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絵を見る技術 の商品レビュー

4.5

132件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2020/03/01

絵画をロジカルに見る方法がわかる本。何故この絵が名画と呼ばれるのか、バランスがいいと言われるのかがわかるきっかけになります。 美術館で実際に絵を見てみたくなりました。

Posted byブクログ

2020/03/01

絵を見るのも描くのも好きだけど、感覚的にしか掴んでいなかったので、えーそうなの〜!という、発見がたくさんあってとても興味深かった! これは自分の書棚に入れて、何度か読み返してみたいと思った。見るのにも、描くのにも参考になりそうです。 ^_^

Posted byブクログ

2020/02/27

中学の頃からしばしば展覧会には足を運ぶし、どこかに絵が掛かっているとつい足が止まる。いつしか我流の見方ができていた。この本を読んで、そのかなりの部分が文法のようなものに従っていることに気づかされた。目の動かし方や使い方といっても良いのかもしれない。美術館のキャプションに多い美術史...

中学の頃からしばしば展覧会には足を運ぶし、どこかに絵が掛かっているとつい足が止まる。いつしか我流の見方ができていた。この本を読んで、そのかなりの部分が文法のようなものに従っていることに気づかされた。目の動かし方や使い方といっても良いのかもしれない。美術館のキャプションに多い美術史や文化史の説明とは違い、かなりの絵画に共通して使える文字通りの「見る技術」が解説されている。序章の部分にシャーロック・ホームズからの引用が何ヶ所かある。確かに、この本全体を通じて書かれているのは、美を愛でる鑑賞の話というよりは、絵画に何らかの文脈を見つけて解釈していく推理の話と言えるかもしれない。どうやら、僕も、そんな風に絵画を見ているようだ。

Posted byブクログ

2020/02/26

これは読むべき本だ! というか、内緒にして自分だけの知識にしたいくらい素敵だ。この本を読んだら美術館に行きたくなる。絵を鑑賞したくなる。

Posted byブクログ

2020/02/19

絵を見るための枠組みを学ぶための本。 絵画を見る習慣は特に無いが、何となく好きな絵はある。その「好き」は一体どこから来ているのか、絵を見るための技術を知ることで、少しでも理解できるかもしれないと思い手に取った一冊。 観察しようとはしていたが、絵を見る技術がないため上滑りな見方を...

絵を見るための枠組みを学ぶための本。 絵画を見る習慣は特に無いが、何となく好きな絵はある。その「好き」は一体どこから来ているのか、絵を見るための技術を知ることで、少しでも理解できるかもしれないと思い手に取った一冊。 観察しようとはしていたが、絵を見る技術がないため上滑りな見方をしていた私にとって、とてもいい本だった。今までより絵を見るのが楽しくなったし、絵を見たときの情報量も確実に上がった。 特に「絵の経路」という考え方を知り、絵の中の流れを意識することで、絵がより生き生き?と感じられるようになったのが良かった。今まで絵を観察しようと頑張るときは、とにかく細かいところまで見るのがいいと考えており、結果として視野が狭くなっていたため、いろいろな要素が点在して全体の印象が形成しにくくなってしまっていたと気づかされた。 最後に冒頭の印象的だった箇所を。 ≫「見ているが観察していない」  漫然と見るだけでは洞察に繋がらない。常に問いを立てて情報を抽出する。観察を土台に解釈へ結び付けていく。 これは絵画に限らず、何事においても当てはまることだと思う。オタ活するときもこのことを肝に銘じて、すきなものへの解像度をあげていけるといいな。

Posted byブクログ

2020/02/10

話題のゴッホ展に行きました。 本物のゴッホの絵画を見て、自分は何を感じるのだろうととても楽しみにして行きました。 しかし、間近で見たゴッホに私は何も感じませんでした。 絵画は感性で受け止めるものと思っていましたが、この本では名画には色々な仕掛けがありそれらを読み解く方法が優しく語...

