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あのこは貴族 の商品レビュー

4.1

366件のお客様レビュー

  1. 5つ

    96

  2. 4つ

    168

  3. 3つ

    68

  4. 2つ

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2019/07/25

華子…甘えてると思う、あまり共感しない 美紀…自立した女性 全体的に、結婚の話題、あまり興味のない境遇だったけど、 最近のドラマになりそうな話だと感じた。

Posted byブクログ

2019/07/03

自分は完全に美紀側の人間で、東京育ち且つ自分の世界がそこだけだと思ってる華子には序盤これだから自分が恵まれてることにも無自覚な金持ちは…とか思っちゃったけど、誰にも自分の出自は選べない。けれどどう生きていくかは選択する自由がある。ほんの小さな勇気を心に。 これだから東京出身のボ...

自分は完全に美紀側の人間で、東京育ち且つ自分の世界がそこだけだと思ってる華子には序盤これだから自分が恵まれてることにも無自覚な金持ちは…とか思っちゃったけど、誰にも自分の出自は選べない。けれどどう生きていくかは選択する自由がある。ほんの小さな勇気を心に。 これだから東京出身のボンボンは!という書かれ方がされていないのもよかった。彼女たちには彼女たちの大事なコンプレックスがある。与えられたレールの上を疑いなく歩いてきて気づけば何にもない人間になってしまったことへの焦燥感。妙齢にて未婚であることのプレッシャー。身に覚えのある感情たち。 結婚に拘って慣れない婚活に心身ともに憔悴していく華子も痛々しかったし、慶應内部生コミュニティに憧れてながらも地方出身という引け目もあり結局学校に馴染めなかった美紀、両方に感情移入できた。相楽さんはナイスな友人だった。結婚もいいけど、結婚以外にもその人が輝ける転機はきっとある。 雨宮まみの書評が解説として掲載されているのが切なかったなあ。

Posted byブクログ

2019/07/02

とても救いのある本だと思う。 女性誰しもではないと思うけれど、クローズドな世界に生き、憧れたことのある女性には、突き刺さる本だと思う。 華子の気持ちも、美紀の気持ちも、つい共感してしまうこの作品。 まるで華子を現実にしたような人に、どうか救いがあって欲しい。窮屈で、心理描写...

とても救いのある本だと思う。 女性誰しもではないと思うけれど、クローズドな世界に生き、憧れたことのある女性には、突き刺さる本だと思う。 華子の気持ちも、美紀の気持ちも、つい共感してしまうこの作品。 まるで華子を現実にしたような人に、どうか救いがあって欲しい。窮屈で、心理描写を見ていて、こちら側が辛くなる。世界を知らないことは、それだけ思考の幅の狭いことに繋がる。 自分を自分1人で支えるという意志をもてるようになったらいいのに。皮肉にも、この種の女性達は、こういう限られた世界をふと客観視できる程には、つまりそこにある価値観に縛られる”自分”の哀しさを理解できてしまう程には、賢いから...。

Posted byブクログ

2019/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文句なしに面白かった〜暫定2019年No.1です!笑 女対女かと思いきやそんなことはなく。帯に書いてある林真理子さんのコメント通り、自分らしく生きることの大切さを凄く感じた。 華子みたいなお嬢さんですら、婚活は大苦戦していて自立している女友達からの紹介のいわゆる【良い男たち】は家事手伝いの華子に引いてる感じが、今の時世をきちんと反映してるなぁと。笑 そして、最終的には華子も美紀もきちんと自分の足で自立していて、それが女友達との縁での仕事なところが上手いなぁ〜と。 映画化するみたいなので、これも楽しみ^^ 誰が演じるのかな…全然検討もつかない。笑

Posted byブクログ

2019/06/02

あぁこの妙な口に残る苦味というか、喉に小骨が刺さったかんじ、すごく山内さんらしいなぁ。 正直、登場人物の誰にも共感はできないのだけれど、こういう女いる!というリアリティはさすが。 そして、幸一郎みたいな男も然り。 女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ。 そ...

あぁこの妙な口に残る苦味というか、喉に小骨が刺さったかんじ、すごく山内さんらしいなぁ。 正直、登場人物の誰にも共感はできないのだけれど、こういう女いる!というリアリティはさすが。 そして、幸一郎みたいな男も然り。 女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ。 その一文に、背筋がのびた。 それでもわたしは女でいることをやめられないし、友は大事にしたいのです。

Posted byブクログ

2019/05/20

途中モヤモヤしたけど、読後はすっきり。 この人の作品でなにが好きって、 押し付けがましくないとこ。 幸せの形は人それぞれでいい。

Posted byブクログ