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絵を見る技術 の商品レビュー

4.5

132件のお客様レビュー

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2020/08/23

絵画の見方の本を何冊か読んだうち、一番すぐにできて、汎用性があると感じました。 多くの絵画がカラーで載っていて、飽きることなく読むことができました。 目次が細かく記載されているので、美術館に行く前に目次を読んで内容を思い出すことができそう。

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2020/08/17

 ものすごく売れている本なので、あんまりいい本じゃないんだろう、と勝手に決め付けていたのですが、全然そんなことはない。実際に読んでみたらとってもよくできた本でした。少なくとも日本では美術の一般書でこういう本はほとんどないので、本当にいいお仕事だなって思いました。(それにしてもこれ...

 ものすごく売れている本なので、あんまりいい本じゃないんだろう、と勝手に決め付けていたのですが、全然そんなことはない。実際に読んでみたらとってもよくできた本でした。少なくとも日本では美術の一般書でこういう本はほとんどないので、本当にいいお仕事だなって思いました。(それにしてもこれだけたくさん図版を入れるのは色々大変だったのでは・・・)  こういう「入門書第二段階」みたいな美術の一般書がもっと増えるといいな。

Posted byブクログ

2020/08/06

◯たいへん面白かった。まさに今すぐにでも美術館に行って、絵画を見たいという気にさせる一冊。 ◯美術や芸術はその道の達人にしか楽しめない狭き世界の高尚な話だと思っていたが、そんなことはないということを理屈で教えてくれる。美術は技術に裏打ちされ、その技術を用いる人間の思いがあるからこ...

◯たいへん面白かった。まさに今すぐにでも美術館に行って、絵画を見たいという気にさせる一冊。 ◯美術や芸術はその道の達人にしか楽しめない狭き世界の高尚な話だと思っていたが、そんなことはないということを理屈で教えてくれる。美術は技術に裏打ちされ、その技術を用いる人間の思いがあるからこそ美しいということを痛感する。 ◯究極的には本人の好みで楽しむことが音楽然り芸術然り、重要であると思うけれども、技術的な部分や構造を理解し、作者の意図を理解することは、より深く楽しむことができる。それは自分をもっと豊かにできることとつながるのではないか。学校の授業でなぜこういうことを教えないのか! ◯コロナで中々外へ出る勇気が出せないのが勿体ない。

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2020/08/06

2020.08.06 すごくためにはなったが消化しきれない。なかなか難しいです。主役はどこ?フォーカルポイント、見る経路、バランス、色、構図や比例、それらの全体で見る。特に比例は難しい。

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2020/07/13

フォーカルポイント、リーディングライン、バランス、色、名画はいつも、緻密な計算によって描かれていたというのを知った。 漠然と眺めるのではなく、ある規則性に従った見方を覚え、じっくり絵と向き合っていく

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2020/07/12

名画はなぜ名画なのか。どういうところが優れているのか。美術の訓練を受けた人は絵のどういうところを見ているのか。こういったことを美術の素人向けに解説した本。とても面白かった。美術館に行って名画を観察したくなる。 またあとがきが良い。ただ「名画はこういうものだ」という教科書的なもので...

名画はなぜ名画なのか。どういうところが優れているのか。美術の訓練を受けた人は絵のどういうところを見ているのか。こういったことを美術の素人向けに解説した本。とても面白かった。美術館に行って名画を観察したくなる。 またあとがきが良い。ただ「名画はこういうものだ」という教科書的なものではなく、それぞれが絵画の鑑賞を楽しめるように、というスタンスが良い。

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2020/07/05

絵画を見るテクニックの構図、バランス、色、フォーカルポイントについて説明してある本。紹介されてある絵画は和洋両方あり、時代も幅広く勉強になった。 一方で、論点がだらだらと説明されてあり、全体像が分かりにくく、他の章のリファレンスも間違ってたりして、かなり読みにくく感じた。

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2020/05/15

美術館で作品を観るのが好きです。 展覧会選びはだいたい、好きか、ピンときたか、何なんだろ…と思ったもので選んでました。 作者のプロフィール、時代背景など、知りたくなったら調べるという感じ。 作品そのものの観察は、あまりしてなかったなぁ…漫然と鑑賞してたかも。 漫然としてた所を、ち...

美術館で作品を観るのが好きです。 展覧会選びはだいたい、好きか、ピンときたか、何なんだろ…と思ったもので選んでました。 作者のプロフィール、時代背景など、知りたくなったら調べるという感じ。 作品そのものの観察は、あまりしてなかったなぁ…漫然と鑑賞してたかも。 漫然としてた所を、ちゃんと言葉で自分に落とし込んで、人にも説明出来ると良いね、という本です。面白かったです。 惜しむらくは、絵画の写真がぼんやりしていて、色も暗めで見にくいところ。説明された部分を大きくするとか、分かりやすい工夫があれば満点。

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2020/05/10

名画がなぜ名画なのかをロジカルに説明する面白い本。 かといって素直な各人の好き嫌いや直感を拒絶している訳では全くなく、あくまでどうして美しく感じるのか、その裏にはどういうことが潜んでいるのかをわかりやすく解説してくれる本。 いままで意識していなかったことを教えてもらえるという意味...

名画がなぜ名画なのかをロジカルに説明する面白い本。 かといって素直な各人の好き嫌いや直感を拒絶している訳では全くなく、あくまでどうして美しく感じるのか、その裏にはどういうことが潜んでいるのかをわかりやすく解説してくれる本。 いままで意識していなかったことを教えてもらえるという意味ですごく素敵な本でした!

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2020/05/08

読書会の課題図書。背景知識からではなく、ある法則に基づいた分析術を紹介する。絵を敬遠してきた身としては、目眩く鮮やかな分析術を見せてもらった。絵の主役、見る者の視線、それに構図や色使いに至る細部まで、作者は魂を込めて作製をしていることがよく分かる。 それにしてもこうやって趣味が増...

読書会の課題図書。背景知識からではなく、ある法則に基づいた分析術を紹介する。絵を敬遠してきた身としては、目眩く鮮やかな分析術を見せてもらった。絵の主役、見る者の視線、それに構図や色使いに至る細部まで、作者は魂を込めて作製をしていることがよく分かる。 それにしてもこうやって趣味が増えることは本当に素晴らしいと思う。出来ることや楽しめることが増えることは、自分の幅が広がったような気がして嬉しい。ちなみに本書の中で気に入ったのは、マリアナとマダムX。前者は女性特有の丸みを帯びた曲線美を、裸体ではなく洋服に上からごく自然に描き切っていること。後者は夫人の透き通るまでの白い肌を表現し、かつワンポイントながら主張しすぎない耳の赤色の色使いが素晴らしいと思った。 コロナが落ち着いたら改めてこの本を読み直して、美術館に繰り出したい。(なぜ学生の時にこういう本を読まなかったのか。ヨーロッパに行きまくっていたのに。。悔やまれる)

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