対岸の家事 の商品レビュー
家事と子育て、それはとても大変なことだと思う。疲れたと思っても子供は待ってくれないのだろうし……。 外で働くのもこれまた気を遣って大変。子育てと両立ってどうやったらできるんだろうね。 夫、妻、ご近所や両親など手助けしてくれる人が近くにいてくれれば、なんとか乗り越えられるのか。
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かなり面白く読書できた。 「私、定時で帰ります」より朱野さんの本を読みだして、けっこうはまっている。 子育てしながらの家事の大変さを訴えた内容。 私も子供が小さいから家事の大変さはある程度理解しているけど、それを文章で伝えてくれてとても共感できた。 小説より何をえるかは人それ...
かなり面白く読書できた。 「私、定時で帰ります」より朱野さんの本を読みだして、けっこうはまっている。 子育てしながらの家事の大変さを訴えた内容。 私も子供が小さいから家事の大変さはある程度理解しているけど、それを文章で伝えてくれてとても共感できた。 小説より何をえるかは人それぞれだと思うが、私は妻への感謝をこの小説から改めて感じとれた。 子供が元気で妻との話をゆっくりできない時が多いけど、忙しい時にこと一緒に乗り越えれるよう支えあわないと。 読書完了日に鼻づまりで寝不足な妻へテープ購入とつぼマッサージをした。 喜んでくれていたし、気持ちだろう。 少し個人的な話なったが、子育てをしている方へはけっこうおすすめの小説です。
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とても面白くて、一気に読んでしまいました。 先を急ぐ気持ちに目が追いついてくれない感覚に、久し振りに陥った…… 私自身、二歳の娘の子育て中、認知症ではなく病気で介護間近の母を持っている身なので、共感の嵐に包まれました。 専業主婦の詩穂。ワンオペワーママの礼子。育休中の中谷パパ。不妊治療と夫の実家に完全同居のしょうこ。あと、認知症の母を抱えることになったあの子(お名前失念) そして、それぞれのパートナーと、家族。 一人一人に共感の種があり、読後は「明日の長い昼も頑張ろう」と思えました。 思い出せるだけでも、 寝かしつけに一、二時間がかかる。それまで生産性のある仕事は出来ない。 どこにどんぐりが落ちているのか、近所に何が咲くのか植物に詳しくなる。 など、あるある!と頷きながら読みました。 家事というよりも、現代の家庭に潜む小さなバグの連続が描かれている本。 是非ともドラマ化しないかなあ〜と思います。 色んな人にこの話を知ってほしいし、見た後は詩穂たちと頑張ろうと、毎週思えるような気がします(笑) ただ、最後の最後のスポイトは、え!?と思いました。今まで比較的現実的に話が進んでいたのに、急に現実感がなくなったというか… 私は現実味を感じられなかったけど、よくある話なのかな…?
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わーーーーっと読んだ。歩いても読んだ。 あぁ。人間描写がすごいな。 ・・・私、ボキャブラリー少ないな。 どんな立場でも。同じような事を考えるのかもしれない。
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良かった…ここんところの中で一番かも。専業主婦をバカにする働くママや育休中のエリート男、子供ができないのをとやかく言われる医師の奥様…みんな違う環境で違う悩みや孤独を感じている。この本、良かった…何度も泣けた。泣く理由が説明できないけど、無性に泣けた。人はひとりじゃないんだなぁ。
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いろんな人が共感できそうな本。 子供いないけど、息苦しい世の中だよ。 中谷エピソードが一番思い当たって 何度か涙で読めなくなった。 たとえおとぎ話でも、 とりあえずハッピーエンドでよかった。
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対岸の火事ではなくて、対岸の家事かぁ(笑) 対岸の彼女ともまた違って、バリバリ正社員で主婦で母の私でも、かなり楽しく読ませて頂いた。 絶滅危惧種の専業主婦かぁ。 育児、家事を担う専業主婦の仕事量は、正直会社員の何倍も大変なのではないかと思っている私は、専業主婦に敬意があっても...
