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対岸の家事 の商品レビュー

4.1

93件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/09/17

兼業を経て現在専業主婦の身です。 保育園時代に息子の発達に関する指摘があり、 悩んだ末就学と同時に退職しました。 主婦の存在意義について悩むこともありますが、 いずれにしても悩んだことは無駄にならないんだよって背中を押してくれるフレーズがとても刺さりました。読んでよかったな。 ...

兼業を経て現在専業主婦の身です。 保育園時代に息子の発達に関する指摘があり、 悩んだ末就学と同時に退職しました。 主婦の存在意義について悩むこともありますが、 いずれにしても悩んだことは無駄にならないんだよって背中を押してくれるフレーズがとても刺さりました。読んでよかったな。 「いつか笑って話せるから。あなたの寂しかった日々が、誰かの役に立つ日が来るから」

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2023/09/01

ある意味、とても怖い話だった。 自分の考えを貫く詩穂は偉いし、そんな詩穂のことを受け入れられた周りの人もすごいな。 自分も専業主婦に憧れていたときもあった。(今でも憧れてはいるけれど。)ただ、大人になって分かったのは、自分が家事がとても向いていないということ。子どもが欲しかった...

ある意味、とても怖い話だった。 自分の考えを貫く詩穂は偉いし、そんな詩穂のことを受け入れられた周りの人もすごいな。 自分も専業主婦に憧れていたときもあった。(今でも憧れてはいるけれど。)ただ、大人になって分かったのは、自分が家事がとても向いていないということ。子どもが欲しかったけれど、現代のママさんやこの本でのことを考えると、とても自分には育てられそうにないかな・・

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2023/08/30

専業主婦の詩穂の孤独や焦りに、うんうん。そうそう。と何度も頷く所がありました。 私は中谷さんの育児に対する考え方に近く、そうしてきたけど、成人して巣立っていった息子を見ると、愛が足りなかったとつくづく感じています。 大人になった時困らない様にと思ってしてきた事は、躾という言い訳で...

専業主婦の詩穂の孤独や焦りに、うんうん。そうそう。と何度も頷く所がありました。 私は中谷さんの育児に対する考え方に近く、そうしてきたけど、成人して巣立っていった息子を見ると、愛が足りなかったとつくづく感じています。 大人になった時困らない様にと思ってしてきた事は、躾という言い訳でしかなかったと思います。 詩穂の様にゆっくり、ゆっくり、子どもの立場になって向き合い子育てできたら良かったなと。 きっと子育て真っ最中ならボロボロ涙が出てしまうお話しだったけど、子育てが終わり、子離れしないといけない私には思い出話の様な物語でした。

Posted byブクログ

2023/08/26

小さい子供を抱えた専業主婦、バリキャリのワーママ、高学歴エリート育休パパ、それぞれの苦悩や葛藤が描かれています。追い詰められてる感じがリアルで、ギュッとなりました。お話としても面白く、一気読みでした。 専業主婦の詩穂は高齢の先輩主婦に、ワーママや育休バパは詩穂に救われる。育児の大...

小さい子供を抱えた専業主婦、バリキャリのワーママ、高学歴エリート育休パパ、それぞれの苦悩や葛藤が描かれています。追い詰められてる感じがリアルで、ギュッとなりました。お話としても面白く、一気読みでした。 専業主婦の詩穂は高齢の先輩主婦に、ワーママや育休バパは詩穂に救われる。育児の大変さは変わらないけれど、気持ちを吐き出したり共感し合えたりする相手がいれば生き延びられる。なんでもそうだけど、1人で抱え込まないのが大事ですね。

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2023/07/15

仕事をやめ、家事をしながら1人目を育てていた時の気持ちを思い出した たかが家事 されど家事 誰でも出来るようで出来ない 育児しながらならなおさら 他人からバカにされながらも自分を貫き、周りとの人間関係をうまく築いていく主人公 素敵だなぁ!

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2023/06/06

こんなにリアルに主婦の気持ちを表現しているなんて!と感動しました。ネガティブな内容ばかりで、経験したことのない人はやっぱり主婦って辛いと思うかもしれません。 今、家事や育児に追い詰められている人はぜひ読んで欲しい。経験した人にしかわからない負のループが満載です!笑 でもその負のル...

こんなにリアルに主婦の気持ちを表現しているなんて!と感動しました。ネガティブな内容ばかりで、経験したことのない人はやっぱり主婦って辛いと思うかもしれません。 今、家事や育児に追い詰められている人はぜひ読んで欲しい。経験した人にしかわからない負のループが満載です!笑 でもその負のループや感情も客観視出来て、「自分が思ってるより自分は大変でも可哀想でもない」と思えたら、余計な不安が吹っ切れると思います。 老若男女問わず、一度でも家で誰かにご飯を作ってもらったことがある人、自分は洗濯していないのに清潔な服を着て出かけている人、自分は帰って寝るだけなのに、家の中は掃除されているという人、、、そんな人は絶対読んで欲しい。 年代や性別関係なく、この作品を読んで、価値観を変えられる人は今後の人生がとても豊かになるのではないかなと思いました。 ヒトがヒトらしく暮らし、生きていくことの根底にある尊さに気づくことが出来る素晴らしい作品です。

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2023/05/10

「ゲームオーバー」 呻くような声がした。 ✍︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 2歳の苺の母で専業主婦の詩織。 ママ友が出来ず、常に苺と二人きり。夜遅く帰ってくる夫とは日々の会話もままならない。ある理由から実家とも疎遠になっている。 3歳の息子と生後半年の娘を持つ多忙なワーキングマザー...

