いまさら翼といわれても の商品レビュー
短編集。どれもこれもすごくよかった。井原の漫研騒動が特にお気に入りです。連峰と翼はしんみりするものがあった。トリックで一番好きなのは鏡です。選挙の話で折木とふくちゃんがラーメン食べるシーンが好きだし、長い休日で折木の過去を垣間見れたのもよかった。
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奉太郎の老成化が進む。 短編のせいなのかいつもの苦味がやや少なく感じ、キャラクターものに徹しているのでちょい物足りない。 とはいえ、魅力あるキャラクターに肉付けされ、より一層シリーズにのめり込めそう。 こうゆう話を書いたからには長編の新作が待っているのだろう…そうであってほしい。...
奉太郎の老成化が進む。 短編のせいなのかいつもの苦味がやや少なく感じ、キャラクターものに徹しているのでちょい物足りない。 とはいえ、魅力あるキャラクターに肉付けされ、より一層シリーズにのめり込めそう。 こうゆう話を書いたからには長編の新作が待っているのだろう…そうであってほしい。 摩耶花と漫研との確執はすっかり忘れてしまっていた。 なにせ読んだのが随分と前なのでね。 一番のお気に入りは「鏡にはうつらない」
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シリーズ6冊目は短編6つ。それぞれ、ちょっとした日常の謎だけど、4人の個性がキラリと光る。自分の高校時代を考えると、なんてみんな一生懸命に生きていることか。ホータローの小学生時代のエピソードで、今のホータローが出来上がる原因が分かる。千反田さんも大きな転換期を迎えるが、2人とも、...
シリーズ6冊目は短編6つ。それぞれ、ちょっとした日常の謎だけど、4人の個性がキラリと光る。自分の高校時代を考えると、なんてみんな一生懸命に生きていることか。ホータローの小学生時代のエピソードで、今のホータローが出来上がる原因が分かる。千反田さんも大きな転換期を迎えるが、2人とも、いい友達を持って良かったねぇ。と、4人の頭を『いい子いい子』してあげたい気持ちで読み終わった。千反田さんはあの後、歌ったのかな?ホータローの「走れメロス」の読書感想文は傑作だった。
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紛うことなき傑作だ、と思う。 本書は短編集で、その後の関係性を大きく発展させるような作品が多いような印象を受けた。実際は、2つか3つがそこに該当するんだろうけど、印象として。とは言え、大きな鍵となる一冊であることは多分、間違いない。 前巻に引き続いて、どちらかと言えば心情を...
紛うことなき傑作だ、と思う。 本書は短編集で、その後の関係性を大きく発展させるような作品が多いような印象を受けた。実際は、2つか3つがそこに該当するんだろうけど、印象として。とは言え、大きな鍵となる一冊であることは多分、間違いない。 前巻に引き続いて、どちらかと言えば心情を紐解いていくような話が多く、やっぱりそういう手法の方が好みだと感じさせられた。摩耶花が主となる話が多いことも嬉しく、そのいずれもが面白かった。また、後半三作はどれも傑作と評して間違いない、非常に好みな話が続いて満足度が高かった。 これまで、商業作家はある程度クオリティが保証されていて、文章力はデビューから時間が経ってもあまり変化のないものだ、という認識が漠然とあった。けれど、〈古典部〉シリーズに関しては、巧くなったから、なのかは定かでないけれど、後になればなるほど確実に面白さが増していく。そのことに少し、感動を覚えた。 細かい点かつ、ミステリーならお決まりかも知れないが、シリーズ通して別の話のネタバレには配慮された書き方がされていることも、好感が持てる。どこからでも読めるよう、という配慮だろう。
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今回は短編集。色々読んだはずなのに、もう忘れている…。短編を読んでもおもしろいんだけどね。もちろん。でもなんか続きを読みたいような気がする。 購入
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登場人物たちの過去が明らかになったり、シリーズを追うごとにそれぞれの内面が描かれているなという印象を持ちました。読みやすいしまた7作目が出たら買おう!
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高校の古典部のメンバーたちの周りで起きるちょっとした謎とできごと、6短編集。生徒会役員選挙、卒業制作、教師の何気ないひとこと、漫画研究会の同人誌、小学生時代の係と口癖、合唱祭のソロ。 シリーズ第6弾とのこと。私は初めて古典部のメンバーに出会ったわけですが、ずっと読んできてたら受...
高校の古典部のメンバーたちの周りで起きるちょっとした謎とできごと、6短編集。生徒会役員選挙、卒業制作、教師の何気ないひとこと、漫画研究会の同人誌、小学生時代の係と口癖、合唱祭のソロ。 シリーズ第6弾とのこと。私は初めて古典部のメンバーに出会ったわけですが、ずっと読んできてたら受け止め方も変わったと思う。シリーズ遡るのもよいかも。
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古典部シリーズ。 合唱祭に参加するはずの千反田が現れず、伊原から連絡を受けてホータローが探しに行くが。 前巻あたりから日常的に起こる謎に、部員たちそれぞれが絡んできて、だんだん登場人物の深い部分がわかっていく。 ホータローの発言は私も経験があり、それがきっかけで色々考え方を変えた...
古典部シリーズ。 合唱祭に参加するはずの千反田が現れず、伊原から連絡を受けてホータローが探しに行くが。 前巻あたりから日常的に起こる謎に、部員たちそれぞれが絡んできて、だんだん登場人物の深い部分がわかっていく。 ホータローの発言は私も経験があり、それがきっかけで色々考え方を変えたりしたので勝手に親近感が湧き、今後の展開がとても気になる。
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随分と久しぶりの古典部シリーズ。 6つの短編集ですが、特に今まで注目の薄かった摩耶花ちゃんが主役の話が二篇。 昔話が多かったのも、奉太郎が活動的だったことも特徴か。 相変わらず、米澤さんは伏線の張り方が上手で、何気ない話が、きちんと繋がっているところが気持ち良く感じられるのですが、今回はわざとなのか謎解きをきちんとしなかったり、放置したまま終わったものもあり。これが、別の話の伏線になってるのかもしれません。 最後は、えるのお話になり、良いところで終わってしまいました。 また、次巻…なんですよね? (信じてますよ、センセー)
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古典部シリーズの短編集。 1作目の初めの記憶についての表現が印象的で、心地よい。少しずつ四人が成長を感じつつ、過去の出来事も振り返り、ページをめくる手がとまらなかった。
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