いまさら翼といわれても の商品レビュー
鏡の話が特に良かった。 誰にも知られなくていい。 誤解されたままでも別に気にしないっていうのが特に。考えさせられた。 幼少期の奉太郎めちゃいい。 長い休日?だったかな。 めっちゃいい。 奉太郎さん、子どもの頃はぼく呼びだったんですね。 そしてめちゃめちゃ素直な子ではないですか。...
鏡の話が特に良かった。 誰にも知られなくていい。 誤解されたままでも別に気にしないっていうのが特に。考えさせられた。 幼少期の奉太郎めちゃいい。 長い休日?だったかな。 めっちゃいい。 奉太郎さん、子どもの頃はぼく呼びだったんですね。 そしてめちゃめちゃ素直な子ではないですか。 摩耶香の視点の話もいい。 ふくちゃんそんな好きやったんや。 この巻をよんで、まだまだ続きが読みたくなる。 最新刊、期待します。
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古典部シリーズ第6弾は、順不同の6つの短編が収録されており、謎解きはともかくとして、物語の素晴らしさはシリーズ一番なのではと思われた、それくらい心に残るものが強く、今回は折木奉太郎(ホータロー)だけではなく、千反田える、福部里志、伊原摩耶花、それぞれの新たなパーソナリティも知る...
古典部シリーズ第6弾は、順不同の6つの短編が収録されており、謎解きはともかくとして、物語の素晴らしさはシリーズ一番なのではと思われた、それくらい心に残るものが強く、今回は折木奉太郎(ホータロー)だけではなく、千反田える、福部里志、伊原摩耶花、それぞれの新たなパーソナリティも知ることができた、ファン必読の作品。 「箱の中の欠落」 生徒会長選挙に於ける不正かもしれない謎を巡って浮かび上がる里志の、『物事がもっぱら道理に沿って進んでいるからこそ、自分がふざけていられるのだと言わんばかりに』、『不正義とか理不尽とかへの嫌悪感が人一倍強い』一面に、ホータローも感銘を受け事件解決に協力した友情は、それを二人だけの夜の散歩で考察する流れも合わさって、より思い出深いものになったのであろう、そうした感慨深さはホータローの始まりの文章からも実感できた。 「鏡には映らない」 かつての中学3年生のホータローの同級生たちは、何故か彼に対する印象が悪く、それはまた摩耶花も同様の思いであったのだが、その真相を知ったときの彼ともう一人の行いには、自分自身がどう思われるかというのは全く考えていなかったのであろう、それくらいの価値のある行動と繋がっていたのは、この年代ならではの陰湿さとでも言えばいいのだろうか、そうした感動的なものと不快なものとが共存した物語は、まさにタイトルとも呼応した、人の心は鏡に映らないから安易に扱いかねないが、だからこそ、それをいちばん大切にしなければならないのだと。 「連峰は晴れているか」 ホータローの『気になるんだ』と千反田の『気になります!』が初めて合わさったレアな物語は、たとえ二度と会わないかもしれない人であっても、その人の誤ったパーソナリティを簡単に他の人へと伝えることに躊躇いを感じる、そんなホータローの姿は後の物語とも重なることで、より印象深いものになるように思われた。 「わたしたちの伝説の一冊」 摩耶花のあの1件のいきさつが詳細に綴られた物語は始終重苦しく、しかも漫画で描かれた夢のある内容が現実の世界で起こってもただ鬱陶しいだけなんて、身も蓋もない生々しさも漂わせる中、『本って不思議ね。だれが書いてもいいなんて』という言葉もあることや、結末の吹っ切れ方に希望を見出せたことが、せめてもの救いだと思いたい。 それから「鏡には映らない」も含めて、摩耶花と「ふくちゃん」の仲の良さを、今回摩耶花主観の物語でようやく実感できたことが嬉しくて、中々、ホータロー主観だとそれが分からないからね。 「長い休日」 ホータローと千反田の距離がまた一歩、ささやかだけれども縮まるきっかけとなりそうな、ホータローの『やらなくてもいいことなら やらない』理由がついに明かされるが、そこには彼も他の人と同じ、傷つくことだってあるひとりの人間であることがよく分かり、こういうのってきっと罪名とかは無いのかもしれないけれども、その気持ちは私も痛いほどによく分かり、世の中には二種類の人がいるといった分けられ方の無いような世界こそ理想なんだろうが、人が人である限り、それは難しいのだろうなと悲しい気持ちに陥りそうな中、タイトルにも込められた姉弟愛の素晴らしさを実感できたことで、ホータローは救われた部分もきっとあるのだと思い、それが今の彼のパーソナリティへと繋がっていることにも、確かな説得力を感じられた。 「いまさら翼といわれても」 夏休み初日に開催される合唱祭のソロパートを担当する千反田が、当日になって突然行方不明になった理由を、ホータロー、里志、摩耶花がそれぞれに協力して突き止める展開には、おそらく初めて見る千反田のある一面が垣間見えたのだが、それに寄り添うホータローの優しさが、また他の人には真似できないような彼らしさで、これまで彼女にしか分からないものを背負ってきた千反田を慮り、人の心とはこれくらい繊細なものなんだということを、彼はきっと読み手にも教えてくれたのだと思う。 今のところ、物語としての古典部シリーズは本書が最新巻のようで、もう一冊「米澤穂信と古典部」というファン向けの本に、最新作が1編収録されているそうなので(しかも大日向が関わってる!?)、そちらも是非読みたいと思います。
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古典部シリーズ第六弾 このシリーズ大好きでとうとう現在刊行されてるところまで来てしまったなという気持ちが大きいです。 相変わらずの面白さと読みやすさ。 米澤穂信先生の短編はさすがとしか言えないです。
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ここまで読み終わってしまった。読み終わりたくなかった〜!シリーズ通して読み切ると、古典部みんなのことが好きになってたんだなぁとわかる。箱の中の欠落の奉太郎と里志のやりとは大好きだし、鏡には映らない、わたしたちの伝説の一冊の摩耶花も好きだし、いまさら翼と言われてものちーちゃんも好き...
