何様 の商品レビュー
『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』は、長女あるあるで共感しまくった! 世間で生きるのって、泥臭いほど面白いみたいなところがあるのかな…。 表題作も印象深かった。 就活って企業と人との対決みたいな感じだけど、企業も「人」がやってるんだなぁと気づかされた。 こんなところ...
『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』は、長女あるあるで共感しまくった! 世間で生きるのって、泥臭いほど面白いみたいなところがあるのかな…。 表題作も印象深かった。 就活って企業と人との対決みたいな感じだけど、企業も「人」がやってるんだなぁと気づかされた。 こんなところにも物語があるんだと思った。
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自分と同世代くらいの登場人物たちの心情を共感できる作品である。 特にきみだけの絶対は、○○に届けたくてこういうことをしている、というテーマで取組みを行なっている人がたくさんいるが、本当にその人たちに届いているのか?と疑問に思わざるを得ない作品だった。 また、何様はこの本のタイトル...
自分と同世代くらいの登場人物たちの心情を共感できる作品である。 特にきみだけの絶対は、○○に届けたくてこういうことをしている、というテーマで取組みを行なっている人がたくさんいるが、本当にその人たちに届いているのか?と疑問に思わざるを得ない作品だった。 また、何様はこの本のタイトルのように、誰もが最初からその役でしたよと言わんばかりにそれぞれの立場で生活している。何様だと。何様になる前の姿勢を大切にしながら生活していきたい。
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※読了日はおそらく11月。登録漏れでした。 『何者』の登場人物たちが主人公となるオムニバス短編。 正直なところ、『何者』を読んだ時の記憶が薄れていたので、読了後『何様』を再読。 Twitterが重要な役割を占めていた今作に対し、『それでは二人組を作ってください』ではリアリテ...
※読了日はおそらく11月。登録漏れでした。 『何者』の登場人物たちが主人公となるオムニバス短編。 正直なところ、『何者』を読んだ時の記憶が薄れていたので、読了後『何様』を再読。 Twitterが重要な役割を占めていた今作に対し、『それでは二人組を作ってください』ではリアリティショーがその位置に取って代わっている感があるのは時代の流れかなぁ。 表題作『何様』がやっぱり一番良かったです。
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共感の嵐 繊細で見栄っ張りで上手く自分でもコントロールできない若者の気持ちが2010年代風に書かれている この世代を生きている私にとっては、自分の気持ちを代筆してもらっている気がして、読んで救われるような気がした
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遅まきながら。 『水曜日の南階段はきれい』は綺麗な話。 『それでは二人組を作ってください』はホラーに近い。 『逆算』は絶望からの希望の話。 『きみだけの絶対』は『何者』を思い出す。お前は、何者かになろうと懸命に努力する人間を笑えるほどの何者かなのか?と自問自答。 『むしゃくしゃし...
遅まきながら。 『水曜日の南階段はきれい』は綺麗な話。 『それでは二人組を作ってください』はホラーに近い。 『逆算』は絶望からの希望の話。 『きみだけの絶対』は『何者』を思い出す。お前は、何者かになろうと懸命に努力する人間を笑えるほどの何者かなのか?と自問自答。 『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』もちょびっとホラー愛憎劇。 『何様』は流石表題作という仕上がりで、『何者』へのアンサーのようにも感じた。
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「何者」のアナザーストーリーが6篇が集められている。「何者」を読んだ後にもう一度「何様」を読みたいと思った。
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★きっかけ 「何者」を読んで、読みたかったから。 ★感想 続編かと思ったらそうではなかった(^_^;) 何者の登場人物の本人であったり、周辺人物の短編集。 光太郎の「水曜日の南階段はきれい」は、ほろ苦青春話。何者の数年後の話が知りたくなる。 理香の「それでは二人組を作ってくだ...
★きっかけ 「何者」を読んで、読みたかったから。 ★感想 続編かと思ったらそうではなかった(^_^;) 何者の登場人物の本人であったり、周辺人物の短編集。 光太郎の「水曜日の南階段はきれい」は、ほろ苦青春話。何者の数年後の話が知りたくなる。 理香の「それでは二人組を作ってください」は、自分の事のようなだったり、なんかこういう女子知ってるなって気分になったり、なんだか心をえぐられる気持ちになった。すごいなぁ、朝井さん… 研修講師の「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」は、講義中の視点が面白かった。研修中や、会社説明会中に、表情見ながら喋ったり、なめられないようにっていう感情とか、他の講師の評価とか共感する部分もあった。 最後の人事部の「何様」。 途中までは、人事部だってただの人間、何を偉そうに学生を判断してるんだって内容で終わるかと思いきや(そしてその感情は、採用担当やってた時まさに思ってたやつ笑)、 「本気の1秒」「1秒くらい本気で思ったことない?」この言葉にハッとなった。 「100%じゃないのになんかって思っちゃって」と我々の気持ちをきれいに代弁してくれた克弘。 そして、 「いきなり100%なんて無理じゃん!誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげてよ〜」 この言葉をかけてくれた君島の株、大上がり!笑 素敵な言葉に出会えてよかった!
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何者ありきの何様だけれど、作品としては何様の方が好き。 何者に通ずるストーリー、他人事とは思えぬ人物達。表現一つ一つに刺されるように、読んでいてドキドキしてしまった。 最後の何様で救われたし、若林正恭のあとがきがとても良かった。
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それぞれの話に、最後にタイトルに繋がるどんでん返しがあって、それが面白くもあり、怖くもあって、ゾクゾクした。そこに描かれる、人の本当の内面が男女問わずリアルで、そこが朝井リョウ作品の好きなところでもある。
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朝井さんの小説はいつも他人事に思えなくて、こわい。 今まで一体何人に憑依してきたんですか?ってくらい、人間のパターンを分かってて、誰もが経験して知ってるはずだけど口には出したくない、痛くてしょうがない部分を何度もえぐってくる。 何者はずいぶん前に読んでて内容うろ覚えだったので、...
朝井さんの小説はいつも他人事に思えなくて、こわい。 今まで一体何人に憑依してきたんですか?ってくらい、人間のパターンを分かってて、誰もが経験して知ってるはずだけど口には出したくない、痛くてしょうがない部分を何度もえぐってくる。 何者はずいぶん前に読んでて内容うろ覚えだったので、もういちど読み返しました。つながりが分かると面白さ倍増で、やっぱり朝井さんすごいです。
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