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愛なき世界 の商品レビュー

3.8

509件のお客様レビュー

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    106

  2. 4つ

    197

  3. 3つ

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2018/12/16

なんか無理だった 小説とか文学というより ただ著者が興味ある分野を徹底的に 調査してそれを並べて お話書いてるような感じがした。 それはそれで良いとしても わたしは今これを求めてない。

Posted byブクログ

2018/12/14

“恋のライバルは草でした。(マジ)” この帯が気になって購入。 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。 勢い余って告白するも「愛のない世界を生きる植物の研究に、すべてを捧げたいから」と...

“恋のライバルは草でした。(マジ)” この帯が気になって購入。 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。 勢い余って告白するも「愛のない世界を生きる植物の研究に、すべてを捧げたいから」という理由で振られる。 昼食を配達する近所の洋食屋の店員として、そして植物の研究に興味のある友人として関係は続くが、彼らの関係に変化は訪れるのか。 とにかくキャラクターが良い。 ただひたすらに植物の研究に人生を捧げる本村さんは変人だけど、だからこそ素敵だと思う。 そしてそれを素敵だと思える藤丸くんも素敵だと思う。 何かにのめりこんで四六時中それについて考えるような生き方は誰かに指示されてできるものではく、純粋に“好き”“知りたい”という執着にも近い感情に突き動かされているのではないか。そしてそれは“愛”ではないの?研究に人生を捧げる人たちを「そんな人もいるよな」と当然のこととして柔軟に受け入れられる主人公の視点を通して見ていく一年間。 植物学の権威だけど見た目が殺し屋のような教授、温室をジャングルにしてしまう後輩男子、ぶっきらぼうだけど面倒見のいい洋食屋の大将など個性的な面々とのやりとりも楽しい。 決まった路線を歩くことを是とされがちな世の中で型にはまらなくてもいいんだよと背中を押された気分。 愛というものに決まった形はないのだなあと思う。 あと、以前よりちょっと植物に興味を持てる。顕微鏡のぞいてみたい。

Posted byブクログ

2018/12/13

松田教授の過去の親友の話には 思わず涙したり、飄々とした藤丸君の でも核心を突いた 言葉に はっとさせられ、 愛なき世界 という題名ですが ふんわりと温かな愛が 世界中に満ちているんだ という小説でした

Posted byブクログ

2018/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

洋食屋の住み込み料理人の藤丸は、 よく店に来る大学院生の紗英に恋をするが、 彼女は植物にしか興味がなく… 大学の研究室の描写が緻密で、 ああ、研究者でこういう人いるいる、と思いながら読んだ。 まだもう一展開できそうな終わりかただったけど、 せつないなあ。 藤丸くんは素直で、好きな人の好きなものに興味を持って見聞を広めて行くところが良い。 こういう柔軟な人って自分で知識を深めていけるし、 紗英ちゃんみたいなわが道を行くタイプには、 良い理解者になると思うのだけどな。 もったいない!と思いながら読みました。

Posted byブクログ

2018/12/09

バリバリ文系で私立大出身の私には、国立理系のトップ大学は未知の世界…難しい話も多かったが、研究の世界は本当に地道で根気のいるものなんだとしみじみ思う。 娘がリケジョの道に進むので、こんな感じなのかな…と思うと将来が心配にもなるが、私には到底関われない世界なので、知識や能力のある...

バリバリ文系で私立大出身の私には、国立理系のトップ大学は未知の世界…難しい話も多かったが、研究の世界は本当に地道で根気のいるものなんだとしみじみ思う。 娘がリケジョの道に進むので、こんな感じなのかな…と思うと将来が心配にもなるが、私には到底関われない世界なので、知識や能力のある人たちに頑張っていただきたい。

Posted byブクログ

2018/12/09

一生に一度の恋の相手が、人類だとは限らない。 ハードカバーの本は嵩張るから、買うなら文庫にしなきゃと心がけていた私の我慢を、呆気なく一目で打ち砕いた美しい表紙!読み終わった後は、その美しさの意味も分かって、より輝いてみえる...。 映画化もした三浦しをん作品の『舟を編む』と 同...

