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なめらかな世界と、その敵 の商品レビュー

4.3

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2022/05/22

エモいSFだなぁ〜〜!?というのが感想のすべて。 話の軸はSFで世界観を作っていながら、ラスト(オチ)はものすごく抒情的で疾走感がある。むしろその読後感の邪魔にならない程度にSFの設定書き込むの抑えてる...?ぐらいの気持ちかも。好みは分かれそうだけどライトな読み心地は広い読者層...

エモいSFだなぁ〜〜!?というのが感想のすべて。 話の軸はSFで世界観を作っていながら、ラスト(オチ)はものすごく抒情的で疾走感がある。むしろその読後感の邪魔にならない程度にSFの設定書き込むの抑えてる...?ぐらいの気持ちかも。好みは分かれそうだけどライトな読み心地は広い読者層に手をつけやすい。 至るところに「もしかしてあれの引用...?」「もしかしてオマージュ...?」みたいな表現が隠されていてそれを探すのも楽しかったな。「美亜羽に送る拳銃」は伊藤計劃トリビュートだったの、読み始めて気づいたとても嬉しくなってしまった。

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2022/04/12

多分年間SF傑作ので読んだのとか他の本で読んだのとか、読んだことあるのかいくつか 最初の方のは眠くなったけど最後の方のは良かった。

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2022/02/12

SFアンソロジー『異常論文』所収の短編がすさまじかったことから興味を持ち購入した単著。本作はSFマガジンが選ぶ「ベストSF2019 国内篇」の第1位を収めているがその選出が納得の出来栄え。 表紙のイラストからも明らかなように一言でまとめると”セカイ系×ハードSF”という感じなの...

SFアンソロジー『異常論文』所収の短編がすさまじかったことから興味を持ち購入した単著。本作はSFマガジンが選ぶ「ベストSF2019 国内篇」の第1位を収めているがその選出が納得の出来栄え。 表紙のイラストからも明らかなように一言でまとめると”セカイ系×ハードSF”という感じなのだが、このハードSFの巧みさがどの短編もずば抜けている。全体的に爽やかな疾走感を持ちながら、優れた世界設定によって疾走感がドライブされ、しっかりと物語としての面白さ(それは単にSFとしての衒学的な面白さに留まらない魅力である)を与えてくれる。 著者は京都大学のSF研出身の若手であり、これからの作品が本当に待ち遠しい。

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2022/01/15

個人的には「美亜羽に贈る拳銃」が特に印象的でした。 そして「ひかりより速く、ゆるやかに」!映像映えすること間違いなしなので、アニメ映画化しないだろうか。 表題作は今敏さんが生きていたら映像化して欲しかったなあ。

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2022/01/13

表題作と巻末の「ひかりより速く、ゆるやかに」は最高に面白かった。 しかしながらその他の作品はまだ自分には早かったか、難しかった。

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2021/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SF短編集。「ハーモニー」の登場人物の名前を借り受けた使った短編もあり。どの編も珠玉と読んで差し支えない作品。 特に「ひかりより速く、ゆるやかに」がとても良かった。特殊相対性理論に似て、とでも言うべきか、「ひかり」に乗った乗客達は、突然周囲の時空間から低速化されてしまう。修学旅行の帰りに取り残されたクラスメイトたちを外から見守る主人公。それを助けようと自身が低速化された中での周囲の見え方と、主人公視点の心情の描写が素晴らしい。「泣かないでいようと思ったんだ」のくだりの美しさに、そして物語に並走する作中作のラストに、身震いした。

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2021/09/23

短編集。 最後の「ひかりより速く、ゆるやかに」は面白かった。終わり方も良い感じで、これまでタイムトラベルものを結構見てきたが、新しい発想の物語。

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2021/09/23

全体的に最高。どの作品も同じ作者が書いたようには見えないほとバラエティに富んでいて、想像力豊か。 美亜羽に贈る拳銃は、ハーモニーとの地続きの世界観と想像していた反面、少し残念。でも独立した作品としても面白い作品だった。 いちばんのお気に入りは、表題作。読み始めは???だったが、設...

全体的に最高。どの作品も同じ作者が書いたようには見えないほとバラエティに富んでいて、想像力豊か。 美亜羽に贈る拳銃は、ハーモニーとの地続きの世界観と想像していた反面、少し残念。でも独立した作品としても面白い作品だった。 いちばんのお気に入りは、表題作。読み始めは???だったが、設定がわかるとなるほどなと。 ひかりより速く、ゆるやかには、なんとなくドラゴンヘッドを彷彿とした。(全然内容違うけど)

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2021/08/27

百合SFアンソロジーに寄稿されていた作品がどストライクだったので、こちらの短編集も期待して読みましたが、もうどの話も全部めちゃくちゃ面白かったので、「オタクは全員読んだほうがいいぞ!!!」「SFはぶっちゃけようわからんけど伴名練は大好きだ!!!!!!!!」と獣になって世界の中心で...

百合SFアンソロジーに寄稿されていた作品がどストライクだったので、こちらの短編集も期待して読みましたが、もうどの話も全部めちゃくちゃ面白かったので、「オタクは全員読んだほうがいいぞ!!!」「SFはぶっちゃけようわからんけど伴名練は大好きだ!!!!!!!!」と獣になって世界の中心で叫びたくなります。 信頼できる作家さんにめぐりあえて本当に良かった、今を生きていて良かった、SFを食わず嫌いしないで良かった。なんなら百合SFアンソロジーを編んでくれてありがとう早川書房!とさまざまなものに感謝したくなりました。

Posted byブクログ

2021/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 どれも、独自の世界観が複雑、というか、難解で、一度読んだだけでは内容が理解できない。かといって、再読する気にもなれない。 パラレルワールド、人工知能、タイムトラベルなどのSF要素が基本にあり、興味深い設定ではあるだけに、もっとわかりやすいストーリーの方が好みだなあ。

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