜けるスピードにこっちの現実時間が止まってしまう。暖かい窓際の読書コーナーがいつの間にか震える寒さになる。震えは寒さだけではない。心の震えだ。 さっぱり意味がわからん出だしから、世界観が理解できるまでがあっという間の「なめらかな世界」、とってもクールなラブストーリー「美亜羽」、なんと言っても時間魔術「ひかりより」。 どれも味が違う。こんなに書き分けっていうかいろんなお話できるって、失礼だけどあんた天才? ちなみに、それぞれの作品は過去のSF傑作選にも編まれているので、わたしも目に触れているはず。記憶がないというか読み飛ばしたに違いない。悔やむな。
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読みたいリストに入れたものの内容は忘れていて、ハードカバーなのにラノベっぽい表紙だなーと思いつつ読み始めた。ノリが独特だし、矛盾したことばかりだし…これはSFか!予想外だったせいもあって、びっくりする設定ばかり。面白かった!それぞれその世界を、その能力を、変えようとする(もしくは...
読みたいリストに入れたものの内容は忘れていて、ハードカバーなのにラノベっぽい表紙だなーと思いつつ読み始めた。ノリが独特だし、矛盾したことばかりだし…これはSFか!予想外だったせいもあって、びっくりする設定ばかり。面白かった!それぞれその世界を、その能力を、変えようとする(もしくは受け入れる)のが好き。未来だなー。
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とても評価の高いSF短編集。残念ながら自分にはあわなかったが、「光より速く、ゆるやかに」は面白かった。走っている新幹線が乗客共々静止してしまった。その原因は何なのか、乗客の家族はどうするのか というストーリー。 文庫になったら再読してみよう。
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話題になっていて、最初読んだとき、ふーん、まあまあ面白いかなって感じだったけど、それがまるで長編小説をいくつも詠み終わったときの感じで……楽に読めるのに密度がすごいということなのか……ともかく何度も読みたくなる。
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SF短編集です。違う作家が書いているのかと思うほど、それぞれテイストが違います。始めは「??」と思う設定でも(SFなので)、だんだんその世界が鮮やかに想像できてきて、面白さに引き込まれてしまいます。それぞれの話の続きを読みたくなる本です! https://opac.shodai...
SF短編集です。違う作家が書いているのかと思うほど、それぞれテイストが違います。始めは「??」と思う設定でも(SFなので)、だんだんその世界が鮮やかに想像できてきて、面白さに引き込まれてしまいます。それぞれの話の続きを読みたくなる本です! https://opac.shodai.ac.jp/opac/search?barcode=0000002581248&count=20&defaultpage=1&defaulttarget=local&order=recommended_d&searchmode=complex&type%5B%5D=book&type%5B%5D=magazine_title&type%5B%5D=magazine
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表題作のみ読んだ。短編は出オチになるのがもったいないように思った。表題作以外の作品もSFの教養がある人向きの作品という感触で、繊細さ・豊潤さがあることは予感できるのだが私にはよく分からず読み進められなかった。
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