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愛なき世界 の商品レビュー

3.8

502件のお客様レビュー

  1. 5つ

    103

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    138

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2018/10/23

かなりの分厚い本、毎日持ち歩いてなんとか図書館返却期限前に読了。時間さえとれればたぶんあっというまのおもしろさ。このタイトルだから三浦氏の暗いほうキタか⁈と思ってどきどきしたが、いやいや今回はこれかぁ、こうきたかぁと下調べがっつり系でした。付随する人物も、これまでにありそうでなさ...

かなりの分厚い本、毎日持ち歩いてなんとか図書館返却期限前に読了。時間さえとれればたぶんあっというまのおもしろさ。このタイトルだから三浦氏の暗いほうキタか⁈と思ってどきどきしたが、いやいや今回はこれかぁ、こうきたかぁと下調べがっつり系でした。付随する人物も、これまでにありそうでなさそうなまたまた個性豊かな面々が設定されており、いやぁさすがですわ。しかし映画化はセリフが難しいぞ‼︎ やれるか若人。

Posted byブクログ

2018/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学の理系研究室を舞台にした『舟を編む』って感じ。今回は女性が研究者で、男性が調理師。知的な専門オタクと飲食店員を恋愛させるのが好きだね。これは恋愛まで行かなかったけど。 理系といっても純粋数学や宇宙物理学だと研究内容が小説にしにくいけど、動植物関連なら読者もどうにかついて来れる。これは東大の塚谷裕一さんが、植物の小説を書いて欲しいと三浦しをんに言って書かれたらしいので、先に植物学があったわけだけど。 『舟を編む』の辞書編纂のシーンの面白さと比べると、こちらの植物研究のシーンは(一生懸命面白くなるように書いてるけど)そうでもない。三浦しをんが下手なのではなく、植物で研究室内が舞台だとこれが精一杯かも。採取の旅みたいなものならもっと面白くできたかもしれないけど、研究者の日常ってそんなにドラマチックなものではないからなあ。『動物のお医者さん』にも似ていると思ったけど、あれほどキャラ豊富でもない。植物だから。 まあ正直言って、三浦しをんの小説としてすごく面白いわけではない。飲食店の調理師見習いが東大の研究室の仲間に入れてもらえることはまずないと思うし。藤丸のしゃべり方も気になった。研究者同士の恋愛にしたら良かったかもとも思ったけど、それだと研究内容を自然に解説できない。 そういう点では『決してマネしないでください』にも似ている。あれは物理学専攻の学生と学食の調理師だった。 ブックデザインは非常に凝っていて美しい。カバーの絵もいいが、カバーを外すと、本の表紙は星空(星空は物語の中に象徴的に出てくる)。扉の前のトレーシングペーパーに細胞が印刷されている。 これだけ素敵な本なのだから、もうちょっと面白かったら…と思う。

Posted byブクログ

2018/10/17

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Posted byブクログ

2018/10/16

「知りたい」って思い続けられるのはなんて凄いエネルギーなのだろう。 専門的な説明も多かったけど、藤丸くんのおおらかさのお陰か、さほど苦にならずに読み進められた。 しかし、この作品に「シロイヌナズナ」という言葉は一体いくつ出てきたのだろう? 誰か「知りたい」と思いたち、数える人は...

「知りたい」って思い続けられるのはなんて凄いエネルギーなのだろう。 専門的な説明も多かったけど、藤丸くんのおおらかさのお陰か、さほど苦にならずに読み進められた。 しかし、この作品に「シロイヌナズナ」という言葉は一体いくつ出てきたのだろう? 誰か「知りたい」と思いたち、数える人はいるだろうか(笑)

Posted byブクログ

2018/10/15

植物学の研究室を中心とした物語。 植物の基礎研究は全くの専門外なので、分野の話としてもおもしろかった。 本が終わっても変わらず物語が続いていくだろうと思える結末も良い。

Posted byブクログ

2018/10/15

T大にて植物学を研究する本村。何よりもシロイヌナズナが好き。そんな本村に洋食屋の見習い・藤丸は思いを寄せるが…。本村も藤丸も、研究室の面々をはじめ、登場人物はしをんさんならではの魅力的な人たちばかり。内容もしをん節炸裂。面白いだけでなく、本村のシロイヌナズナ愛の書きっぷり、素晴ら...

T大にて植物学を研究する本村。何よりもシロイヌナズナが好き。そんな本村に洋食屋の見習い・藤丸は思いを寄せるが…。本村も藤丸も、研究室の面々をはじめ、登場人物はしをんさんならではの魅力的な人たちばかり。内容もしをん節炸裂。面白いだけでなく、本村のシロイヌナズナ愛の書きっぷり、素晴らしい。そして、植物を通して考える愛。研究者って普通の人と目の付け所が違って新鮮で、そこからくる考え方、個性を垣間見れ、そう言った面からも楽しめました。藤丸と本村の関係も変わらぬ爽やかさで素敵。愛なき世界だけれど、でも愛、大あり。なんとなく『舟を編む』を思い出しました。

Posted byブクログ

2018/10/15

#愛なき世界 涙を誘う物語ではないのに、ラスト10ページくらいは涙が止まらなかった。光と希望に溢れた眩しい結末。装丁が美しい〜〜!!!

Posted byブクログ

2018/10/15

美しい装丁にうっとり。 手に取るたびに、その美しさに眺めてしまう。 内容は、、、専門的な部分をかなり読み飛ばしてしまったのだけど、登場人物がとても魅力的。 一途で真摯な姿勢は清清しく、輝く愛で溢れていて、とてもきれいな気持ちになる。 そして。スーっときて、ギュっとして、サッと終わ...

美しい装丁にうっとり。 手に取るたびに、その美しさに眺めてしまう。 内容は、、、専門的な部分をかなり読み飛ばしてしまったのだけど、登場人物がとても魅力的。 一途で真摯な姿勢は清清しく、輝く愛で溢れていて、とてもきれいな気持ちになる。 そして。スーっときて、ギュっとして、サッと終わる、三浦しをんらしいのだ。

Posted byブクログ

2018/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

装丁に惹かれて購入。 植物女子が少しずつ恋愛に目覚める話かと思ったら、全然目覚めなかった!笑 植物の難しい話もたくさん出て来るけど、基本的には藤丸君を見守りながら、良い人さにほっこりするお話。 愛なき世界に生きる植物。 その植物を愛する女子。 その女子を愛する普通の男の子。 色んな愛の形があるね。 植物と違って意志を持つ人間の不思議さについて少し考えさせられました。

Posted byブクログ

2018/10/14

藤丸君がいい人。好きな人の興味のあることに関心が持てるって素晴らしいですね。難しいことは全然わからないけど、わかろうと歩み寄ってるところが健気で好きです。 今まで知らなかった世界に入り込めるところが、三浦しをんさんの作品の魅力ですね。

Posted byブクログ