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凡人のための地域再生入門 の商品レビュー

4.3

75件のお客様レビュー

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2019/01/01

「地方創生の主な担い手は自治体である」という勘違いをしていたが、同書を読んで認識を改めた。自分で考え、自分が金を集め、自分で稼げ、という至極当たり前のことが地方創生の本質であると痛感した。地方創生だけでなく起業全般に通ずる内容だったし、そもそも起業という「金儲け」が地方創生のタネ...

「地方創生の主な担い手は自治体である」という勘違いをしていたが、同書を読んで認識を改めた。自分で考え、自分が金を集め、自分で稼げ、という至極当たり前のことが地方創生の本質であると痛感した。地方創生だけでなく起業全般に通ずる内容だったし、そもそも起業という「金儲け」が地方創生のタネそのもの、と思ったりもした。目から鱗だった。

Posted byブクログ

2019/01/01

・自分の店を目指して来てくれる人がいるような商売をしなくてはならない。 ・儲かりもせんことにみんなで時間使ってりゃ、そりゃ活性化どころか衰退するわ。 ・店を出す前に、マーケットで一定のお客様を掴んだ後、実店舗を持つのが合理的。 ・地域にお金が回り、残る事業に取り組むこと。 ・地域...

・自分の店を目指して来てくれる人がいるような商売をしなくてはならない。 ・儲かりもせんことにみんなで時間使ってりゃ、そりゃ活性化どころか衰退するわ。 ・店を出す前に、マーケットで一定のお客様を掴んだ後、実店舗を持つのが合理的。 ・地域にお金が回り、残る事業に取り組むこと。 ・地域活性化の成否は、明るく楽しく、覚悟を決めて事業に取り組むメンバーが集まるかにかかっている。人的資本の集積がとても大切。 ・人数だけ多く、誰も覚悟を決めていない会議から地域が変わることは全く無い。 ・地方で小さく事業をスタートする時に大切なのは、先回りして営業し明確な顧客がいる商品、サービスを選択する事、優秀なメンバーと立ちあげること、そして最初にお金を使いすぎないことの3つ。 ・「あのあたりに出店すると儲かる」という話が広がって、出店希望者が集まってくる。 ・イベント運営に労力をかけすぎて、自分の商売で儲ける機会を失うという本末転倒なことにならないよう配慮が必要。 ・合意形成にかける時間があるなら事業に挑戦し、批判を受けても継続し、結果で地域にプラスを生み出せばよい。 ・ここに来てできる体験に価値がある。 ・「なぜそれをやるのか」を全員で共有できるか否かが、次なる成長段階では問われる。 ・勉強会=公開型企画会議=事業化しようとしている内容を基に、講師を呼び、学び、実践する ・支援してもらわんのが一番の支援。 ・まちで事業をやっていると、色々な予算の誘いが来る。自分で市場と向き合うより楽な道を選んだら最後、戻ってこられない。 ・地域の事に取り組むと、どうしても「人のためにいいことをやっている」と思いがち。自分の為だと思えば割り切れる。 ・地域再生を推進する団体には必ずシンクタンク機能があり、大学との共同研究を推進している。 ・地元の中高生とか巻き込んで事業やらせたほうがええ。 ・続けるためには、次の世代を巻き込んでいかなくてはいけない。

Posted byブクログ

2018/12/31

著者の他の本にも書かれていることを小説に仕立ててある。 主体者が陥りやすい心理的部分の描写は小説ならではである。

Posted byブクログ

2018/12/17

地域の活性化のためにどう動いていけばよいか小説形式で紹介する図書。小説の途中に注釈やコラムがあり、勉強になる。大事なのは「始める勇気」。あと自治体の補助金に頼らずに自分で調達したお金を使い管理していく方式が大事と知った。自分は自治体の支援する側にいると考えていたが、そんな考え方よ...

地域の活性化のためにどう動いていけばよいか小説形式で紹介する図書。小説の途中に注釈やコラムがあり、勉強になる。大事なのは「始める勇気」。あと自治体の補助金に頼らずに自分で調達したお金を使い管理していく方式が大事と知った。自分は自治体の支援する側にいると考えていたが、そんな考え方よりも立場を気にせず、自分から動いていく関わり方でないといけないなぁ…と感じた。

Posted byブクログ

2018/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地方で事業にチャレンジするとはどういうことなのか、魑魅魍魎が跋扈する地方でどうすれば事業を興せるのかを、ストーリー仕立てで分かり易くまとめた一冊。 地方が衰退している大きな理由の1つが、地方交付金の獲得と獲得した予算の消化執行が目的化してしまい、投資を回収するという”当たり前の発想”が抜け落ちてしまっているからだと喝破するのだが、この思考って何も地方に限った話では無く、多くの企業勤めの会社員にも当てはまるような気がする。何かに隠れ、陰から批評批判を繰り返すことなく、この本の主人公のように、自らリスクを取って小さな一歩を踏み出せるようにしたい。 ・小さなことを馬鹿にせず積み上げる。 ・その企画は地域に金が巡るかを考える ・地元のイケテル店のオーナーとネットワークを作る ・不安だからとやらなければ、ただいつまでもその不安がそこにあるだけ ・目立つリーダーを支えると言うポジションも重要 ・地方に必要なのは天才ではなく覚悟を持った人 ・誰かに反対されたり悪口を言われるということは、気にされているということ。それだけ動きを作っているということ。成功したって文句を言われるし、失敗したってほらみたことかと言われる。地方で事業を興すとはそういうこと。 ・物事が動かないときは、たいていやるべき時に、やるべき奴が、やると決めて動かないから。 ・何を言うかよりも、誰が言うかで物事の動きは劇的に変わる。ロジカルだけではダメ、人としての魅力が大事。 ・10人中5人が良いといったら手遅れ、7~8人が良いといったらもう辞めたほうが良い。2~3人が良いという間に仕事は進めるべきだ。 ・100人の合意より1人の覚悟がことを動かす ・人間は失敗した時では無く、失敗した後にどう行動するかで価値が決まる。本当の挑戦とは、初めて何かをやる時ではなく、失敗してその次に再び立ち上がってする時のことをいう。 ・万人の賛成はアイディアが平凡な証拠。多少の批判は事業がシャープであるということ。 ・違和感を口に出さずに、グッとこらえるのが大人の作法だなんて思っているから、いつまでも同じ過ちが繰り返される。違和感は口に出して改善する。 ・補助金獲得に奔走して、本来目を向けるべきお客様を見ないのでは本末転倒。 ・自分を信じてくれてない人の言葉に動揺することなく、信じてくれる人を信じて汗をかく、頑張る。 ・人のためと思って何かをやると見返りを求めてしまうもの。あくまで自分の意志でやってると思い定めること。 ・自分が良い人だと思われたいという気持に囚われないこと。たとえ嫌われたとしても、言うべきことは言う。八方美人に未来はない ・未来が面白いと思えないのなら、未来を決める立場にいるべきではない。未来にワクワク出来ている次の世代にバトンを渡すべし。

Posted byブクログ