いまさら翼といわれても の商品レビュー
今までの古典部のみんなの心の成長と今の葛藤と過去の経験などがギュッと詰まった短編集。 欲を言えば里志視点の話も読みたかった。
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最初に氷菓を呼んだのは中学生のころだった.アニメから原作に入った勢.そこから遠回りする雛までは発売直後に購読していたが,いろいろあって読書から離れてしまった.続編が出ていたことは知っていたがようやく読むことができた. 本当に面白かった.高校を舞台にした内容のせいなのか,また氷菓シリーズを中高の教室で読んでいた私自身の記憶のせいなのか,強烈なノスタルジアが襲ってくる.教室の埃のにおいと木の机のにおいが漂ってくるよう.大した青春時代なんで過ごしていないのにねえ. 中身は短編集でどれも面白かった.学校生活で生じたちょっとした謎をホータローや古典部の面々が解決していく.中々千反田さんがでてこないと思ったら最後の章でようやくメインとして登場.この章が一番印象に残った.千反田さんが合唱発表会の直前にいなくなってしまう.途中の推理パートも当然面白かったが,最後,蔵で千反田さんを見つけた後の会話.「今更自由にしていいといわれても,今更翼と言われても,困るんです」.真面目で責任感の強い千反田が逃げ出してしまうほどに,彼女にはショックだったのだろう.翼をもがれたわけではないのに,飛ばなくていい,走りなさいと言われ続けていたら,速く走れるようになった,しかし飛び方は忘れてしまった.「困るんです」が,何を表しているのか.わかるようで,きっと千反田にしかわからない.初めて見る千反田さんの一面に驚いたが,ホータローもおなじだったのだろう.寄り添うような言葉をかけているが,それはホータローが優しいからではなく,そうするしかなかったから.
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わたしたちの伝説の一冊がなんとも言えず心に残った。多分アニメのクドリャフカの順番の回を思い出して、なんだと思う。 ところで、これで古典部終わりじゃないよね!?米澤さん!
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古典部員たちの葛藤や成長に触れられた。 そんな作品でした。 彼らの変化、成長のきっかけとなってくれた 彼女に対して、 次は彼らが向き合う番なのかもしれないですね。 短期的な利害関係でなく、 本気で向き合うことができるって青春だな〜
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視点が変わっていく展開が面白かったので、スイスイ読めた。気持ちは分かるけど、もっと今更感のある子供っていそうな気がしてしまい、タイトルになっている節はそこまで響かなかった。 シリーズ物だとここに入力して初めて知り、ここから始めてしまった自分はいまいち盛り上がれなかったのかもしれな...
視点が変わっていく展開が面白かったので、スイスイ読めた。気持ちは分かるけど、もっと今更感のある子供っていそうな気がしてしまい、タイトルになっている節はそこまで響かなかった。 シリーズ物だとここに入力して初めて知り、ここから始めてしまった自分はいまいち盛り上がれなかったのかもしれない。
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この青春のほろ苦いミステリーはやっぱり米澤穂信作品でしか味わえないのです。奉太郎、摩耶花、えるそれぞれ成長を感じられます。 それにしても古典部ファンはこんな中途半端なところからずっと新作を待ってるんですか!?10年も!?
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古典部を中心とした6つの短編集でした。 全て読みやすくオチについてもハッとさせられるものや、心から納得できるものが多く、日常に紛れた機微から真実を見つける様は圧巻でした。 古典部シリーズは長く続いているので、トリックめいたものはやり尽くしていそうなのに凄いと思います。 とくに「私たちの伝説の一冊」が好きでした。 走れメロスの感想文に感心したとともに、現実の出来事とメロスの事象を重ね合わせ、真実が見えてくるところや、漫画への強い想いが短編の中でもヒシヒシと伝わってくることが、人情的な熱さを感じたからです。
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登場人物がみな高校生とは思えないほど感受性豊かで感心するけど、むしろ高校生だから大人になって失った感覚を持っているのかも
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米澤穂信の短編はおそろしいほどするする読める。 ラストの千反田、そのあとどうしたのかなー。気になるなー。タイトルから意図する中身は予想通りだった。 『鏡には映らない』の奉太郎かっこよかったな。
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アニメ化されていない短編集(「連峰は晴れているか」だけはアニメ化された)ですが、脳内では各キャラクターがそのアニメの姿で登場し、各場面を思い描くことができました。特に挿絵もない本なのに、京アニさんのキャラデザはやはり素晴らしいですね。 奉太郎が省エネ主義になったいきさつも語られますが、姉の言葉を思い出したときに彼自身も「長い休日」が終わっていることに気づいたのではないでしょうか。 それゆえに、友の窮地をあれほど必死に助けようとしたのですね。 ☆一つ減らしたのは、あの終わり方はないよ!という抗議?です。 すっきり終わらせてくれ~。 (追記) 「このミステリーがすごい!2025版」で古典部シリーズ長編と小市民シリーズ短編について言及がありました。☆5に変更です!
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