ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。 の商品レビュー
学校は理不尽なことを経験するところだというところに共感する 自分も子供の時「おかしいなぁ」と思ってことがよくあったので。「友達100人」の歌詞も嫌いだった こんなお父さんに育てられた子はちゃんと育つだろうなぁと思う 遅かったかな なりたい職業なんてわからないのに無理矢理「夢...
学校は理不尽なことを経験するところだというところに共感する 自分も子供の時「おかしいなぁ」と思ってことがよくあったので。「友達100人」の歌詞も嫌いだった こんなお父さんに育てられた子はちゃんと育つだろうなぁと思う 遅かったかな なりたい職業なんてわからないのに無理矢理「夢」として書かされていたこともある 人によって幸せは違う 日本人は稼ぐことが目的の人が多く、ライフワークをこなしている人は少ないんだろうなぁ 苦労はさせなくていいけど経験はさせた方がいい
Posted by
2022年7月10日読了。写真家・幡野広志氏による子どもに向けたエッセイ集。34歳でガンを宣告され闘病しながら活動している著者の言葉には重み、考え尽くされた真剣さ、厳しさ、それと軽やかなユーモアが感じられて読み応えがあった。タイトルからしていかにも軋轢を呼びそうというか、「そう書...
2022年7月10日読了。写真家・幡野広志氏による子どもに向けたエッセイ集。34歳でガンを宣告され闘病しながら活動している著者の言葉には重み、考え尽くされた真剣さ、厳しさ、それと軽やかなユーモアが感じられて読み応えがあった。タイトルからしていかにも軋轢を呼びそうというか、「そう書かれるお前の親の気持ちを考えろ」とか炎上してしまいそう、と自分だったらためらってしまうが、そんなの関係ない・自分の最愛の存在へ向ける思いに比べたら、いつ死ぬかもわからない身からするとそんな心配全くゴミみたいなもの、なのかなあ…。自分も、大事な・大切なものは何かを定めて、そのために自分の方針であったり使うべきリソースを考えていかないといかんよなあ…自分だってそう何十年も生きられるわけじゃないしね。
Posted by
読みやすかった。 お子さんが大きくなったら100万円渡すというプラン、とても良いと思いました。 猟をされるということで、その描写が生々しかったです。 あと、癌になった人に対する「優しい虐待」という言葉。私も自分の振る舞いがそうならないようにしたいです。
Posted by
余命3年と診断された写真家が、2歳の息子に残すために書いた本。シンプルで本質的な考え方、端的な言葉で読みやすい。2022年現在も存命とのことで安心した。 ・優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない ・学校は、理不尽さを学ぶ場所 ・人の目を気にせず、自分の経験を。そ...
余命3年と診断された写真家が、2歳の息子に残すために書いた本。シンプルで本質的な考え方、端的な言葉で読みやすい。2022年現在も存命とのことで安心した。 ・優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない ・学校は、理不尽さを学ぶ場所 ・人の目を気にせず、自分の経験を。それが自信につながる。 ・夢は職業の先にあるもの。職業を夢にしても意味がない。夢を叶えるためにお金と仕事というツールがある。 ・子供が何を選ぼうと、その答えを受け入れて、ずっと背中を押してあげる ・親は灯台のような存在。明るい時は見えなくても、暗い海で不安になった時に遠くでぼんやり光り安心感を与える。
Posted by
優しい虐待 夢を職業にしてほしくない が心に残った。 幡野さんの奥さんって懐の広い人なんだろうなあ。 まだご存命なことに安堵した。 私もがんばろう。
Posted by
幡野さんのことは、糸井重里さんのTwitterを見るようになって知った。 コロナの影響があちこち出始めた時期のこと。 他にはない存在感の人生相談の記事や日々のツイートの中に、 物事を見る目の、自分なりの通り道がすっと通っているところに毎回唸る。 幡野さんから見えるところ、拾うとこ...
