いまさら翼といわれても の商品レビュー
古典部シリーズ6作目。もうこのシリーズ終わったものだと思ってぐらい前作のラストが印象的だった。だから読み始めても蛇足な感じがしていたのですが、最後のいまさら翼といわれてもでガツンとやられた気に。あの千代反田はどうなってしまうの?続きが気になります。
Posted by
高校生達を主人公にした時点で避けて通れない,将来への分岐点を日常ミステリィという土俵の上で見事に描ききる.希望もへったくれもないので,人物投影することもできない鬱々と元々の筆致とが相まって,日本海側のドンヨリと曇った古典部らしい(筆者らしい?)ひり付くような一冊.決して解は与えず...
高校生達を主人公にした時点で避けて通れない,将来への分岐点を日常ミステリィという土俵の上で見事に描ききる.希望もへったくれもないので,人物投影することもできない鬱々と元々の筆致とが相まって,日本海側のドンヨリと曇った古典部らしい(筆者らしい?)ひり付くような一冊.決して解は与えず,また提示することもなく,自由の重みが淡々と提示される.
Posted by
2019.6.16 購入。 古典部シリーズ第6弾。連作短編集。 小ネタが多い。 中学の卒業制作時の奉太郎の謎の行為「鏡には映らない」が一番面白かった。 漫画家志望の伊原摩耶花の属するクラブ「漫研」での確執を描いた「わたしたちの伝説の一冊」、折木奉太郎のモットー「やらなくてもいい...
2019.6.16 購入。 古典部シリーズ第6弾。連作短編集。 小ネタが多い。 中学の卒業制作時の奉太郎の謎の行為「鏡には映らない」が一番面白かった。 漫画家志望の伊原摩耶花の属するクラブ「漫研」での確執を描いた「わたしたちの伝説の一冊」、折木奉太郎のモットー「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」が生まれた「長い休日」など古典部面々の過去・将来に関わる話が多い。 タイトル作「いまさら翼といわれても」は千反田えるの話、印象的なタイトルとともに、これからどうなるのか、すごく気になった。 (図書館)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ビックラブ…………これが米澤穂信だよね…………米澤穂信(以下よねぽ)の良さってどうしようもなく残酷なところじゃない!?普通生き残らせますって普通結末ハッピーエンドにさせますって学生青春ミステリだよ!??!??いや〜最&高……略して最高過ぎる、全体的に暗っ……ジメジメ……梅雨だよ〜泣いちゃうよ〜テーマカラーはグレーだよ〜みたいな、、わかるんだよ、分からないけどわかるんだよ、学生の悩みとか苦しみとかそういうのが綺麗に紡がれていてすっっきやねん……あとテーマ麺類なの?よねぽだからきゃわきゃわって言われるんだよ…………………………
Posted by