凡人のための地域再生入門 の商品レビュー
何かで目について。ダヴィンチだったかな? 小説形式でわかりやすいし、面白かった。 私は超保守派の役所に近い方の人間で、1つのところで長く勤めたいと思うタイプ。 なので、主人公たちをタフですごいなと思う。 周りにもいるけど、気づくと違う事業をやっているし、失敗してもめげない人が...
何かで目について。ダヴィンチだったかな? 小説形式でわかりやすいし、面白かった。 私は超保守派の役所に近い方の人間で、1つのところで長く勤めたいと思うタイプ。 なので、主人公たちをタフですごいなと思う。 周りにもいるけど、気づくと違う事業をやっているし、失敗してもめげない人が多い。 ずっと走り続けている。 家族の理解がポイントになりそう。本書だと佐田くんの奥さんもすごい。
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これは面白かった! 地域再生事業家である著者が、衰退した地方の再生について、小説形式で描いている本。 とっても読みやすく、次から次に問題やら課題が立ちはだかってきて、どうやって乗り越えていくのかが面白い。半沢直樹ばりに嫌なキャラクターも出てきて、嫌なことを繰り返すけど、最後はス...
これは面白かった! 地域再生事業家である著者が、衰退した地方の再生について、小説形式で描いている本。 とっても読みやすく、次から次に問題やら課題が立ちはだかってきて、どうやって乗り越えていくのかが面白い。半沢直樹ばりに嫌なキャラクターも出てきて、嫌なことを繰り返すけど、最後はスッキリできる。 この本を通じて一貫して述べているのは「役所に任せたらダメになる」「補助金だよりの事業は失敗する」という点。 確かに現場のことを分かってないというか、目的自体が異なっている役所。お金を引っ張ることだけに価値観を置くコンサルやら政治家やらと、本当に地域のために事業を行う人たちでは、結果が違ってくるのは当然だ。 建てるより維持費の方が金がかかる(建設費の3〜4倍)のに、建設費の補助金を引っ張ることを目的にして、潤うのは元請けの工務店だけ。残されたハコモノの維持費は、結局は税金で負担していくことになるという構図。 地方で事業をするならお金はかけず、小さく始めて、失敗を繰り返しながら、臨機応変に計画を修正しながら動かしていく。役所は失敗は許されないし、一度計画したものは簡単には変えられない。 その対比というか矛盾が、地方衰退の原因なのかと腹落ちした内容だった。 物語間のコラムがとてもためになって、納得の内容だった。小説の流れの中で、タイムリーなミニコラムの形式なっているから、すごく理解しやすい。 まあ、インフラとしての行政の役割りは当然必要だけど、変化への対応はなかなかできない。民間の事業へ金を出すだけではなく、環境を整備してくれるようにしたら、うまく共生できるのではないかなと思った。 まあ、頭の固い古い政治家さんではなかなか難しいだろうから、そろそろ若い世代へバトンを渡していっていただきたい。 衰退地域でも仕事ができるかも、と可能性を感じることができた良書。
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第69回ビブリオバトルinいこまテーマ「ミュージック・ビブ・バトル」で紹介された本です。 2019.10.20 ♪峠の我が家
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読み物としてもとてもおもしろい。 まちづくりについて勉強中だが、わかりやすい。 相当な覚悟が必要なこと、国の補助金が麻薬化している闇のこと、マネタイズは大切なこと。
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◯問い 地域再生に行政の支援は必要なのか ◯答え ・補助金による支援は必要ない ・地域支援も今の時代に合わなくなったらやり方変えるかやめる。その際従来の考え方の人たちとなぜ対立するのかに着目する。 ・人材養成、情報発信、他地域や企業団体とのつながりづくりでは支援できる余...
◯問い 地域再生に行政の支援は必要なのか ◯答え ・補助金による支援は必要ない ・地域支援も今の時代に合わなくなったらやり方変えるかやめる。その際従来の考え方の人たちとなぜ対立するのかに着目する。 ・人材養成、情報発信、他地域や企業団体とのつながりづくりでは支援できる余地ある ・中長期的に見て支援することで投資回収できそうだったら支援する ◯根拠 ・補助金は短期的にはインパクトあるかもしれないが、予算切られたら終わり。地域を補助金に依存させることは行政の罪 ・地域も高齢化や人口減進む中、ニーズ多様化している。従来のやり方は継続できない。 ・企業や団体とつながり作りやすいのは行政の強み ◯やること ・何を言うかより誰が言うかで人は動く。気にかけていることが伝わるように日頃から振る舞う。 ・やらなくても人の命に関わらない事業をやるとき、なぜそれをやるのか、全員で共有する。 ・打合せでは次にやることと期限まで宣言してもらう。
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様々な事例も含めて、小説的に書いてある著書だった。 結局何をするかも大切だけど、誰とやるかの方がもっと大切なのだ。 気づいたときにやってしまえば、本来数分で方がつく内容を屋さんを使うから、庭と数時間数日かけていた僕らが今までやってきたとは、正反対のやり方がそこにはあった
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手に取ってから読み始めるのに時間がかかってしまったが、読み始めたら早かった。凡人のための、なんてとんでもない。なかなか、こうはいかない。 特に会社勤めから一歩踏み出せるのはほんとにすごい。でも、そんな背水からの一歩に価値があるんだろうなぁ。次回は紙の本でゆっくり読みたい。
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とても面白かった。 プロセスが重要で、結果ばかりの羅列には意味がない。をこの小説形式でプロセスというか、なぜそう言う考えに至ったのか。と言う部分が良く見えてわかりやすかった。 抽象的な理解はできても具体化には知恵や経験がどうしても必要になるためとても助かった。 税金はどのよう...
とても面白かった。 プロセスが重要で、結果ばかりの羅列には意味がない。をこの小説形式でプロセスというか、なぜそう言う考えに至ったのか。と言う部分が良く見えてわかりやすかった。 抽象的な理解はできても具体化には知恵や経験がどうしても必要になるためとても助かった。 税金はどのように使われるべきなのか。 先を見なくてもいい人のなすがまま進んでいる現在のために、凡人以下の身ながら何かやれる事はないかと考えるようになった。
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補助金がダメな理由が納得できた。冴えないサラリーマンが地元に帰って地元を活性化していくというストーリーで分かりやすくよかった。しかし、事業で失敗したのが市と組んだときのみで純粋な失敗がなかったのがご都合主義を感じた。
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ちゃんとしてる本。小説仕立てではなく、補助金の問題や地域再生についての考察があれば読みたい。 と思って調べたらいろいろ書かれてますね。しかも一冊読んでた。
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