幡野さんのことは、糸井重里さんのTwitterを見るようになって知った。 コロナの影響があちこち出始めた時期のこと。 他にはない存在感の人生相談の記事や日々のツイートの中に、 物事を見る目の、自分なりの通り道がすっと通っているところに毎回唸る。 幡野さんから見えるところ、拾うところ、繋げるところ、には、 他の人が形にできずにいるモヤモヤがたくさんある。 がんと診断されて、激しい痛みに苦しんだのち、放射線治療で人心地着いた中で、 生活の変化や周りの人の対応や、いろいろと経験したことから生まれた思いから、 息子さんへに父親が残せる生きていく上の指針を書いた1冊。 というか愛情いっぱいのラブレターですね。 最初の方の、 「子供に付けようと思う名前を、親が2,3カ月試しに使ってみよう」という文章は 目からウロコでした。ほんとにそうだ! この本の中には、自分で経験することの大事さが何度も書かれる。 人から受ける気持ちの悪い優しい虐待の怖さも。 「息子が18になったら100万円を上げようと思っている」の言葉も、一瞬「え?」と思うが、 若い時の1日を、つまらないバイトでお金を稼ぐために使うより、その手間を省いてあげて より多くの経験をさせる、という発想が、ものすごく理にかなってるなと思った。 大人になったら時間もなくなるし、自由も利かなくなる。 人との関係で感受性もすり減っていく。 若くてなんでも濃密に吸収できて、失敗してもどうにかできる時間のあるうちに、 やりたいと思ったことをどんどんやらせる。 コスパの悪い、お金を作るという時間を、まず省いてあげる。なるほど。 こういう発想をする親を見ていれば、子どもの側だって 与えられたお金をつまらないことで無駄に減らすようなことはしないだろう。 自分のためにならない足を引っ張るような人間関係や、苦労のための苦労は、 それに耐えたから強くなるようなものではなく、自分自身を歪めていくものだ。 たとえ良い資質を備えていても、嫌な奴になったらそれを活かすことはできない。 小さな成功体験でも、出来たこと、褒められたという経験値を積み重ね、 自分の中に自信を作っていけたら、迷ってもなんとか進んでいける。 こういう言葉をつづる幡野さん自身、 自己肯定感が低いとか、家庭環境もそれほど良くはなかった、 と話すのが意外に思える。 息子という存在を前に、真摯に向き合って語る言葉は、 見栄も体裁もなく、まっすぐに優しく届く。 嘘なんてつくわけもなく、ただ相手を思う、そのままに伝える。 特定の誰かに向かって言う言葉が、他の、無関係の不特定多数にとっても響いていく。 世の中にある、ありきたりな不平不満、どこかで見たような悩みも、 定型にしばられず、自分の目で見れば、どこに解決するポイントがあり、 どこにこだわっていてもしょうがない部分があるかも見えてくる。 幡野さんの言葉を読み、言われてみればそうだよ、と思うが、 そう思うにいたる思考のみちすじは、誰もが持っているものではないところに唸る。
Posted by
死を通して日常を考えることが私にももっと必要な視点だなぁと。モヤモヤしてることがちょっと良くなってくる、本はいい薬になるなぁ
Posted by
自分が子どものころ、周囲にいてほしかった大人になろうとしている 幸せの価値観は人それぞれだ。 人は自分の幸せの価値観に沿っていない人を見かけると、その人を不幸だと決めつけてしまうのかもしれない。 こういう本、本来はあんまり好きじゃないし絶対買わへんけど、読んで良かったかな。 ...
自分が子どものころ、周囲にいてほしかった大人になろうとしている 幸せの価値観は人それぞれだ。 人は自分の幸せの価値観に沿っていない人を見かけると、その人を不幸だと決めつけてしまうのかもしれない。 こういう本、本来はあんまり好きじゃないし絶対買わへんけど、読んで良かったかな。 自分のなかで親になりたいかどうかってのは、正直今はわからんけど、いつか、また読み返すときが来る気がするな。
Posted by
この本は正に今、自分が出会う必要があった本でした。出会えて本当に良かったです。子育てをしている人は勿論、全ての人におすすめしたい一冊です。 ☆優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない。 こういう、当たり前のことが書かれています。でも、親でいることの多忙さや難しさに気...
この本は正に今、自分が出会う必要があった本でした。出会えて本当に良かったです。子育てをしている人は勿論、全ての人におすすめしたい一冊です。 ☆優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない。 こういう、当たり前のことが書かれています。でも、親でいることの多忙さや難しさに気を取られて、本当に大切な根本的な事がいつの間にか抜けて行っていたことにハッとさせられます。 著者は、まだ若いのに、癌で近いうちにこの世を去る可能性が高いそうです。幼い息子に伝えておきたいという強い思いで書かれた、純粋で無駄のない文章によって、思いがダイレクトに胸に染みてきます。 ☆学校とは、理不尽さを学ぶ場所なのだ。 ☆仕事=自分ではない。職業を夢にしてもあんまり意味がない。 ☆いくら好きなことでも、自分の全てを注ぎ込むのはやめた方がいい。趣味を1つにしてしまうと、それがアイデンティティーになるから、自分のアイデンティティーを守るために人を攻撃したり、足を引っ張ったりするようになる。 など、書かれています。 似たような専門的な本は沢山ありますが、私にとっては今までで一番しっくり来て、読んで良かった!と思える素晴らしい本でした。
Posted by
2年前、デザインプレックス研究所で学んでいた頃に2階の書店で購入。 1年前、はじめての一人暮らしを実家ではじめた頃に読み始めた。 序盤で止まってた。限られた本棚で手放さずにいた。 大分経ったけど、確か冒頭にあった子供につける名前を代わりに自分がなのって体験してみるエピソードは印...
2年前、デザインプレックス研究所で学んでいた頃に2階の書店で購入。 1年前、はじめての一人暮らしを実家ではじめた頃に読み始めた。 序盤で止まってた。限られた本棚で手放さずにいた。 大分経ったけど、確か冒頭にあった子供につける名前を代わりに自分がなのって体験してみるエピソードは印象的でずっと覚えていた。 5月3日の寝起きに一気読み。 後半では狩猟のシーンが印象的だった。持ち帰れない鹿を撃って、血をすくって飲んで、体力を取り戻して下山した話、うさぎを打って、リュックに入れて持ち帰ったらリュックの形でカチコチになってた話、動物は打っても一瞬で死なないこと。肉を食べるのに「かわいそう」という人々。 友人で猟師のSさんを思い出した。
Posted by