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コンビニ人間 の商品レビュー

3.9

2664件のお客様レビュー

  1. 5つ

    630

  2. 4つ

    1091

  3. 3つ

    665

  4. 2つ

    109

  5. 1つ

    26

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2024/04/30

共感出来る(笑)

この主人公の考え方、ちょっと共感できます。「赤ん坊という種類の同じ動物」「味がする液体を飲む必要性をあまり感じない」には笑いました(笑) わかるわかる。

物語の進行がいったいどうなるのかと、ハラハラドキドキ読んでいましたが、なんか最後は安心したというか、これで良かっ...

この主人公の考え方、ちょっと共感できます。「赤ん坊という種類の同じ動物」「味がする液体を飲む必要性をあまり感じない」には笑いました(笑) わかるわかる。

物語の進行がいったいどうなるのかと、ハラハラドキドキ読んでいましたが、なんか最後は安心したというか、これで良かったんだなと思えました。

人のために生きるのではなく自分のために生きる。良いじゃないですか。

崩撃雲身双虎掌

2024/07/17

読了後、自分の人生や現代社会に対して考えを馳せることができる作品でした! 世の中の「普通」はマニュアル化されている。そんな状況を「コンビニ人間」の主人公目線から描かれていたと感じました。 この生き方が正しい、より相応しい等決めつけるのではなく、その選択や解釈は各々(読者も含め...

読了後、自分の人生や現代社会に対して考えを馳せることができる作品でした! 世の中の「普通」はマニュアル化されている。そんな状況を「コンビニ人間」の主人公目線から描かれていたと感じました。 この生き方が正しい、より相応しい等決めつけるのではなく、その選択や解釈は各々(読者も含め)にある、という主張を感じ、素敵だと思いました!

Posted byブクログ

2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

36になって、恋人がいないと言えば普通じゃない、恋人ができたら子供はまだなのか、フリーターや無職だと、そんなんじゃ生きていけない。 結局自分も普通のレールからは外れられない。 働くしかないし結婚しなければいけない。 子供も作らなければ、普通じゃない。 生きるのって大変。

Posted byブクログ

2024/07/14

この話、短くて助かった! これ以上長くなっていたら、鬱々とした気持ちになりそう。 正直、主人公の潔さや身の振り方のうまさには、唸らされるものがある。自分の個性を理解して、自分が「普通の人に擬態」できる場所で活躍すること。 このまま社会の目に左右されることなく貫き通して欲しい。

Posted byブクログ

2024/07/14

恐らく何らかの障害を持った主人公は周りと違うことに家族や周りから治すように指摘されるが、主人公は治すことができないため、周りに合わせるようにして生活した。そこで、コンビニは完全マニュアル通りの働き方のため主人公にとっては真似るものが明確にあるので、自分はコンビニの一部として生きて...

恐らく何らかの障害を持った主人公は周りと違うことに家族や周りから治すように指摘されるが、主人公は治すことができないため、周りに合わせるようにして生活した。そこで、コンビニは完全マニュアル通りの働き方のため主人公にとっては真似るものが明確にあるので、自分はコンビニの一部として生きていくことにした。 世の中には行きずらい人たちは主人公のように周りに合わせながら生活している。生きづらい人を描いた物語

Posted byブクログ

2024/07/13

気持ちが悪い。 なのに読み進めてしまうこの矛盾はなんだ? 『静寂が聞こえた』って描写がよい。 また読んで、しっかり理解してみたい一冊

Posted byブクログ

2024/07/13

びっくりするくらい良かった 人はいかにして生きるか マイノリティの部分をどう昇華していくか 意志を持って進むか そんなことを始終考える作品だった

Posted byブクログ

2024/07/12

普通って何なのかということを熟考させられた。しかしその答えなんてなくて、そもそも世の中の基準は誰が決めてるの?基準に沿わないと幸せになれないの?という話。私は、白羽を変な奴だと決めつけていたけど、それ自体勝手に自分の価値観で人を判断しているということになる。人は自身の固定観念によ...

普通って何なのかということを熟考させられた。しかしその答えなんてなくて、そもそも世の中の基準は誰が決めてるの?基準に沿わないと幸せになれないの?という話。私は、白羽を変な奴だと決めつけていたけど、それ自体勝手に自分の価値観で人を判断しているということになる。人は自身の固定観念によって、無意識に人を攻撃している。村田沙耶香はこの作品で、それはどうなのかと直接的に訴えるのではなくて、現実をありのまま写すことで、この社会問題を読者はどう捉えるかを試している気がした。結末として、古倉が再びコンビニ人間に戻ったことは、周りに歓迎はされないかもしれないけれど、自分が幸せだと思う生き方を尊重したという結果であろう。当たり前のことだが忘れかけていた、既存の価値観への落とし穴を認識させられた。現世にあるべき作品。社会問題をこのように示すことが出来る文学の力を感じた。

Posted byブクログ

2024/07/12

現実寄りで程よい長さ、キャラクターもそれぞれ立っていて、平凡な日常の中でちゃんと展開もあり退屈しませんでした。 主人公のような人、きっと実際にいるんだろうな。

Posted byブクログ

2024/07/11

読みやすく、文量もちょうどいい。 普通圧力、同調圧力が強い日本の社会の縮図が コンビニという小さな世界の中によく表現されていると思った。

Posted byブクログ