対岸の家事 の商品レビュー
それぞれが閉塞感や悩みを持っているところから始まる。理解し難いお互いが、少しずつ寄り添い繋がりあって、苦しみが和らいでいく過程が丁寧に描かれていく。面白かった。
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育児(と家事と仕事)の世界にぐっとひきこまれ、 あっと言うまに読み終わってしまいました。 すごく良かったです。 忘れていた自分の育児時代の諸々を思い出させてくれました。よくぞ書いてくれたという感じがしました。私の夫は(家事育児はノータッチなんだけど、言動が)中谷さんタイプ。 彼の...
育児(と家事と仕事)の世界にぐっとひきこまれ、 あっと言うまに読み終わってしまいました。 すごく良かったです。 忘れていた自分の育児時代の諸々を思い出させてくれました。よくぞ書いてくれたという感じがしました。私の夫は(家事育児はノータッチなんだけど、言動が)中谷さんタイプ。 彼の発言がしんどかったですが、妻がいい感じの人で良かったです笑
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小学校の学童を利用していた体感では、まだそこまで主婦は減っていないと思うけど、近い将来、主婦は、希望してあえてなるものになるのかな、とおもう。 仕事を続けるなら、家事、と、いうより、子育てを手伝ってくれる人が、いないと、パンクしてしまう。 見落されがちな、書き飛ばされそうな大事な...
小学校の学童を利用していた体感では、まだそこまで主婦は減っていないと思うけど、近い将来、主婦は、希望してあえてなるものになるのかな、とおもう。 仕事を続けるなら、家事、と、いうより、子育てを手伝ってくれる人が、いないと、パンクしてしまう。 見落されがちな、書き飛ばされそうな大事なことを、しっかり表現した作品だと思いました。
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誰かのための家事をしたことがある人は、刺さると思う。とりわけ育児や介護とか、こっちの段取り全クラッシュされる環境での家事。 例えば、夜に全然寝てくれなくて何度も起こされて、気づけば新聞配達のバイクの音や鳥の声が聞こえてきて、数時間で新しい朝が始まることに茫然としたことがある人。 ...
誰かのための家事をしたことがある人は、刺さると思う。とりわけ育児や介護とか、こっちの段取り全クラッシュされる環境での家事。 例えば、夜に全然寝てくれなくて何度も起こされて、気づけば新聞配達のバイクの音や鳥の声が聞こえてきて、数時間で新しい朝が始まることに茫然としたことがある人。 当時の気持ちをすくい取って言語化してくれたと感じて救われた
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めっちゃよくわかる、みんな そうなるよね〜〜 でも、上手いことまとまって 最後チャンチャンで終わる いいんじゃない!
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日本って、何でこんなに生きづらい世の中なの? 人は人と支え合わなきゃ生きていけないと 小さい頃からずっと教えられるのに、 現実とのギャップがデカ過ぎる。 小説の中で見つかった幸せへの一歩が 現実でもきちんと起きていますように。
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専業主婦は、絶滅危惧種、とまでは私は思わないけど、私は専業主婦が自分には合わないから迷わず共働きの道を選んだ。母は専業主婦だったけど、生きにくくなかったのかなー、とは、思った。父はザ昭和の人だったし。 この本は、今の世の中をとてもよく表している。子育て世代のわたしたちが行き着く...
専業主婦は、絶滅危惧種、とまでは私は思わないけど、私は専業主婦が自分には合わないから迷わず共働きの道を選んだ。母は専業主婦だったけど、生きにくくなかったのかなー、とは、思った。父はザ昭和の人だったし。 この本は、今の世の中をとてもよく表している。子育て世代のわたしたちが行き着くところはどこなのか。どう、暮らしと向き合っていけばいいのか。そんなことを考えるきっかけに、子育てをしていないおじさんたち世代に、政治家に、行政に読んで、しっかり考えてもらいたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今の自分にとても刺さる作品だった。 あの時言って欲しかった言葉や、言葉にできない気持ちが、嫌味や裏のない素直な言葉で言い表されていて、救われた。 この本を読んで、私は今の自分が嫌いなんだと改めて自覚した。現状を嘆きながら、環境を変えようとも自分が変わろうともしない。求めるばかりで与えない。 でも、ゆっくりでいいから変わろうと思えた。 この本はいつかまた苦しくなった時に読みたい。
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「ゆっくり、ゆっくり」そう唱える。あなたは不器用だけれど時間をかけてやればできるようになる。 急いでいる時ほど、ひとつひとつの作業に時間をかけたほうがいい。 梅雨時でも、日の光が射さない時でも、咲いている花ってあるじゃないですか。それと同じで、どけかに助けてくれる人が必ずいますか...
「ゆっくり、ゆっくり」そう唱える。あなたは不器用だけれど時間をかけてやればできるようになる。 急いでいる時ほど、ひとつひとつの作業に時間をかけたほうがいい。 梅雨時でも、日の光が射さない時でも、咲いている花ってあるじゃないですか。それと同じで、どけかに助けてくれる人が必ずいますから。 自分の大事にしてたもの、キラキラしたものが、どんどんなくなってしまう恐ろしさ、少しはわかります。 自分のペースのやったほうが、不思議と仕事は捗る。急いで走るよりも、ゆっくり歩いた方が、周りの気持ちにも気づける。 あなたは自分の適正な価値がわかっていない。 何の役にも立たない時間だ。でも、いつか耐え難いほどつらいことがあった時、前に進むために人が思い出すのは、こういう、ゆっくりと流れる時間なのかもしれかい。 いつか笑って話せるから。あなたの寂しかった日々が、誰かの役に立つ日が来るから。 「ゆっくり、ゆっくり」と笑って言った。ゆっくりやればいつかできるようになる。 責任という言葉はあまり好きではない。人を追い込む感じがする。不器用な人を袋小路に追いつめてしまう言葉のように思う。 自分の仕事に誇りを持ちなさい。自分が本当にしたい仕事をしなきゃだめだよ。 私、強靭になったと思う。弱音も吐けるようになったし、助けてくれそうな人も何人か見つけたし、これからも見つける。 これからは自分の判断を信じることにした。 こな世の中のどこかにはきっと、心に余裕があって、自分を助けてくれる人がいるのではないかと、信じることができた。 適当でいいんだよって、教えてあげたい。完璧じゃなくていいんだよって。 大事なのは生きることだ。元気になることだ。それ以外は後回しでいい。手を抜いてもいい。 どんなことでも一線を越えると新しい風景が見える。恥ずかしがらず、やったことのないことに挑戦していければ、きっと新しい自分でいられる。どんな変化だってついていくことができる。世界はいくらだって広げられる。時代が移り変わってもきっと大丈夫だ。
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ワーママだったら、一度は専業主婦いいなって思ったことはあるはず。私が仕事をしている間、ずっと子供と一緒にいて、家事もやって、大変なんだろうけど羨ましいよね。突然のお迎えもできる、夫とどちらが休むかで揉めることはない、子供の病気をあまつさえ疎ましく思ったりもしないだろうと。 でも...
ワーママだったら、一度は専業主婦いいなって思ったことはあるはず。私が仕事をしている間、ずっと子供と一緒にいて、家事もやって、大変なんだろうけど羨ましいよね。突然のお迎えもできる、夫とどちらが休むかで揉めることはない、子供の病気をあまつさえ疎ましく思ったりもしないだろうと。 でもそういう所属で人をカテゴライズするのは無意味っていうのをこの小説で感じる。とにかくどんな人も大変。助けられる人が助けられる時に助ければいいじゃないってシンプルに考えたい。
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