対岸の火事ではなくて、対岸の家事かぁ(笑) 対岸の彼女ともまた違って、バリバリ正社員で主婦で母の私でも、かなり楽しく読ませて頂いた。 絶滅危惧種の専業主婦かぁ。 育児、家事を担う専業主婦の仕事量は、正直会社員の何倍も大変なのではないかと思っている私は、専業主婦に敬意があっても軽視する気持ちは無い。 現在の日本の女性を、主婦、ワーキングマザー等、色々な立場から代弁してくれている、非常に清々しい作品。
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女性(特に専業主婦)の生きづらさがものすごくリアルに描写されていて、ぐんぐん引き込まれました。 専業主婦にせよ、ワーママにせよ、悩みは尽きないわけで、それぞれに事情をかかえている。 みんな、自分の選択に自信が持てないから、自分と違う人と比べて、見下して、自分を肯定しているのかも...
女性(特に専業主婦)の生きづらさがものすごくリアルに描写されていて、ぐんぐん引き込まれました。 専業主婦にせよ、ワーママにせよ、悩みは尽きないわけで、それぞれに事情をかかえている。 みんな、自分の選択に自信が持てないから、自分と違う人と比べて、見下して、自分を肯定しているのかもしれないなあ。。 選択肢が広がった今の世の中だからこそ、みんなどこかに、本当にこれでよかったのかな?という気持ちを持っているような気がする。 自分に自信がなくなったとき、ゲームオーバーになりそうなとき、救いになるのは親や友達でなければならないということはなく、 たとえそれが赤の他人であっても、広い心で迎え入れてくれたら、話を聞いてもらえたら、人って簡単に立ち直るものなのかもしれない。 この本は、男性こそが読むべきかもしれないなぁ。 今減って来ている専業主婦にあえて焦点を当てているのがすごく新鮮でした。 子供が生まれたらまた読み返したいな。
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みんな、人と比べて「自分はこんなに大変なのに!」と思いがち。そしてそんな自分を肯定しようと、相手を下に見ようとする。何も語らないあの人だってすごく大変かもしれないのに。大変そうに見えるあの人が、実は自分では幸せだと思ってるかもしれないのに。
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専業主婦の詩穂。まわりは仕事をする親ばかりで主婦友がいない。今時、主婦がいるなんてと見下されるばかり。お隣の二人の子供を抱えた礼子、パパ友になった育休中の官僚・中谷さん、そして志穂は自分自身、育児、家事のことを考える。最初は、周りの主婦はいないとか、どれもオーバーに書かれているか...
専業主婦の詩穂。まわりは仕事をする親ばかりで主婦友がいない。今時、主婦がいるなんてと見下されるばかり。お隣の二人の子供を抱えた礼子、パパ友になった育休中の官僚・中谷さん、そして志穂は自分自身、育児、家事のことを考える。最初は、周りの主婦はいないとか、どれもオーバーに書かれているかなと思ったけれど、それが際立って物語の上ではよかったかのかもね。働く母親ばかりというのは地域性の問題かしら(私のところはそうでない)。結局のところ、主婦は会社の総務的なものと言ったけれど、育児を含め主婦業に徹したい、それが合う人もいるだろうし、仕事がないと(精神的にでも経済的にでも)成り立たない人もいるであろう。自分に満足していれば、他人に文句もなんだろうけど、特に現在の社会の現状では働いている人は辛いだろうね。自分一人で育児をしていくのは、働いていればなおさら無理だし、主婦でも精神的に無理な時もあるだろうよ。昔のように家族や近所ぐるみで見ているというわけでもなし。みんな苦労は同じなんだし、味方を増やしておくというのも立派な家事の一つというのもよく言ったものです。読み手によってだいぶ印象も違ってくると思いますが、育児家事は大変なものです。当たり前に思ってはいけませんね。なかなか面白かったね。
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