あのこは貴族 の商品レビュー
どんどん話に惹き込まれてあっという間に読了!読んで良かったと素直に思えた作品でした。 自分とかけ離れ、そして少し憧れのある「上流階級」の世界を覗き込めて興味深かった。 様々な女性が出てくるが、女性ならではの悩みや考え、感じ方などに共感するところも多々あった。女性同士特有のどろど...
どんどん話に惹き込まれてあっという間に読了!読んで良かったと素直に思えた作品でした。 自分とかけ離れ、そして少し憧れのある「上流階級」の世界を覗き込めて興味深かった。 様々な女性が出てくるが、女性ならではの悩みや考え、感じ方などに共感するところも多々あった。女性同士特有のどろどろした話は全くないところも良かった。 ラストも前向きで元気がもらえた。
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まずタイトルに痺れました。 妬みとか憧れとか嫌味を込めてそう呼ぶみたいなもやもやした気持ちを書いた、貴族かそうじゃないかの話かと期待して。買おう!と(笑) 女の暗い部分を客観的にみて楽しめるかなと思っていましたが違っていました。 生まれた瞬間からしがらみはいろいろあるけれど自分...
まずタイトルに痺れました。 妬みとか憧れとか嫌味を込めてそう呼ぶみたいなもやもやした気持ちを書いた、貴族かそうじゃないかの話かと期待して。買おう!と(笑) 女の暗い部分を客観的にみて楽しめるかなと思っていましたが違っていました。 生まれた瞬間からしがらみはいろいろあるけれど自分をしっかり持って思うように生きられるようになりたいと感じました。自分が納得しているのだからそこに差なんてない。幸せも自分で見つけて決められる。そんな風になりたいものです。 また、ハイクラスの世界を垣間見れたようで興味深かったです。お年玉をもらった華子の「おばあちゃま」には正直、美紀と同じ反応をしてしまっていました。 普段感じるけど言葉にできない気持ちをこの本は文字にしてくれていて読んでいて共感できる部分が多かったです。 言い回しに使えたらなと、勉強になりました。
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幸一郎の母が花子に向かって、なんとも断定的なものいいで言った。その何気ない発言だけで、彼女がどういう人物であるか華子には察しがついた。自分がいちばん正しいと信じて疑わない、自分のものさしでしか人をはかれない、狭い世界に君臨してきた女性。そういうおばさまは往々にして、美しいものや文...
幸一郎の母が花子に向かって、なんとも断定的なものいいで言った。その何気ない発言だけで、彼女がどういう人物であるか華子には察しがついた。自分がいちばん正しいと信じて疑わない、自分のものさしでしか人をはかれない、狭い世界に君臨してきた女性。そういうおばさまは往々にして、美しいものや文化をこよなく愛し教養もあるが、なぜかそれが内面の寛容さには一切結びつかないのだった。
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今読んでよかった。 地方から出てある程度基盤ができてきて、東京というものをある種、観察している自分の声を代弁してくれるような作品。 美希は私かもしれない。
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とても面白かったけれど、私は登場人物に自己投影出来ないが故にバイブルにはならないかな… これを読んだ人が椿山荘とかホテルオークラを軽んじないことを願う
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面白かった。サクサク読めた。 狭い世界で生きることに何の疑問も持たず、外に出たいとも思わない箱入り娘の主人公。 そこだけで完結する気持ちよさってある。 まぁそれだけではストーリーとして成り立たないからああいうラストになったんだろうけど、ちょっとなー、わたし的にはあの中で何とかし...
面白かった。サクサク読めた。 狭い世界で生きることに何の疑問も持たず、外に出たいとも思わない箱入り娘の主人公。 そこだけで完結する気持ちよさってある。 まぁそれだけではストーリーとして成り立たないからああいうラストになったんだろうけど、ちょっとなー、わたし的にはあの中で何とかしてほしかった。 安易に「やっぱり女も自立よね!」な感じがね。 あー結局それですかーみたいな。 「箱入りお嬢様」が急に俗っぽくなってつまらん。
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雑誌に載っていた筆者のエッセイを読んでピックアップした一冊。 久々に小説を読みましたが、面白かったです。 寸暇を惜しんで数時間で一読しました。 スピーディーにエナジー補給できました。 「本日は、お日柄もよく」と同じく力をもらえました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山内マリコさんの本は、いつも登場人物の心情に自分を投影してしまって胸が痛くなる。 美紀が逸子に話した社会での女性の扱われ方、思い当たる節が多すぎて、怒りと悔しさと色んな感情が湧いてしまった。 救いなのは、主人公の2人の女性が賢く仲違いしたり相手を陥れたりせず、最後に自分のしあわせの形を見つけていくこと。 見えない多くの境界線に縛られている日本人、自分の普通は他人の普通ではない。当たり前だけど、読んで改めて思い出した。
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分断。 女の分断を作るのは男という視点は、納得してしまいましたね。 上でも下でも自分を持たない生き方は苦しい。 多様な声を汲み上げることができない議員製造のメカニズムをしれっと入れて来てて山内マリコはだから好き。
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読了後爽快!元気がでた! 隣の芝生は青いが、隣にはないものを自分は持ってる◎ そんな自分に気づいてあげて幸せに生きていきたい。
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