「ゲームオーバー」 呻くような声がした。 ✍︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 2歳の苺の母で専業主婦の詩織。 ママ友が出来ず、常に苺と二人きり。夜遅く帰ってくる夫とは日々の会話もままならない。ある理由から実家とも疎遠になっている。 3歳の息子と生後半年の娘を持つ多忙なワーキングマザーの礼子。夫に家事を頼めず、子供が熱を出せば 仕事を休むのは礼子のほうだ。 外でバリバリに働く妻と 1歳の娘を持つ達也。 エリート公務員。 「完璧な家族計画」のため、2年間の育児休暇を取り家事や育児をこなす。幼い頃のトラウマから 自分の娘を厳しくしつけている。 小児科医の夫と結婚し、病院の受付を手伝っている晶子。なかなか子どもが出来ず 日々 姑や年寄りの患者からプレッシャーをかけられている。 家事、育児、仕事、、、。 子どもの夜泣きで寝不足でも、家と職場と託児所をヘロヘロになりながら通っても、目の前のことを何とかこなす毎日。そして 数時間後には また同じ朝がきてしまう─。 子どもが小さかった頃は、この辛い日々が 永遠に続くんじゃないかと感じて怖かった。 隣の芝は青く見える。 自分の悩みを誰に打ち明けていいのかわからない。 仕事をしている、していない。 1番辛いのは 自分が「孤独」だと思っていること。 誰でもいいから話を聞いて欲しい。 「ゲームオーバー」になる前に。 子育てを経験した(している)お母さん、お父さんは この物語の誰かに自分を重ねちゃうんじゃないかな。

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2023/04/19

専業主婦とワーママだったら、比べるまでもなくワーママが大変。それがバリキャリだとしたら、男性と同じような働きを外では求められ、内では専業主婦と同じような働きを求められる。 立場が変わればみんな大変で、それぞれ悩みを抱えている。育児を多面的にさまざまな立場の人の目を通して書き表すの...

専業主婦とワーママだったら、比べるまでもなくワーママが大変。それがバリキャリだとしたら、男性と同じような働きを外では求められ、内では専業主婦と同じような働きを求められる。 立場が変わればみんな大変で、それぞれ悩みを抱えている。育児を多面的にさまざまな立場の人の目を通して書き表すのも一興。 あくまでファンタジーの領域だけど、こんな風に助け合いながら子どもを育てられる社会になるといいのだけれど。 「異次元の少子化」対策しているお国のお偉方にも読んでほしい。もっと想像力豊かに対策を練ってほしい。現実はこの物語のように優しくはない。

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2023/02/12

「家事」に焦点を当てた限りなくリアルな物語。 隣の芝生は青い、なんて言葉があるけれど、傍から見るだけじゃ、本当の姿なんて解らない。 当然の事ながら、家庭の数だけ家族の事情が存在するのだが、本作では専業主婦の詩穂を羨み、攻撃し、見下す人々が登場します。 一児の母で専業主婦の詩穂...

「家事」に焦点を当てた限りなくリアルな物語。 隣の芝生は青い、なんて言葉があるけれど、傍から見るだけじゃ、本当の姿なんて解らない。 当然の事ながら、家庭の数だけ家族の事情が存在するのだが、本作では専業主婦の詩穂を羨み、攻撃し、見下す人々が登場します。 一児の母で専業主婦の詩穂、二児を抱え多忙なワーキングマザーの礼子、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員の達也、子供が欲しい元保育士の晶子、皆、それぞれに悩み苦しんでいます。 頼る人が誰もいない環境の中での終わりがない毎日の家事、思う様にならない幼子の育児、当てにならない家族、閉塞感の中で息苦しくなりながら奮闘する姿がリアルで、自分自身と重なる場面もありました。 みんな孤独を抱えて苦しんでいる。 でもだからこそ、誰かを羨んで攻撃するのではなく、相手を認め歩み寄る事で気持ちが楽になり辛い日々も乗り越えて行けると思う。 たかが家事、されど家事、生きて行く上で必要不可欠な大事なお仕事です!

Posted byブクログ

2023/01/25

わかる、わかるよ、あぁそうだったなぁ、の連続でわかるが辛すぎて泣いてしまった。 今となれば、あの頃は本当に大変だったね。と思いだし笑いしながら言えるけど、本当に子育ては1人でするものじゃないと身にしみて思う。

Posted byブクログ