何様 の商品レビュー
「何者」と続けて読めばよかった…。 痛い、かもしれない。 でもなぜ痛くちゃいけないの? 懸命にやっていくことを、若林さんの言葉を借りて 「絶対に笑わない」
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『何様』 普通に読み物として面白かったが、読み終わった後に、再度朝井リョウの『何者』のあらすじを確認すると、点と点が繋がってなお面白かった。特に、「逆算」というストーリーは、3年前のクリスマスにヨーロッパで読んでいた『Xmasストーリーズ』という複数の作者によるクリスマスをテーマ...
『何様』 普通に読み物として面白かったが、読み終わった後に、再度朝井リョウの『何者』のあらすじを確認すると、点と点が繋がってなお面白かった。特に、「逆算」というストーリーは、3年前のクリスマスにヨーロッパで読んでいた『Xmasストーリーズ』という複数の作者によるクリスマスをテーマにした短編のオムニバス小説で一度読んだことがあり、登場人物の沢渡さんが、『何者』のサワ先輩だったとわかり、合点した。 タイトルにもなっている「何様」は、就活を終えて、新卒一年目で人事となった新社会人の葛藤を描く面白いストーリーだった。自分に、人を評価するだけのものが備わっているのか、それがわからないままに、面接で人を評価することへの葛藤は、新卒二年目の自分にはわかりやすい。最後に、その葛藤が晴れる一歩となる「本気の一秒」という考え方が面白かった。葛藤を抱えながら、自分の職務を全うすることに対して、不誠実と感じていた主人公は、憧れる先輩もその葛藤に苦しみつつも、どこかで本気で成し遂げたいと思う「本気の一秒」があるから頑張れると知る。100%の誠実さ、100%そのころを成し遂げたい、自信がある状態なんてほとんどない。もやもやを抱えて、人は自分の役に向きあう。不誠実ななかで乗り越えていった無数の仕事の中にも「本気の一秒」はあった。その本気の一秒も、誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげること。この考え方はある種楽天的だが、胸に響いた。
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最近何者を読んでいれば、とても入ってくる作品。1話はすごく感動したが、その他はほどほど。ただ、何者もそうだったが、人ってこんな事思ってるなっていう心境がうまく書かれているので、思わずニヤついてしまう。
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生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる―。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生の...
生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる―。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生のその後。就活の先にある人生の発見と考察を描く6編!
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