一生に一度の恋の相手が、人類だとは限らない。 ハードカバーの本は嵩張るから、買うなら文庫にしなきゃと心がけていた私の我慢を、呆気なく一目で打ち砕いた美しい表紙!読み終わった後は、その美しさの意味も分かって、より輝いてみえる...。 映画化もした三浦しをん作品の『舟を編む』と 同じように、好きなことに熱中して生きる人たちのお話。それほどまでにのめり込むものをまだ持たない私としては羨ましさを感じつつ、大切なことはそういったものを持っているかいないかではないのだと気づかされる。 毎日代わり映えしないし、将来不安しかないけど、明日も頑張ろうという気持ちになれる作品。

Posted byブクログ

2018/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国立T大学赤門近くの洋食屋「円服亭」の住み込み店員藤丸陽太と、T大理学部で植物学を専攻している大学院生・本村が主人公。植物に恋し、日々を捧げている本村に恋をした藤丸。いわゆるお勉強が苦手なタイプの藤丸だが、本村をはじめとする松田研究室の人々との交流で、植物の魅力を共感し、その不思議を解き明かそうとする本村たちを美味しい食事を作ることでかげながら支える(?)藤丸は一生懸命研究に打ち込む本村といい組み合わせのように思った。

Posted byブクログ

2018/12/04

大学院生になったような気がする。 いやいや、料理人になった気かな? 真っ直ぐな生き方の大切さを見ました。

Posted byブクログ

2018/11/29

図書館予約で初めて1番目にゲット(^^)v ガッツリ長編だったけれど、あっという間にしをんワールドにハート奪われ一気読み♡ 変人だけど愛すべき登場人物達、初めて垣間見る植物学の世界、葛藤しながらも真摯に向き合う日々の積み重ね・・・読み終わって改めて見る装丁は更に一層愛に溢れて見え...

図書館予約で初めて1番目にゲット(^^)v ガッツリ長編だったけれど、あっという間にしをんワールドにハート奪われ一気読み♡ 変人だけど愛すべき登場人物達、初めて垣間見る植物学の世界、葛藤しながらも真摯に向き合う日々の積み重ね・・・読み終わって改めて見る装丁は更に一層愛に溢れて見えました

Posted byブクログ

2018/11/26

新聞小説ですでに既読。 でも、本になると一気に読めてまた 趣か変わって楽しめた。 愛なきというが、愛が溢れ過ぎている世界の話。 T大学大学院でで植物を研究する本村さんに洋食屋で働く藤丸くんが恋をする。 植物には愛はない、だから自分の恋愛はしない、研究に捧げると本村さんは 藤丸...

新聞小説ですでに既読。 でも、本になると一気に読めてまた 趣か変わって楽しめた。 愛なきというが、愛が溢れ過ぎている世界の話。 T大学大学院でで植物を研究する本村さんに洋食屋で働く藤丸くんが恋をする。 植物には愛はない、だから自分の恋愛はしない、研究に捧げると本村さんは 藤丸くんの告白を断ってしまう。 さて、そこに愛はあるのか! 藤丸くんのどこまでもまっすぐな性格がとても魅力的。 誰とも付き合わないというわりに まぁまぁ藤丸にメロメロになってる感のある本村さんも興味深い。 いつか気付くんだろうか。 殺し屋みたいに見える松田先生も素敵だった。 登場人物の全てに愛があり、 愛溢れる素敵な作品。 新聞では挿絵を青井秋さんが描いていてそれも見たかったな。 なんで、載せないのかなぁ。 でも、装画は青井さんで、おそらく私の知ってる本の中でも、 最も美しい装画だと思った。 それはそれは素晴らしい。 装画の美しさを最大限にひきだす 装幀、素晴らしい。 あぁ、ここにも愛が。

Posted byブクログ