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愛なき世界 の商品レビュー

3.8

500件のお客様レビュー

  1. 5つ

    102

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    137

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/07/06

タイトルに反して、ほっこり愛を感じる作品。 出てくるキャラクターがみんなまっすぐで優しくてかわいい。読んでいてキュンとする。

Posted byブクログ

2023/06/30

装幀が綺麗すぎる 植物の研究をする院生の世界に入れて、いつまでも読んでいたくなる居心地のいいお話だった

Posted byブクログ

2023/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

植物を研究する大学院生の本村。その本村に恋をしてしまう洋食屋の見習いコック藤丸。 藤丸は本村に2回告白するも2回ふられる。なぜなら、本村は人間と恋愛する事に興味を持てない程、植物に夢中だから。 植物研究の話が難しく、読むの挫折しそうになった。 でも研究者の実態?は興味深かった。 自分より植物を選んだ本村の事を理解できる藤丸。いいやつ!

Posted byブクログ

2023/06/27

植物への愛が止まらない! 大学の植物学研究室や実験室の様子が見事に描写されていて、やはり三浦しをんさんは上手いな〜と思った。 シロイヌナズナの葉の研究に没頭する院生、本村紗英。彼女に恋した洋食屋の店員、藤丸陽太もいつしか植物の不思議な魅力にはまっていく。 テンポ良く話が進んで...

植物への愛が止まらない! 大学の植物学研究室や実験室の様子が見事に描写されていて、やはり三浦しをんさんは上手いな〜と思った。 シロイヌナズナの葉の研究に没頭する院生、本村紗英。彼女に恋した洋食屋の店員、藤丸陽太もいつしか植物の不思議な魅力にはまっていく。 テンポ良く話が進んでいくので、最後まで一気に読んでしまった。 個性派揃いの研究者たち。植物愛ゆえの不可解な行動も何だか可愛らしく思えてくるから不思議だ。 黒服を着た殺し屋のような松田教授。 俊足のおイモ先生こと、諸岡教授。 サボテンが命の加藤くん・・ 洋食屋「円服亭」店主の円谷とはなちゃん、店のお客さんらも好きだなぁ。ほっこりとした味わいの物語になっていると思う。 『愛』と言う概念を持たない植物。 それでも光と水を糧に成長し生きていくことができる。食べ物があるだけでは決して満たされない人間の『生きる』意味とは・・ 「私は知りたい!私と同じように地球上で生きている、不思議で魅力的な植物をこれからも知るために、研究者として生きていく。」  植物に情熱を注ぐ彼女を羨ましく思いながら、表紙の上で青く光る宇宙をまた見つめてしまった。 

Posted byブクログ

2023/06/23

みんな好きだが藤丸くんが特に好き。 脳内キャストは無邪気っぽさで平野紫耀くん。 よくこんな題材を思い付いたねー。

Posted byブクログ

2023/06/17

一緒にキラキラした細胞を顕微鏡で覗いている気持ちになった! 難しい用語は多いけど、明るくとぼけている藤丸くんに救われて、どんどん読み進められる。 悪い人が一切出てこない、この世界の一員になれている気がして良かった。

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2023/06/09

愛なき世界って、実は植物の世界。 でも、それって・・・。 大学院で植物学を研究する主人公とお弁当を配達する男性の恋(片思い?)物語が、高度な植物学の研究を交えて、清々しく描かれています。 作者の筆力による人物像が長けていて、惹きこまれてしまい、一気に読み進んでしまいます。 小さな...

愛なき世界って、実は植物の世界。 でも、それって・・・。 大学院で植物学を研究する主人公とお弁当を配達する男性の恋(片思い?)物語が、高度な植物学の研究を交えて、清々しく描かれています。 作者の筆力による人物像が長けていて、惹きこまれてしまい、一気に読み進んでしまいます。 小さなハラハラ、ドキドキが随所にあって、 読了感の心地よいものが好きな方にはお勧めです。

Posted byブクログ

2023/06/04

少々厚めで専門用語や触れたことのない実験など沢山出てきて自分比で読了に時間がかかった。時間がかかっても最後まで読みたいと思える内容でとても面白かった。わかりやすい説明をして頂きながらも脳みそフル回転。一生分のシロイヌナズナというワードを見た気がする。 松田教室の方々も円服亭の皆々...

少々厚めで専門用語や触れたことのない実験など沢山出てきて自分比で読了に時間がかかった。時間がかかっても最後まで読みたいと思える内容でとても面白かった。わかりやすい説明をして頂きながらも脳みそフル回転。一生分のシロイヌナズナというワードを見た気がする。 松田教室の方々も円服亭の皆々も優しい世界。藤丸くんの料理にも本村さんにもまっすぐな心持ちがとても良い。

Posted byブクログ

2023/05/28

東大赤門前の定食屋見習いと東大理学部D1を中心に、コメディタッチで研究の苦しさと素晴らしさを描く名作。タイトルと違い、不快な方のいない、非常に愛ある世界。定食屋の場所は吉田の豚汁か、一番餃子あたり?

Posted byブクログ

2023/05/14

装丁に惹かれたので手に取りました。愛を持たない植物への愛に溢れていました。文系ですが大学で役に立たない研究をしていたので、つい読み耽ってしまいました。研究対象に恋してしまう気持ち分かる。理系の院生には尊敬します。自分が今打ち込んでいることにとことん向き合う勇気がもらえました。

Posted byブクログ