話題のゴッホ展に行きました。 本物のゴッホの絵画を見て、自分は何を感じるのだろうととても楽しみにして行きました。 しかし、間近で見たゴッホに私は何も感じませんでした。 絵画は感性で受け止めるものと思っていましたが、この本では名画には色々な仕掛けがありそれらを読み解く方法が優しく語られています。 芸術初心者ですが、少しは絵画の見方がわかったような気にはなりました。 もう一度、ゴッホ展へ行ってみたいと思います。

Posted byブクログ

2020/02/09

最近、宗教画が少し気になり出したので、読んでみた本。絵画を観に美術館に行く前に、どうせならウンチク言ってみたいと思い手に取ってみた。ダ・ヴィンチの絵がなんか構造的だとテレビで聞いていたが、それがどういうことなのか少しわかった気がする。絵画の主役、視線の流れ、バランス、色など、各時...

最近、宗教画が少し気になり出したので、読んでみた本。絵画を観に美術館に行く前に、どうせならウンチク言ってみたいと思い手に取ってみた。ダ・ヴィンチの絵がなんか構造的だとテレビで聞いていたが、それがどういうことなのか少しわかった気がする。絵画の主役、視線の流れ、バランス、色など、各時代における流行も今後は観ながら楽しんでみたい。ティントレットの『マリアの神殿奉献』を個人的には観てみたい。

Posted byブクログ

2020/01/31

【259冊目】ものすごく面白かった!間違いなく読んで良かった本ベスト10に入るし、人にも薦めたい! これまで美術館に行ったり、雑誌に載っている名画を観たりすることはあっても、自分の感性に任せて「あぁ、キレイだな」とか「迫力があるな」とか「明るい感じがするな」とか「ぼやっとしてる...

【259冊目】ものすごく面白かった!間違いなく読んで良かった本ベスト10に入るし、人にも薦めたい! これまで美術館に行ったり、雑誌に載っている名画を観たりすることはあっても、自分の感性に任せて「あぁ、キレイだな」とか「迫力があるな」とか「明るい感じがするな」とか「ぼやっとしてるなぁ」とかいう感想しかなかった。 たぶん、絵を見るためには、画家とかキリスト教とかの知識がないといけないんだと思ってた。 だけど、この本読んでもうびっくり!なぜ明るいと感じるのか、なぜぼやっとしてると思うのかということを教えてくれる。それも、画家やキリスト教の細かい背景知識無しに! 導入部分の序章だけでも読んでほしい。そこに載っている「ヘンリー・ペラムの肖像」を見て気付いた点を述べよという筆者の挑戦を受けてほしい。そして、絵のプロ(ここでは、ハーバード大学のジェニファー・ロバーツ)が気付いた点と照らし合わせてほしい。いかに自分が絵を見る技術に乏しいか実感するはず! これはタイトル通り、「絵を見る技術」を会得するための本で、そのためにはこの本を片手にたくさんの絵を見ないといけないんだと思う。正直、いくつか納得できない記述もあったけど、それを補って余りある、めくるめく新世界! あと、ブクログの他ユーザーさんの評価が一様に高いことにも納得。 備忘的に、各章の副題を記しておこう。 Ch.1 フォーカル・ポイント Ch.2 経路の探し方 Ch.3 バランスの見方 Ch.4 絵具と色の秘密 Ch.5 構図と比例 Ch.6 統一感

Posted byブクログ

2020/01/22

面白かった。けど各時代の背景とか特徴を学べると思って読んだのでちょっと期待外れ(これは勘違いした私が悪い)。 私はそんなに専門的にみれなくてもいいかなと思うけど,絵を見る楽しみを少し増やしてもらえたような気がする。

Posted byブクログ

2020/01/08

【絵画鑑賞の指南書】 本書は、絵画を鑑賞するにあたって有効な⦅分析ツール⦆を教えてくれるものです。それぞれの作品を当時の背景や画家の説明から解説する書は沢山ありますが、美術教育を受けていない人が絵画を鑑賞する際にどういった観点から作品を評すればよいかを教えてくれる書はあまりみない...

【絵画鑑賞の指南書】 本書は、絵画を鑑賞するにあたって有効な⦅分析ツール⦆を教えてくれるものです。それぞれの作品を当時の背景や画家の説明から解説する書は沢山ありますが、美術教育を受けていない人が絵画を鑑賞する際にどういった観点から作品を評すればよいかを教えてくれる書はあまりみないため、そういった意味でとても有効な書だと思います。また、多くの作品を例に細かくツールの使い方を説明してくれるので、とても分かりやすいと思います。

Posted byブクログ