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愛なき世界 の商品レビュー

3.8

500件のお客様レビュー

  1. 5つ

    102

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    137

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2018/10/05

筆者の植物愛があふれ出てる。溢れ出すぎて植物の専門的な描写はナナメ読みしてしまったほど。教授の過去が明かされたあたりから引き込まれた。食堂と研究室だけでこのボリュームを飽きさせないのは流石。

Posted byブクログ

2018/10/05

脳は記憶している。 誰かを好きになって、心臓がどんなふうに鼓動したかを。 私は、脳の仕組みなんて 知らないけど 記憶は 勝手に刻み込まれた。 たぶん、大切なことだからだ。 深い海のような 宇宙のような 美しい装丁と 『恋のライバルは草でした』のキャチコピーで 本屋さんで とび...

脳は記憶している。 誰かを好きになって、心臓がどんなふうに鼓動したかを。 私は、脳の仕組みなんて 知らないけど 記憶は 勝手に刻み込まれた。 たぶん、大切なことだからだ。 深い海のような 宇宙のような 美しい装丁と 『恋のライバルは草でした』のキャチコピーで 本屋さんで とびきり目を引いていた本。 購入を どうしようか 迷っている丁度のタイミングで 本好きの友人から ポチッたとの知らせ。 んっ? それならば、私も! と 購入ww 気孔や松茸を可愛いと プリントしたTシャツを着て 研究への只ならぬほどの熱意を持つ 本村さん 殺し屋の風貌、頭脳明晰、 でも、心優しい一面も覗かせる松田研究室の室長 松田さん 口は悪いが、料理の腕は 天下一品 情にも厚い 円服亭の店主、円谷大将 好奇心旺盛で まっすぐ素直な 藤丸くん そのほか チャーミングな人ばかり出てきた。 私も この本の登場人物になれないかな… 大学の葉っぱをお掃除するオバチャンくらいになら してもらえるかな?( *´艸`) そうだ! 東大は 銀杏がきれいなんだっけ… 今年は、見に行ってみよう (*´ω`*) みんな 光を食べて生きている!

Posted byブクログ

2018/10/03
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愛という概念のない植物に一生を捧ぐと決めた女子大学院生と、愛を込めて料理に打ち込む修行中の料理人。 この二人の恋のやりとりがなんともじれったい。 個人的には最後は妥協してくっつくと言う展開よりも、しっかり植物への愛を貫き通したあのオチで良かったと思った。ちょっと切なさの残る後味…でもきっとこれから先もしかしたら!? と、思いたくなるような感じ。

Posted byブクログ

2018/10/01
  • ネタバレ

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内容としては小暮荘物語に近いところがあるかな?といった感じでした。 ラブコメ要素が強くて読みやすく、毎朝毎晩読み進めてしまいました。三浦しをんによくある「章によって主人公が変わる」視点もよかったのですが、もっとほかの登場人物の話も見たかったなと。女先輩のちまっとした話が最終章でチョロっとだけでてきて「もっとちょうだい!」と思ってしまいました。けど、話筋的には全然変ではないし、ただの趣味の問題かなと。 もう少し主人公とヒロインのこれからや、研究者たちの生い立ち、これからも気になるのでぜひ続編が読みたいです。

Posted byブクログ

2018/09/30
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堪能した。しをんさんの取材力にまた圧倒された。こんな世界を書き上げるなんて凄い。頭で理解できても、読者に理解できるよう文章にするのは本当に凄いと思う。誰も嫌な人が出てこない。皆が真剣で真摯。1ページだって嫌な気分にならなかった。読後幸せを感じました。藤丸くん、いい人過ぎる。本村さんが甘えてしまうのも分かる気がする。松田先生の過去に涙し、研究の成果に喜ぶ。諸岡先生のイモ愛に笑い、岩間さんの人間臭さに救われる。研究するって本当に大変なんだ。でも、藤丸くんの思いが報われて欲しいと思ってしまう。藤丸くん良いな。そして装丁の美しさ。見惚れてしまいました。

Posted byブクログ

2018/09/29

著者の作品は初めて読みました。研究者の日常と植物と人間の愛について丁寧に語られていて好感がもてますが、青年の現実感のなさが物語の濃度を薄めていると感じた。文体も私にとっては可もなく不可もなくといったところ。

Posted byブクログ

2018/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書のオビには「洋食屋の見習いである藤丸と、シロイヌナズナを研究する大学院生の本村との恋の光合成~」と書かれており、これはさぞかし難解な攻略対象なんだろえなぁと思って読んでいたが、まさか何事もなく終わってしまうとは… 恋愛小説という形であるが、研究内容の説明の記載が多く、期待して読むと教科書を読んでいるようでウンザリするので注意が必要。 また、ヒロインの本村が徹頭徹尾、研究のことばかりで人間的魅力に欠けるのも恋愛小説としては欠陥じゃないのか。なぜ、藤丸はこんな女を好きになったのか理解できない。 飲食店の店員が植物に詳しくなっただけの小説じゃないか…

Posted byブクログ

2018/09/24

料理人藤丸くんの植物研究一筋の本村さんへの恋。 藤丸くん目線の時は読みやすくて良かったんだけどなー。 視点が本村さんになったら、研究の話が多く斜め読みしてしまった。 でも女性で植物研究をして就職とか難しいだろうし、男性よりも研究を続けるのは難しいのだろうと、本村さんの不安や葛藤は...

料理人藤丸くんの植物研究一筋の本村さんへの恋。 藤丸くん目線の時は読みやすくて良かったんだけどなー。 視点が本村さんになったら、研究の話が多く斜め読みしてしまった。 でも女性で植物研究をして就職とか難しいだろうし、男性よりも研究を続けるのは難しいのだろうと、本村さんの不安や葛藤は読み手に分かりやすく、松田研究室の皆の仲の良さや、ひたむきは伝わってきた。 本村さんの植物愛が話の軸になるので仕方ないけど、やっぱりこのボリュームで研究の話が多くなるのはしんどかったなー。

Posted byブクログ

2018/09/10

一途な料理人。 植物しか愛さない女学生。 同じく植物をこよなく愛する研究室の面々。 面白い。 なんでもないような大学生活。 恋と植物で賑やかに過ぎていく。

Posted byブクログ

2018/09/10

愛について、大いに泣いた。気孔の白黒写真をTシャツにしちゃったやつ、欲しい。しをんちゃんの描く世界は優しい人達ばかりでとても癒される。

Posted byブクログ