ここまで読み終わってしまった。読み終わりたくなかった〜!シリーズ通して読み切ると、古典部みんなのことが好きになってたんだなぁとわかる。箱の中の欠落の奉太郎と里志のやりとは大好きだし、鏡には映らない、わたしたちの伝説の一冊の摩耶花も好きだし、いまさら翼と言われてものちーちゃんも好きだな。特に好きだったのは、わたしたちの伝説の一冊かな。摩耶花というよりは、先輩の言葉に色々そうだよねえと頷くところも多かった。 古典部シリーズ、奉太郎が卒業するまで続く予定だって聞いたけど、ちゃんと完結するのかな。短編が収録されてる愛蔵版も買ってしまったからそっちを読んで待ってます。
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シリーズものとは知らずに図書館で手に取った本。「私たちの伝説の一冊」と表題作の「いまさら〜」が好きかな。氷菓からちゃんと読んでみたいと思った
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ここまで来て、古典部のみんなが好きになってる自分がいる。いつまでも続いてほしい。そして早くまた会いたい。 以下、収録6編の感想 箱の中の欠落 福部里志と折木奉太郎、この2人最強です。お互い言わずとも、動かずとも、ただそこに2人いるだけで、通じ合っているというか。 鏡には映...
ここまで来て、古典部のみんなが好きになってる自分がいる。いつまでも続いてほしい。そして早くまた会いたい。 以下、収録6編の感想 箱の中の欠落 福部里志と折木奉太郎、この2人最強です。お互い言わずとも、動かずとも、ただそこに2人いるだけで、通じ合っているというか。 鏡には映らない 折木奉太郎、かっこよすぎる。。こんなスマートな中学生いないでしょ、、。心がイケメンすぎる。 連峰は晴れているか この二十数ページに凝縮される、折木奉太郎という人物とスッキリ回収される日常ミステリー(米澤ミステリー)。これよこれ。 私たちの伝説の一冊 伊原摩耶花という人物をより知ることができた。「才能に仕える」(←良い表現…)という覚悟を決める、ひとつ成長する摩耶花を見させてもらった。親身になるふくちゃんも、はっきりとものを言ってくれるライバルでもある先輩も素敵すぎる、いい人間関係の中にいるよね。 長い休日 なぜ、折木奉太郎が「やらなくても良いことをやらないのか」を知りより愛着が湧く。そして彼はまた成長している。 いまさら翼といわれても 折木奉太郎が千反田のために動く展開、エモい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古典部シリーズ6作目。 それぞれの短編が、各古典部員の人生にとってのターニングポイントであるように感じられました。 奉太郎のモットーの原点や、伊原の漫研騒動など、衝撃の展開で驚いたところが多かったです。 個人的には、「わたしたちの伝説の一冊」が1番好きです。
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登場人物が色んな呼ばれ方をしてて途中まで同一人物と気付けなかったり、誰かが変な行動をしても周囲は何も感じてないようだったり、何か変だなと思いながら読んでたのだけど、文中に「古典部」が何度か出てきてやっと記憶が繋がった。 アニメ『氷菓』でおなじみ、古典部シリーズだったのか。シリーズ...
登場人物が色んな呼ばれ方をしてて途中まで同一人物と気付けなかったり、誰かが変な行動をしても周囲は何も感じてないようだったり、何か変だなと思いながら読んでたのだけど、文中に「古典部」が何度か出てきてやっと記憶が繋がった。 アニメ『氷菓』でおなじみ、古典部シリーズだったのか。シリーズ物で、読者もある程度は登場人物やキャラクターのバックボーンの知識がある前提なのに、私が初見だから「何やこいつ」って思っただけでした。 ジャンルは、高校生の日常✕ちょっとしたミステリー。生徒会長選挙の票が生徒数より増えちゃったり、部活が内部分裂したり、卒業制作に秘密があったり、たまにほろ苦い思いをする所が青春だねぇ。 しかし、下手にアニメ『氷菓』を知ってるせいで、物語に没頭できず。私が米澤穂信の文章から思い浮かべるキャラクターとアニメのキャラクターとが全然違うせいで、そこをいちいち頭の中で修正しながら読むことになり、全然集中できなかったのが残念。 何も知らずに読めたら、きっと好きなシリーズになってたと思うんだけどな。
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古典部シリーズを一気読みして、とうとう最新作。 シリーズの中でも1番を争うくらい良かった。 個人的な事情で集中力欠けての読書だったものの面白く読めた。 古典部それぞれの魅力をさらに深く知れた一冊。
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登場人物が好き。物語も繋がりのある短編で読みやすく、ミステリ的な要素もあり面白い。他のシリーズもあればぜひ読みたい。
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