あのこは貴族 の商品レビュー
面白くて一気に読んだ。東京に住んでいると、東京=日本と勘違いし、視野が狭くなる。東京にある見えない階層。東京出身だが、ここまで貴族な人々ってやっぱりいるんだというのが読み終わった感想。出会ったことがない層の人々だ。そこに翻弄される女性たちの視点も分かりやすかったし、華子のタワマン...
面白くて一気に読んだ。東京に住んでいると、東京=日本と勘違いし、視野が狭くなる。東京にある見えない階層。東京出身だが、ここまで貴族な人々ってやっぱりいるんだというのが読み終わった感想。出会ったことがない層の人々だ。そこに翻弄される女性たちの視点も分かりやすかったし、華子のタワマンでの生活の虚無感は耐えられないものだと思った。
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(映画が評判なのでとりあえず原作の方を読んでみようかと) 東京の裕福な家でおっとり育った華子、地方から名門私大に合格して上京して孤軍奮闘してきた美紀がとある人物を介して知り合う。本来住む世界が違いすぎて接点もなく場合によっては反目し合いそうな二人が、女性という立場を共通項としてい...
(映画が評判なのでとりあえず原作の方を読んでみようかと) 東京の裕福な家でおっとり育った華子、地方から名門私大に合格して上京して孤軍奮闘してきた美紀がとある人物を介して知り合う。本来住む世界が違いすぎて接点もなく場合によっては反目し合いそうな二人が、女性という立場を共通項としていかに心を通わせ合い、自分のとじこめられた狭い牢獄から一歩外に足を踏み出すか… 都会の狭い交友範囲、代々行きなれた場所を好む人達と、地元に愛着をもつ地方の人々が、一見立場は違えど実は似ているというのは発見で、、外の人との交流を通して自分の「普通」はごく狭い範囲でしか通じないことに気づき、価値観を相対化して人生の風通しをよくする可能性に希望を感じられる物語だった。
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大学の内部生と外部生の見えない壁や疎外感の描写があまりにもリアルに想像できすぎて笑いました(笑) 旦那さんや家族に頼らない自立した女性…私の憧れです。
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面白くてすいすい読めた。 地方出身で、大学から憧れの東京に出てきた私にとって共感できることがたくさんあった。 大学で初めて出来た東京出身の友達に、 東京のキラキラした夜景が、東京って感じがして好きだって話したとき全く理解してもらえなかったときのこと思い出したり... 20...
面白くてすいすい読めた。 地方出身で、大学から憧れの東京に出てきた私にとって共感できることがたくさんあった。 大学で初めて出来た東京出身の友達に、 東京のキラキラした夜景が、東京って感じがして好きだって話したとき全く理解してもらえなかったときのこと思い出したり... 20代後半になって婚機逃しつつある今の私。 ステータスの高い男の人と結婚して仕事辞めて子供作ってってのが絶対的な幸せで、結婚出来ない人生は終わりって少し前まで思ってた。 実際そういう面もあるのかもしれないけど、 たとえずっと1人でも自分の力で、やりたいこと探求しながら生きる、そんな人生も自分の考え方次第で絶対楽しいし、結婚して男の人の人生に乗っかってすいすい行くよりも、充実してるかもしれない。
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女性の生き方の面で共感できるところが多かった。そして、裕福に育っても自己実現の点からは同じように悩んでいる、と。 華子は最後には前進できて良かった。
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田舎に生まれて、閉塞感を感じながら生きてきたので、美紀の慶応の内部生や東京という街への感じ方がとても刺さった。 読み進めていくと、箱入りで世間を知らない所謂お嬢様である華子にもだんだん共感できる部分が出てくる。華子にとっては東京が地元であり、私たちが田舎の狭いコミュニティで生きて...
田舎に生まれて、閉塞感を感じながら生きてきたので、美紀の慶応の内部生や東京という街への感じ方がとても刺さった。 読み進めていくと、箱入りで世間を知らない所謂お嬢様である華子にもだんだん共感できる部分が出てくる。華子にとっては東京が地元であり、私たちが田舎の狭いコミュニティで生きているのと根底は同じなのだと感じた。 ただの恋愛小説ではなく、地方と東京、また東京の中でも上流階級とその他の人間の対比が上手に描かれている作品だった。
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女の義理って話が印象に残った。別に、女子たちが争ってるって感じたこと私はあんまりないけど、恋愛においては義理を立てることって難しそう。強くて美しい女性のみきさんみたいになりたい。
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都会のお嬢様と大学上京組、どちらでもないので感情移入できず…でも慶應生の描写は納得!!入学式での衝撃思い出した
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本当に、この世の中には「生まれながらに勝ち組」って存在する。本当に。 山内マリコさんもこの格差社会や、都市と地方の違いを学生時代に私以上に感じられてたのかなと。 この東京に対する皮肉ともいえる書き方と、的確な視点、すっごくすきだな。 俯瞰的に見てる分には楽しくて、やはり東京が...
本当に、この世の中には「生まれながらに勝ち組」って存在する。本当に。 山内マリコさんもこの格差社会や、都市と地方の違いを学生時代に私以上に感じられてたのかなと。 この東京に対する皮肉ともいえる書き方と、的確な視点、すっごくすきだな。 俯瞰的に見てる分には楽しくて、やはり東京が大好き。 山内マリコさんも東京の恐ろしさを分かっていながらもなんだかんだ東京がお好きなのではないでしょうか。 慶應の内部生、地方出身大学生の東京への怯えと憧れ、お嬢様の余裕さ、交際、女の学歴、、、 どのテーマもまさに私も感じていたもの。 「絶対面白いから!」と勿体ぶって長らく積読していた本。 高く設定されていた期待を裏切ることなく、面白かった。 この本と山内マリコさん、最高。
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映画が良かったので、即原作を本屋で買って読んだ。 映画よりもっと華子の心情が伝わってきた。 固有名詞もたくさん出てきて面白かった。 東京のハイソサエティも地方の人も、地縁や血縁にしばられた狭い世界で生きてるという面ではおんなじ。 外の世界に出てみたら、案外この世界は自由だし広...
映画が良かったので、即原作を本屋で買って読んだ。 映画よりもっと華子の心情が伝わってきた。 固有名詞もたくさん出てきて面白かった。 東京のハイソサエティも地方の人も、地縁や血縁にしばられた狭い世界で生きてるという面ではおんなじ。 外の世界に出てみたら、案外この世界は自由だし広い! 新しいことに挑戦する努力を惜しんだらダメだ
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